投資信託が買えるネット証券会社を比較

投資信託は銀行証券会社など、さまざまな場所で買えます。その中でも、ネット証券は長期の資産運用に向く運用コストが低い銘柄がそろっています。また、取引する時間や場所を選ばず取引できる点も魅力です。多くのネット証券では100円から投資をはじめられます。

それでは、どの証券会社を選べば良いのでしょうか?このページでは、証券会社を選ぶときにチェックしたい各項目で優れている証券会社を紹介します。

投資信託の取り扱い本数と還元率をチェック

主要なネット証券の「投資信託の本数」、「運用時の還元率」をまとめました。多くの投資信託から自分に合ったものを選びたい場合、取り扱い本数に注目してみるのもひとつの手です。

ただし、1,000本以上の取り扱いがある証券会社であれば、どこも資産形成に必要な投資信託は十分そろっているので、お得度を比べられるように「運用時の還元率」も掲載しています。(表の上にあるタブで、本数順と還元率順を切り替えられます)

<投資信託をあつかう主なネット証券>
2023年9月現在)

証券会社
(公式サイト)
投信本数※1 運用時の
還元率※2
詳細
ページ
SBI証券
もれなく2,500円
2,652本 0.25% 詳細
楽天証券 2,557本 - 詳細
松井証券 1,710本 0.85% 詳細
auカブコム証券
もれなく4,000円
1,667本 0.24% 詳細
マネックス証券 1,408本 0.08% 詳細
SMBC日興証券 1,035本 - 詳細
フィデリティ証券 698本 - 詳細
岡三オンライン
もれなく3,000円
644本 - 詳細
GMOクリック証券 133本 - 詳細
大和コネクト証券 51本 - 詳細
SBIネオトレード証券 10本 - 詳細
証券会社
(公式サイト)
投信本数※1 運用時の
還元率※2
詳細
ページ
松井証券 1,710本 0.85% 詳細
SBI証券
もれなく2,500円
2,652本 0.25% 詳細
auカブコム証券
もれなく4,000円
1,667本 0.24% 詳細
マネックス証券 1,408本 0.08% 詳細
楽天証券 2,557本 - 詳細
SMBC日興証券 1,035本 - 詳細
フィデリティ証券 698本 - 詳細
岡三オンライン
もれなく3,000円
644本 - 詳細
GMOクリック証券 133本 - 詳細
大和コネクト証券 51本 - 詳細
SBIネオトレード証券 10本 - 詳細

※1)特定の金融商品仲介業者経由のみで購入できるファンド、ラップサービス専用のファンドを除く
※2)投資信託の保有額に対する最大還元率(年率)

運用時にもらえる現金やポイントは、還元率が銘柄によって異なる証券会社もあります。銘柄ごとに一番お得な証券会社で取引することを目的に、複数の証券口座を持つのも良いでしょう。

また、松井証券には「移管手数料負担サービス」があり、実質無料で投資信託を移せます。すでに投資信託を持っている場合、松井証券に集めてお得なキャッシュバックを受ける、という方法もあります。

ポイントサービスを比較

証券各社では、投資信託の取引などでポイントが貯まるサービスを提供しています。 松井証券はなんと「現金」で還元されます!還元率トップの松井証券がイチ推しです。SBI証券では「Tポイント」などがもらえて、楽天証券では「楽天ポイント」がもらえます。ここでは、松井証券・SBI証券・楽天証券で取引したときのポイント付与・現金還元と、各社の特徴をまとめました。

各種取引によるポイント還元を比較

<おすすめネット証券のポイント還元>
松井証券 SBI証券 楽天証券
投資信託
運用時
〇保有額に応じて 〇保有額に応じて 〇基準残高到達時
投資信託
買付時
- 〇5万円まで設定可能 ◎10万円まで設定可能

買付時
- ◎取引手数料の1.1%還元 〇取引手数料の1%還元

各社のポイントサービスを紹介

松井証券は、ポイントではなく「現金」で還元されます。

他の証券会社から移した投資信託でも、問題ありません。ふつう、投資信託を移すときは手数料がかかりますが、松井証券ではその手数料を負担してくれるサービスがあります。つまり、コスト0キャッシュバックを受けられるのです。しかも、最大年率0.85%という高い還元率です!

