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eMAXIS Slim 国内債券インデックスは必要か?元本割れリスクや今後の動向を解説

eMAXIS Slim 国内債券インデックスは、日本の国債や社債などへまとめて投資できる投資信託です。株式と比べて値動きが小さい傾向があるため、資産全体のリスクを抑える目的で活用されています。

しかし、基準価額が以前より低い水準で推移していることから、「本当に必要か?」と疑問に思う人も多いでしょう。

このページでは、eMAXIS Slim 国内債券インデックスについて、元本割れリスクや今後の考え方について詳しく解説します。

元本保証のある「個人向け国債」との違いも比較し、どちらを選ぶべきか迷っている人もぜひ参考にしてみてください。

eMAXIS Slim 国内債券インデックスの概要

運用会社 三菱UFJアセットマネジメント
分類 国内債券型インデックスファンド
連動対象 NOMURA-BPI総合
販売手数料
(購入時手数料)
無料
信託報酬
(運用管理費用)
年0.132%
信託財産留保額 なし
NISA 成長投資枠のみ対象
主な販売会社 SBI証券楽天証券マネックス証券松井証券三菱UFJ eスマート証券

eMAXIS Slim 国内債券インデックスは、日本の債券市場全体の動きを表す「NOMURA-BPI総合」への連動をめざして運用されるインデックスファンドです。

NOMURA-BPI総合に、日本国債だけでなく、地方債や社債なども含まれています。そのため、このファンド1本で国内のさまざまな債券へ分散投資できます。

eMAXIS Slim 国内債券インデックスは元本割れする?

eMAXIS Slim 国内債券インデックスは、元本保証ではありません。そのため、購入した時より基準価額が下がると元本割れする可能性があります

直近3年の値動きを見てみると、基準価額が右肩下がりとなっているのがわかります。実際に、2023年に購入して保有を続けている場合は、元本割れとなっています。

eMAXIS Slim 国内債券インデックスの基準価額および純資産総額の推移
出典:松井証券

基準価額が下がっている理由の1つとして、2024年から日本の市場金利が急激に上昇したことがあげられます。

<金利の推移を表すグラフ>

無担保コール翌日物10年の推移
出典:SBI証券

急激に金利が引き上げられたことで、新しく発行される債券は魅力が高まります。

しかし、金利が上昇する前に発行された債券は、金利が低いため、魅力が低下します。そのため、すでに発行されている債券の価格は下がってしまうのです。

出典:SBI証券

つまり、金利が上昇する前に発行された債券を組み入れているファンドは、保有する債券価格の下落に伴って基準価額も下落するのです。

eMAXIS Slim 国内債券インデックスは、常に金利の高い債券がファンドに組入れられるわけではありません。低金利時代の債券も保有していることを理解しておく必要があるでしょう。

eMAXIS Slim 国内債券インデックスの今後

eMAXIS Slim 国内債券インデックスは、日本の金利がどう動くかで、今後の値動きが変わります。将来の金利を正確に予測することはできません。ここでは、今後考えられる動きを見ていきます。

金利 考えられる値動き
金利が上がる 基準価額がさらに下がる可能性が高い
維持 基準価額の変動が落ち着く
金利が下がる 基準価額が上がる可能性が高い

日本銀行は追加利上げの可能性を示しており、金利が上昇すれば、基準価額がさらに下落する可能性があります。

eMAXIS Slim 国内債券インデックスは、満期まで7年以上ある債券を約半分保有しています。満期まで10年以上ある債券も多いため、すべてが短期間で新しい債券へ入れ替わるわけではありません。

しばらくは、債券価格が下落しやすい状況が続くでしょう。

eMAXIS Slim 国内債券インデックスの残存期間別組入比率
出典:三菱UFJアセットマネジメント

一方、時間の経過とともに保有する債券は、より高い利回りの債券へ少しずつ入れ替わっていきます。

将来的に、市場金利の上昇が落ち着けば、基準価額も下げ止まりやすくなると考えられます。

eMAXIS Slim 国内債券インデックスは必要か?

eMAXIS Slim 国内債券インデックスは、すべての人に必要なファンドではありません。債券ファンドは、資産を大きく増やすよりも、リスクを抑えた安定的な運用を目指したい方にピッタリな商品です。

