おすすめ投資信託ランキング
投信ブロガーがオススメするファンド

証券会社のウェブページや金融雑誌をチェックすると、投資信託の『純資産額』『販売金額』ランキングなどを見かけることがあります。これらを見て投資信託を購入するのも良いですが、個人投資家の目線で選ばれた投資信託のランキングをチェックするのはいかがでしょうか?
ここで紹介する「投信ブロガーが選ぶFund of the Year」は、投資信託を運用する個人投資家代表の有名ブロガーさんや、投資信託に関する著書を持つ竹川美奈子氏などが集まって「個人投資家目線で見て、良い投資信託を広めよう」という試みによって発表されているものです。
「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」とは?
投資信託について一般投資家の目線でつねに考え、情報を集め、ブログを書いている投信ブロガーたち。投資信託の事情通である彼らが支持する投資信託はどれか?
証券会社の宣伝やうたい文句にまどわされず、自分たちにとって本当によいと思える投資信託を投信ブロガーたちが投票で選び、それを広めることで「自分たちの手でよりよい投資環境を作っていこう!」というイベントです。
引用 - 投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017
歴代の『投信ブロガーが選ぶ! ファンドオブザイヤー』のランキング
先進国から新興国まで世界の株式市場の動向を表す指数と連動するように作られています。簡単にいえば、これ1本で世界の株式市場に投資できます。2018年から開始された『つみたてNISA』の対象商品です。これはバンガード社の『バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)』に投資しています。バンガード社は、世界的に有名な米国の資産運用会社です。商品の運用にかかるコストの低さで定評があります。
しかしVTに投資する場合、外国株口座が必要であったり、つみたて投資が難しいなどのハードルがありましたが、こちらはそれらハードルが無くなった画期的な商品です。
運用期間が短かいため、純資産総額がまだ小さく、実質コストが不明な部分もありますが、今後の発展が気になるファンドの1つです。
日本を除く主要先進国に投資できます。同様の商品の中でも特に信託報酬が低く、純資産総額が700億円を超えています。
<購入・換金手数料なし>シリーズは信託報酬の低さにこだわり、シリーズ販売開始の2013年から数回にわたる信託報酬の引き下げを実施しています。そうした運用会社の姿勢も、高い評価を得る理由の1つです。
昨年まで3年連続1位でしたが、残念ながら2位下がってしまいました。しかし、このファンドの魅力は決して衰えていないと思います。
米国の大型株から小型株まで含まれる株式指数と連動するように作られたファンドです。この商品も、1位の『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』と同様、バンガード社のETFに投資する商品です。
運用コストが低いバンガード社の海外ETFは投資先として魅力的です。こうした商品に、投資信託を使って投資できるようになったことは、長期で資産運用に取り組む投資家にとって大変心強いと思います。
日本を除く先進国と新興国の株式指数と連動するように作られた商品です。信託報酬は0.2052%と、同様のファンドの中でも信託報酬が低く設定されています。
投資信託運用会社でも大手である野村アセットマネジメントは、今まで手数料の低い投資信託の販売に縁遠い印象がありました。しかし、大手からこうした動きが出てきたことは、今後投資信託業界に新たな風が吹くのではないか?という評価をしたブロガーさんもいました。
業界最低水準の運用コストを目指すファンドシリーズ『eMAXIS Slim』のバランス型商品です。これ1本で、日本・先進国・新興国の株式と債券、日本と先進国のREITに均等に分散投資ができます。
eMAXIS Slimシリーズの運用会社である三菱UFJ国際投信さんは、商品の運用コストを下げるために、販売先をインターネット経由に絞ったり、紙の資料を無くすなどの取り組みをしているそうです。商品のため、コスト削減を徹底している運用会社の姿勢も高評価です。
日本株に投資するアクティブ型の商品です。アクティブ型の商品の中でも低い運用コストと、インデックス型商品に無い高いパフォーマンスが評価されています。昨年テレビでとりあげられたことで人気が高まり、純資産総額は1,600億円超と、ファンドオブザイヤーに選出された商品の中でもダントツの規模に成長しています。
一般的に、アクティブ型の投資信託は運用資産が大きくなると、今までのような高い運用成績を上げることが難しいと言われていますが、今のところ成績は悪くないです。これからも高い成績が維持される事を期待します。
この商品は、自社で投資信託の運用から販売までを手がける独立系投信のため、販路が限られています。しかし、これと同様の商品が『ひふみプラス』として証券会社経由で購入できます。
新興国株式の指数と連動するように作られたファンドです。今まで新興国に投資するファンドは、先進国に投資するファンドと比べて『信託報酬が高め』というのが業界の定説でした。しかし、この商品は先進国型のインデックスファンドと同レベルの0.2%台まで信託報酬を引き下げています。
運用期間が短かいため、純資産総額がまだ小さく、実質コストが不明な部分もありますが、新興国型の投資信託に、新たな風を吹かせたことに間違いありません。
低コストインデックスファンドシリーズ『たわらノーロード』の1つです。2位にランクインした『ニッセイ外国株式インデックスファンド』と同様、先進国の株に投資できる商品で、信託報酬を比較しても見劣りしないです。
『eMAXIS Slim』や『<購入・換金手数料なし>』の陰に隠れがちな『たわらノーロード』シリーズですが、運用コストの引き下げに積極的です。シリーズ全体で見ると実質コストが低い傾向にあるのも、『たわらノーロード』の強みであると思います。
これ1本で全世界の株式に分散投資できる商品です。バンガード社ETFの特徴である運用コストの低さが人気を集め、当ファンドオブザイヤーで毎年上位にランクインしていました。しかし、VTへ少額から積立投資が投資できる1位『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』の登場で、この商品は9位にランクダウンしてしまいました。
ちょっと残念な気もしますが、運用会社のバンガードジャパンさんにしてみれば、1位の『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』のような投信とタッグを組むことで、間接的に多くの方に投資してもらうという新たな流れが生まれたというのは良いことなのかもしれません。
米国の株式指数『S&P500』に連動するように作られた商品です。インデックスファンドは様々な運用会社から出ていますが、S&P500と連動を目指す商品は、当ファンド含め数本です。その中でも、運用コストが0.243%と低く抑えられています。
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