SBI証券のTポイントは「ポイント投資」、「ファミリーマートやTSUTAYAなどの支払い」に使えます。

SBI証券のポイントサービスは、投資額が大きい人におすすめです。投資信託の月間平均保有金額が1,000万円以上になると、もらえるポイントが最大0.25%に増えます。

楽天証券のポイントは「ポイント投資」、「マクドナルドやミスタードーナツなどの支払い」に使えます。

楽天のポイントサービスを活用するなら、楽天カードを使いましょう。楽天カードは普段の利用でポイントが貯まるだけでなく、投信積立の決済でもポイントが貯まります。投信積立の資金引き落とし先を「楽天カード」にすると、積立金額100円につき最大1ポイントがプレゼントされます。

米国ETF投資で比較

米国ETFは、アメリカの証券取引所で売買されているETF(上場投資信託)です。各社の取引手数料は「約定代金×0.495%」で横並びとなっています。

<米国ETF取引手数料の比較>
松井 SBI 楽天 マネックス
0.495% 0.495% 0.495% 0.495%

なお、証券会社によっては、優遇対象として指定する米国ETFの買付手数料を無料としている場合があります。買付手数料無料の米国ETF銘柄数は、楽天証券が主要ネット証券最多です。

<買付手数料無料の米国ETF銘柄数>
松井 SBI 楽天 マネックス
なし ○10銘柄 ◎15銘柄 ◎17銘柄

株・ETFの取引手数料を比較

こちらは、株やETF(上場投資信託)を取引する場合の手数料です。投資信託だけでなく、株などの取引も予定しているなら、各社の取引手数料もチェックしておきましょう。

※松井証券のみ、1日の投資金額の合計額で手数料が決まります。1日の投資額が50万円以下の場合、手数料が0円です。

<ネット証券の手数料>
投資額 松井 SBI 楽天 auカブコム マネックス
5万 0円 55円 55円 55円 55円
10万 0円 99円 99円 99円 99円
20万 0円 115円 115円 115円 115円
30万 0円 275円 275円 275円 275円
50万 0円 275円 275円 275円 275円

(1注文ごとの取引に対する手数料)

つみたてNISAを比較

つみたてNISA(積立NISA)は、投資で得られた利益にかかる税金がゼロになるお得な制度です。最大20年間、非課税で運用できます。商品ラインナップ・積立回数・クレカ積立の3項目で比較しています。

<おすすめネット証券のつみたてNISA>
松井証券 SBI証券 楽天証券
商品ラインナップ 〇 ◎ 〇
積立回数 〇毎日・毎月 ◎毎日・毎週
・毎月
〇毎日・毎月
クレカ積立 - 〇0.5%還元 ◎最大1%還元

SBI証券では、SBI・V・S&P500、SBI・V・全米株式といった極めて低コストの米国株インデックスファンドに投資できます。これらには、松井証券や楽天証券では投資できません。また、SBI証券には、積立回数の種類が充実しているというメリットもあります。
※旧名称:SBI・バンガード・S&P500

SBI証券楽天証券では、クレジットカード決済で投資信託を積み立てられます。資産運用しながらポイントが貯められるお得な積立方法です。特に、楽天証券は買付額の最大1%分の還元があるためお得です。

→つみたてNISAのおすすめ口座はどこ?

iDeCoを比較

iDeCoでは、投資で得られた利益にかかる税金をゼロにできます。さらに、掛け金の全額が所得控除となり、年末調整で天引きされていた税金を取り戻せるため、極めて節税効果が高い制度です。