実際の値動きを確認してみましょう。、資産形成の王道商品である「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の直近3年の値動きを見てみると、2025年4月に大きく下がっていることがわかります。

トランプ大統領が導入を表明した大規模な関税政策をきっかけに、株式市場が急落したいわゆる「トランプ関税ショック」と呼ばれる暴落です。

eMAXIS Slim 国内債券インデックスの基準価額および純資産総額の推移
出典:松井証券

一方で、eMAXIS Slim 国内債券インデックスの2025年4月の値動きを見てみると、大きく下がっていることはありません。

eMAXIS Slim 国内債券インデックスの基準価額および純資産総額の推移
出典:松井証券

こうした、暴落に備えてeMAXIS Slim 国内債券インデックスをを保有しておくと、資産を大きく減らすリスクを減らせます。

「株式だけでは値動きが大きくて不安」、「資産全体の値動きを抑えたい」という方は、eMAXIS Slim 国内債券インデックスを検討してみましょう!

個人向け国債との違い

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国内債券へ投資したいと考えたとき、比較されることが多いのが「個人向け国債」です。

個人向け国債は、国が個人向けに発行している債券です。半年ごとに利率が変わる変動金利型の「変動10年」と、発行時の利率が満期まで変わらない固定金利型の「固定5年」、「固定3年」の3タイプがあり、毎月発行されています。

eMAXIS Slim 国内債券インデックスと個人向け国債は、どちらも日本の債券に投資する商品ですが、元本保証や値動きに大きな違いがあります。

項目 eMAXIS Slim 国内債券インデックス 個人向け国債
元本保証 × 〇
元本割れ 可能性がある 原則なし
NISA 成長投資枠のみ 対象外
値動き 基準価額が毎営業日変動 なし
金利上昇時の影響 基準価額が下がりやすい 固定金利:影響なし
変動金利:受取利子が増えることもある
最低購入金額 100円 1万円

個人向け国債は、どのタイプでも満期まで持てば、投資した元本が戻ってきます。もし、想定外の出来事があってお金が必要になった場合も、発行から1年が経過していれば、中途換金もできます。中途換金した場合は、直前2回分の利子相当額が差し引かれます
※直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685が差し引かれます。

また、経済情勢などで金利が下がった場合も、年率0.05%の最低金利が保証されます。

元本保証を重視したい方におすすめの商品でしょう。

どっちがおすすめ?

どちらを選ぶかは、それぞれ目的別に使い分けるのが良いでしょう。

元本割れを避けたいなら「個人向け国債」、資産全体のリスクを抑えるために国内債券へ分散投資したいなら「eMAXIS Slim 国内債券インデックス」がおすすめです。

個人向け国債は、利上げが追い風になることもポイントです。特に「変動10年」は、半年ごとに適用金利が見直されます。市場金利が上がれば、もらえる利息が増えます。

eMAXIS Slim 国内債券インデックスは、利上げが逆風となってしまいますが、100円から気軽に購入できて、好きなタイミングで売ることもできます。

資産全体の値動きを調整できる点も大きな魅力です。

おすすめの証券会社

ニッセイNASDAQ100インデックスファンドを購入するなら、投資信託の保有残高に応じてもらえるポイントの還元率が高い松井証券SBI証券がおすすめです。

次の表は、ニッセイNASDAQ100インデックスファンドの各証券会社の還元率です。

<eMAXIS Slim 国内債券インデックスの還元率比較>
順位証券会社運用時の
還元率
詳細
1松井証券0.05%詳細
1SBI証券0.05%詳細
3マネックス証券0.03%詳細
4三菱UFJ eスマート証券0.005%詳細

※年率(1万円投資した場合)

なお、楽天証券は2022年4月から運用中の定期的なポイント還元を廃止しました。

松井証券もSBI証券も現金やポイントがもらえるお得な口座開設キャンペーンが実施中です!ぜひご活用ください!

eMAXIS Slim 国内債券インデックスは、日本の国債や社債などにまとめて投資できる、国内債券ファンドの定番商品です。金利が上がれば、基準価額が下がることもあるため、リスクはゼロではありません。

元本割れを避けたい人や、数年後にまとまったお金が必要な人、途中で売買をする予定がない人は、受け取れる金額が決まっている個人向け国債がおすすめです。

この記事の執筆者

やさしい投資信託のはじめ方編集部

やさしい投資信託のはじめ方編集部

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