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竹川美奈子氏が登壇する『iDeCo』と『つみたてNISA』の活用セミナーに参加してきました

積み立てのイメージ

先日、『iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)』と『つみたてNISA』に関するセミナーに竹川美奈子さんが登壇されるという話を聞き、セミナーに参加してきました。竹川さんは、『投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year』の運営委員を務めたり、イデコに関する書籍を出版されるなど、投資に関する情報を発信されている方です。

竹川さんの直近の著書には、『一番やさしい! 一番くわしい! 個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)活用入門』 、『税金がタダになる、おトクな 「つみたてNISA」「一般NISA」活用入門 』などがあります。

今回のセミナーでは、『将来に備えた投資の必要性』『iDeCoとつみたてNISAの紹介』『制度の活用法』などの話がありました。その中から個人的に興味深いと思った点をピックアップしてお伝えしたいと思います。

お金をふやす仕組みを作ってしまいましょう

竹川:お給料が入ったら生活費に回すだけでなく、給与天引きで貯蓄をしたり、銀行口座や証券口座にお金が回るようにして、お金を貯める・増やす仕組みを作るということが大切です。

お金は意識して貯蓄や投資に資金を振り向けないと、なかなか貯まりませんよね。給与天引きなどで貯蓄をしたり、銀行口座から投資用の資金を自動的に振り替えるなどのサービスを利用して、貯蓄や投資をする仕組みづくりは大切だと思います。私自身も、月に1万円を積み立てる仕組みを作って投資をしています

ちなみに、大手ネット証券の中でもマネックスSBIauカブコムでは、投資信託の積み立てなどで必要な資金を、銀行口座から直接引落しできるサービスを用意しています。地味な機能ですが、これがあなどれません。

投資信託を積み立てしていると徐々に資金が減り、気づかないうちに資金がゼロで買い付けに失敗しているなんてこともあります。こうならないよう定期的に入金をするのですが、資金の移動は意外と手間がかかります。運用資金を銀行から直接引き落とすサービスは使って損はないと思います。

お金を『貯めてから増やす』ではなく『貯めながら増やす』

竹川:投資はある程度の資金がないと始められないというイメージもあります。確かに、数年前までは数万円からでないと、投資できないという状況でした。しかし、最近では数百円から数千円からでも投資できる環境が整っています。ですから、『お金が貯まってから投資』ではなく、『お金を貯めながら投資』ができます。

投資以外にも言えることですが、機会が来たら・準備ができたらと思っていると、なかなか物事に取り組めず、ズルズルと時間だけが過ぎてしまうということがよくあります。資産形成も同じで、準備ができたら・・・と言っているとなかなか取り組めないものです。

なぜ『iDeCo(イデコ)・つみたてNISA』を活用するのか?

竹川iDeCo(イデコ)つみたてNISAは長期で資産運用をするために、税制面でのメリットが設けられています。どちらの制度も、運用時の利益は非課税です(通常の場合は、利益の約2割が税金として引かれます)。

また、イデコは掛金が全額所得控除の対象です。つまり、イデコの掛金は、支払う税金の計算の算定から外されます。所得の額によって支払う税金は決まるので、イデコに資金を振り向けた分、所得税・住民税の負担が減ります

通常の課税口座ではこうした優遇は受けられません。ただし、イデコつみたてNISA双方とも利用には条件がありますので、事前に双方の特徴を把握しておきましょう。

節税した分を意識してお金を使わないと、そのまま消えてしまいます

竹川:iDeCo(イデコ)を使うと、所得税と住民税が節税されます。所得税の節税分は、年末調整や確定申告で戻ります。住民税は翌年安くなります。ここで注意したいのが『戻ってきた税金をそのまま使ってしまわない』ということです。

特に年末調整で戻ってきた税金を『お給料が増えた!』という感覚で使ってしまったら節税の意味がなくなってしまいます。この戻ってきたお金を、また貯蓄や投資に回すことが大切です。

年末、何かとお金を使うときに、年末調整で給与に上乗せしてお金が戻ってくると思わず使ってしまいがちです。年末調整をちょっとしたボーナスと思ってしまうのではなく、本来支払う税金が帰ってきたものと捉えて有効活用したいものですね!

イデコとNISAの活用法:非課税のメリットがある口座には、期待リターンの高い商品を置こう

竹川iDeCo(イデコ)つみたてNISAは、『運用益が非課税』『長期で運用できる』という特徴があります。ですから、将来期待できるリターンが小さい商品(例えば債券などをメインで運用する投資信託)よりも、期待リターンが大きい商品(株式を中心に運用する投資信託)を運用したほうが、期待リターンをより大きくできます

『でも、株式を中心に運用をする商品は値動きが大きいので、もう少しリスクが小さいバランス型の商品を運用したい。』という方もいらっしゃると思います。そうした場合は、非課税口座でリスクの小さい商品を運用するのではなく、一般の課税口座でリスクが小さい商品を持てば、非課税口座の枠を圧迫せず、リスクを分散することができます。

竹川さんもおっしゃっていましたが、『NISAの口座内でリスクの高い商品に何割投資し、リスクの低い商品に残りの予算を投資する』・・・と考えるのではなく、『トータルでバランスを取って、どこにどんな商品を置くか?』と考えた方が効率的です。

自分に合ったベストな投資を求めるより、ベターな投資を求める

資産運用でどんな商品が良いのか?どの商品が運用にかかるコストが低いのか?誰しも気になりますよね。こうした問いに対して竹川さんは・・・

竹川:投資する人それぞれの属性・背景が違うから、それぞれ投資する商品が違ってくる。また、投資する商品の成績に関しても運用を続けていって、初めて<成績が良かった・悪かった>が分かる。

商品にかかるコストについても、運用を続けていく中で、どの商品も手数料が引き下げられる可能性があるので、トータルでコストが低いものというのは、後から振り返ると分かる。

ベストを考えて投資するより、自分にとってそこそこ良いものを選んで、まずは始めてみる。そしてやりながら修正していくのが良いのではないか。

これも先に書いたこととつながってきますが、自分にぴったりな商品を探そうと考えていると、なかなか先に進みません。後からでも買い付ける商品は変更できるので、まずはベターな商品から始めて、早く時間を味方につけた投資に取り組む方が有益ということでしょう。

この記事の執筆者

やさしい投資信託のはじめ方編集部

やさしい投資信託のはじめ方編集部

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