なお、iDeCoは、取扱商品数の上限が定められています。よって、iDeCoの証券会社選びでは、商品ラインナップが特に重要となります。以下の表は、投資家から人気のある投資信託について、各社iDeCoでの取扱有無を比較したものです。

<おすすめネット証券のiDeCo>
商品 松井 SBI 楽天
eMAXIS Slim 全世界株式
(オール・カントリー)
〇 - -
eMAXIS Slim 全世界株式
(除く日本)
〇 〇 -
eMAXIS Slim 米国株式
(S&P500)
〇 〇 -
eMAXIS Slim バランス
(8資産均等型)
〇 〇 -
楽天・全世界株式
インデックス・ファンド
〇 - 〇
ひふみ年金 〇 〇 -
セゾン・グローバルバランスファンド - 〇 〇

積み立てたい商品の取り扱いがある証券会社を選びましょう。

→iDeCoの運用におすすめの金融機関

主要ネット証券の特徴

大手ネット証券の特徴をかんたんにまとめました。各社とも店舗型の証券会社にはない豊富な銘柄のラインナップと、独自のサービスを提供しています。各社のwebサイトや詳細ページをチェックし、ご自身に合った証券会社を探してみてください。

松井証券

松井証券のキャンペーン
投信本数 最低投資金額 ポイント投資
1,254本 100円
NISA/つみたてNISA iDeCo ロボアドバイザー

2023年9月現在)

  • 投資信託を持っているだけで、最大年率0.85%分のキャッシュバックあり
  • 投資信託の販売手数料(購入時手数料)が完全無料化(2019年12月9日~)
  • 1日の株、ETFの取引手数料が50万円まで取引手数料無料
  • 資産配分の提案から、運用開始後のフォローまで、すべて無料で使える「投信工房」あり

SBI証券

SBI証券のタイアッププログラム
投信本数 最低投資金額 ポイント投資
2,652本 100円
NISA/つみたてNISA iDeCo ロボアドバイザー

2023年9月現在)

  • 銘柄のラインナップは業界トップクラス
  • 投信積立をサポートする「かんたん積立アプリ」が使えます
  • SBIグループのネット銀行「住信SBIネット銀行」との連携で2,500円がもらえるキャンペーン実施中

マネックス証券

タイアップ企画
投信本数 最低投資金額 ポイント投資
1,408本 100円 -
NISA/つみたてNISA iDeCo ロボアドバイザー

2023年9月現在)

  • すべての投資信託の販売手数料が無料
  • 資産設計のアドバイスツール「MONEX VISION β」が無料で使えます
  • iDeCoでeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に投資できる証券会社

楽天証券

楽天証券
投信本数 最低投資金額 ポイント投資
2,557本 100円
NISA/つみたてNISA iDeCo ロボアドバイザー

2023年9月現在)

  • 銘柄のラインナップは業界トップクラス
  • 楽天グループとの親和性が高く、各種取引でポイントが貯まります
  • 楽天銀行の口座開設+楽天証券との連携で、もれなく現金がもらえるキャンペーン実施中

証券会社のキャンペーンを活用しよう

証券会社各社では口座開設や取引などで、キャッシュバックやポイントがもらえるキャンペーン開催されています。中には、岡三オンラインのように入金5万円だけで3,000円がもらえるという会社もあります。

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限定タイアップ企画もあるので、ふつうに口座開設するよりも断然お得です!

気になる証券会社が複数ある場合、それぞれ開設して使い勝手などを比較してみてはいかがでしょうか。口座の開設や維持にかかる費用は無料なので、複数口座を持っていても損はありません。

・楽天証券vs.SBI証券【つみたてNISAは両方でできる?使い分けは?】

・楽天証券vs.auカブコム証券【ポイント投資・銀行連携など比較】

・楽天証券vs.PayPay証券【併用できる?米国株・手数料など比較】

・LINE証券からSBI証券への移管・出庫手数料【限定キャンペーンも紹介】