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積み立てNISAを現行NISAと比較、そのメリット・デメリットをチェック

積み立てNISAのイメージ

投資信託や株の運用によって生まれた利益にかかる約20%の税金、それが0%になるのがNISAです。この制度自体は2014年からスタートしていますが、2018年1月より新たに『積み立てNISA』が作られることになりました。このページでは、積み立てNISAがどのような制度なのか?現行のNISAと比較してどのような違いがあるのか?そのメリットやデメリットについて見ていきます。

(当ページに掲載している情報は2016年12月時点のものです。今後制度改正によって、内容が変更される場合もあります。)

現行のNISAと積み立てNISAを比較

  現行NISA 積み立てNISA
年間に投資できる額 120万円まで 40万円まで
非課税で運用ができる期間 5年間(ロールオーバーを利用して最大10年間) 20年間
投資できる商品 株・投資信託 投資信託
(投資できる商品に条件ができる予定)
資産の途中引き出し いつでも可能

積み立てNISAは、現行のNISAと比べてより長期的に投資することを狙った制度です。特徴的なのは、年間最大40万円を20年という長期に渡って非課税で運用できる点です。現行の『年間120万円まで』と比較すると、ちょっと額が少なく感じるかもしれません。しかし、毎年40万円いっぱいまで非課税枠を活用すると、非課税投資総額は最大800万円です。(現行NISAでは、非課税投資総額は最大600万円)

積み立てNISAもう1つ特徴的なのは、投資できる商品が限られるという点です。現行のNISAは『』『投資信託』を買うことができますが、積み立てNISAは『投資信託』に限られています。また、詳細は決定していませんが、積み立てNISAで買える投資信託は長期投資に向いているもの(信託期間が一定以上ある、毎月分配型でない)などの制限が付く予定だそうです。

積み立てNISAは現行のNISAと併用ができません

『じゃあ2018年からは120万+40万で、年間160万円が非課税で運用できる!!』と考えた方も多いと思います。しかし、積み立てNISAは現行のNISAとの併用ができません。今後NISAを利用する場合は、どちらかを選ぶ必要があります。

投資信託を長期で積み立て、資産を作りたいという方は、2018年から始まる積み立てNISAは役立つ制度になりそうです。ただ、投資信託だけでなく株でも投資がしたい方は、現行のNISAを活用するのが良さそうです。

積み立てNISAのメリットとデメリットをおさらい

メリット

  •  ・積み立てNISAは、現行NISAと比較して長い期間非課税で運用ができる(20年間)
  •  ・非課税投資額が最大800万円まで拡大(現行NISAは最大600万円)

デメリット

  •  ・年間に投資できる額は、現行のNISAと比較すると少ない
  •  ・運用できる商品は、長期投資に向いている投資信託に限定される(毎月分配型などは除外される)

今後、現行のNISAをめぐる環境も変化しそうです

また、確定事項ではありませんが、NISAについては以下のような制度の変更案が出ています。

  •  ・NISAと積み立てNISAの一本化を検討。
  •  ・現行NISAで、非課税期間終了後のロールオーバーについて。現在は120万円を上限に次の非課税枠への移行ができるが、今後は120万円の上限を撤廃することを検討

NISAは、運用期間が5年間に限定されています。しかしロールオーバーを使うことで、5年の運用期間が終了した後も、引き続き5年間だけ運用を継続できます。

しかし、今までロールオーバーできる金額は120万円が限度でした。『今後も成長するかもしれない』商品を、部分的に売却する必要があったのです。しかし、この上限撤廃が実施されれば、NISAを利用した資産形成のボトルネックが解消されます。

積立NISAはどんな方におすすめな制度か?

さて、積み立てNISAはどんな方におすすめの制度なのでしょうか?少額からコツコツと運用をしたい方(投資初心者)向けの制度になるのではないかと考えています。NISAは非課税で資産運用ができる制度ですが、長期で資産運用をしたい方には、この制度改正はありがたいと思います。

積み立てNISAと個人型確定拠出年金も比較

NISAと同じく、運用益を非課税で受け取れる制度に確定拠出年金があります。この制度は、投資信託などを積み立て、老後の年金を作る制度です。運用益が非課税になるのは同じですが、それぞれの制度で大きく異るのは、運用期間です。確定拠出年金は、あくまでも年金を上乗せを目的とした制度で、原則60歳まで資金を引き出すことができません。5年、10年後に使うお金の運用には向いていません。また運用できる商品も異なり、確定拠出年金の方が運用できる商品の幅が広いです。

  積み立てNISA 個人型確定拠出年金
年間に投資できる額 40万円まで 14万4,000円~81万6,000円
非課税で運用ができる期間 20年間 60歳になるまで
投資できる商品 投資信託
(投資できる商品に条件ができる予定)
預金・投資信託・保険
資産の途中引き出し いつでも可能 原則60歳になるまで不可

NISAも個人型確定拠出年金も、運用にかかる利益が非課税なので、将来の資産形成に役立ちます。それぞれの制度にメリット・デメリットがありますので、そこを見極めて上手に利用していただきたいと思います。


初心者取引ガイド

証券会社の口座開設から、投資信託の取引や積み立て投資を始めるところまで、画像などを使いながら、初心者の方でもわかるように解説しています。

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