投資信託が買えるネット証券会社を比較
投資信託は銀行や証券会社など、さまざまな場所で買えます。その中でも、ネット証券は長期の資産運用に向く運用コストが低い銘柄がそろっています。また、取引する時間や場所を選ばず取引できる点も魅力です。多くのネット証券では100円から投資をはじめられます。
それでは、どの証券会社を選べば良いのでしょうか?このページでは、証券会社を選ぶときにチェックしたい各項目で優れている証券会社を紹介します。
- 「投資信託の取り扱い本数」・・・多くの銘柄から選びたい場合
- 「ポイントサービス」・・・お得にポイント還元を受けたい場合
- 「ロボアドバイザー」・・・アドバイスをもらいつつ運用したい場合
このように、みなさんが重視したい点で強みを持つ証券会社をチェックしてみましょう。
投資信託の取り扱い本数と還元率をチェック
主要なネット証券の「投資信託の本数」、「運用時の還元率」をまとめました。多くの投資信託から自分に合ったものを選びたい場合、取り扱い本数に注目してみるのもひとつの手です。
ただし、1,000本以上の取り扱いがある証券会社であれば、どこも資産形成に必要な投資信託は十分そろっているので、お得度を比べられるように「運用時の還元率」も掲載しています。(表の上にあるタブで、本数順と還元率順を切り替えられます)
<投資信託をあつかう主なネット証券>
(2021年1月現在)
※投資信託の保有額に対する最大還元率(年率)
運用時にもらえる現金やポイントは、還元率が銘柄によって異なる証券会社もあります。銘柄ごとに一番お得な証券会社で取引することを目的に、複数の証券口座を持つのも良いでしょう。
また、松井証券には「移管手数料負担サービス」があり、実質無料で投資信託を移せます。すでに投資信託を持っている場合、松井証券に集めてお得なキャッシュバックを受ける、という方法もあります。
ポイントサービスを比較
証券各社では、投資信託の取引などでポイントが貯まるサービスを提供しています。 松井証券はなんと「現金」で還元されます!還元率トップの松井証券がイチ推しです。SBI証券では「Tポイント」がもらえて、楽天証券では「楽天スーパーポイント」がもらえます。ここでは、松井証券・SBI証券・楽天証券で取引したときのポイント付与率・現金還元率と、各社の特徴をまとめました。
各種取引によるポイント還元率を比較
各社のポイントサービスを紹介
松井証券は、ポイントではなく「現金」で還元されます。
他の証券会社から移した投資信託でも、問題ありません。ふつう、投資信託を移すときは手数料がかかりますが、松井証券ではその手数料を負担してくれるサービスがあります。つまり、コスト0でキャッシュバックを受けられるのです。しかも、最大年率0.7%という高い還元率です!
SBI証券のTポイントは「ポイント投資」、「ファミリーマートやTSUTAYAなどの支払い」に使えます。
SBI証券のポイントサービスは、投資額が大きい人におすすめです。投資信託の月間平均保有金額が1,000万円以上になると、もらえるポイントが最大0.2%に倍増します。
楽天証券のポイントは「ポイント投資」、「マクドナルドやミスタードーナツなどの支払い」に使えます。
楽天のポイントサービスを活用するなら、楽天カードを使いましょう。楽天カードは普段の利用でポイントが貯まるだけでなく、投信積立の決済でもポイントが貯まります。投信積立の資金引き落とし先を「楽天カード」にすると、積立金額100円につき1ポイントがもらえます。
ロボアドバイザーを比較
ロボアドバイザーは、資産運用をサポートするツールです。主な機能は自分に合った運用プランの診断、運用プランに向いた投資信託の診断です。中には「運用をおまかせ」できるものもあります。ここで紹介する「ウェルスナビ」、「楽ラップ」は運用のおまかせに対応しています。
松井証券の「投信工房」は、無料で使えるのが特長です。他の2社のように運用をすべておまかせするのではなく、サポートを受けながら自由にカスタマイズできるスタイルなので、上級者も満足するサービスです。独自の計算システムは特許取得済なので、どこにも真似できません。
ウェルスナビは「自動税金最適化」機能を持っています。これは、運用益にかかる税負担を軽減する取引を自動的におこなうものです。また、楽ラップには相場の値動きが激しくなると、リスクの高い株の投資比率を減らし、リスクが小さい債券の投資比率を増やす「下落ショック軽減機能」があります。
株・ETFの取引手数料を比較
こちらは、株やETF(上場投資信託)を取引する場合の手数料です。投資信託だけでなく、株などの取引も予定しているなら、各社の取引手数料もチェックしておきましょう。
※松井証券のみ、1日の投資金額の合計額で手数料が決まります。1日の投資額が50万円以下の場合、手数料が0円です。
主要ネット証券の特徴
大手ネット証券の特徴をかんたんにまとめました。各社とも店舗型の証券会社にはない豊富な銘柄のラインナップと、独自のサービスを提供しています。各社のwebサイトや詳細ページをチェックし、ご自身に合った証券会社を探してみてください。
松井証券

- 投資信託を持っているだけで、最大年率0.7%分のキャッシュバックあり
- 投資信託の販売手数料(購入時手数料)が完全無料化(2019年12月9日~)
- 1日の株、ETFの取引手数料が50万円まで取引手数料無料
- 資産配分の提案から、運用開始後のフォローまで、すべて無料で使える「投信工房」あり
SBI証券

- 銘柄のラインナップは業界トップクラス
- 投信積立をサポートする「かんたん積立アプリ」が使えます
- SBIグループのネット銀行「住信SBIネット銀行」との連携で2,500円がもらえるキャンペーン実施中
マネックス証券

- すべての投資信託の販売手数料が無料
- 資産設計のアドバイスツール「MONEX VISION β」が無料で使えます
- iDeCoでeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に投資できる証券会社
楽天証券

- 銘柄のラインナップは業界トップクラス
- 楽天グループとの親和性が高く、各種取引でポイントが貯まります
- 楽天銀行の口座開設+楽天証券との連携で、もれなく1,000円がもらえるキャンペーン実施中
証券会社のキャンペーンを活用しよう
証券会社各社では口座開設や取引などで、キャッシュバックやポイントがもらえるキャンペーン開催されています。中には、岡三オンライン証券のように入金5万円だけで2,500円がもらえるという会社もあります。
気になる証券会社が複数ある場合、それぞれ開設して使い勝手などを比較してみてはいかがでしょうか。口座の開設や維持にかかる費用は無料なので、複数口座を持っていても損はありません。