PC表示スマホ表示
積立投資の基礎1 - 積立投資ってなに?

ETFを使ったリレー投資

※このページの“リレー投資”は上級編ですので、「難しくてよくわからない」「手間がかかるのはイヤ」という方は、そのまま次のページへお進みください。

積み立て投資をはじめてしばらくは、資産の金額が少ないですが、順調に積み立てるうちにまとまった金額を運用することになります。金額が増えて、そのままインデックスファンドを使って運用を続けていいのですが、いったんインデックスファンドを解約してETFを買い直すことで、運用コストをさらに抑えることができます。

リレー投資の運用イメージ

リレー投資の運用イメージ

長期保有で運用コストに差が出る

インデックスファンドをどんなETFへとリレーすればよいか、具体例を考えてみました。たとえば、日本株式であれば、三井住友TAMの「SMT TOPIXインデックス・オープン(インデックスファンド)」から「上場インデックスファンドTOPIX(ETF)」へリレーできます。チャートをご覧いただければわかりますが、TOPIXと同じような動きをしています。

TOPIXとトピックス連動型ETFの比較

では投資信託とETFの1年間の運用コストを、売買手数料も含めて比較してみましょう。(ここでは違いを分かりやすくするために、双方の商品を100万円で購入し、1年間で値段に変動がなかったとします。)

投資1年目で投資信託を売却することはまずあり得ませんが、将来的に売却することまで考慮に入れた場合、インデックスファンド4,496円に対して、ETF1,250円の手数料がかかります。2年目以降の運用を見ると、購入時の手数料はかからず、運用管理費用のみがかかるので、リレー投資をすることにより、運用管理費用は0.3996%から0.088%へと約0.3%も減らすことができます。運用管理費用は保有している間ずっとかかるコストですから、1年あたり0.3%の差は大きく、20〜30年と長期的な視点で見るとかなりの差になると思います。資産の管理をすることが面倒でない方は挑戦してみる価値があると思います。

<100万円投資した場合にかかる手数料の比較>
(SBI証券:2014年6月時点)
  投資信託 ETF
商品名 SMT トピックスインデックス・オープン 上場インデックスファンドTOPIX
購入手数料 無料 185円
運用手数料(信託報酬) 3,996円(年0.3996%) 880円(年0.088%)
売却手数料 500円(0.05%) 185円
手数料合計 4,496円 1,250円

リレー投資の注意点は?

リレー投資でETFに乗り換えるときに注意しておきたいことがあります。それは、利益が出ているインデックスファンドを売るときに税金がかかるということです。投資をするうえで、利益に対して税金を払うことはやむを得ないのですが、税金はできるだけ遅く払った方が有利です(税の繰り延べ効果)。

うまく税金を減らしたい場合は、利益が出ているファンドを売るときに、損が出ているファンドもいっしょに売ってください。これによりプラスとマイナスで利益相殺できるので節税が期待できます。ただし、損が出ているファンドを売るといっても、それによって目標とする資産配分が崩れてしまっては意味がないので、バランスにも気を付けてください。

もう1つの注意点は、ETFには分配金があるということです。配当金に課税される分、運用効率が落ちてしまいます。インデックスファンドとETF を比較したときに、運用管理費用に大した差がなければ、リレー投資をする効果は少ないといえます。


初心者取引ガイド

証券会社の口座開設から、投資信託の取引や積み立て投資を始めるところまで、画像などを使いながら、初心者の方でもわかるように解説しています。

NISAをはじめよう!

NISA(少額投資非課税制度)は、投資の利益にかかる税金が、約20%から『非課税』になる制度です。メリット・デメリットを知り、上手にNISAを使いましょう!!

NISAで投資信託を運用