おすすめネット証券会社の比較
【投資信託・手数料・どこがいい?】
投資信託は銀行や証券会社など、さまざまな場所で買えます。その中でも、ネット証券は長期の資産運用に向く運用コストが低い銘柄がそろっています。また、取引する時間や場所を選ばず取引できる点も魅力です。多くのネット証券では100円から投資をはじめられます。
それでは、どの証券会社を選べば良いのでしょうか?このページでは、証券会社を選ぶときにチェックしたい各項目で優れている証券会社を紹介します。
このページのもくじ
投資信託の取り扱い本数と還元率をチェック
主要なネット証券の「投資信託の本数」、「運用時の還元率」をまとめました。多くの投資信託から自分に合ったものを選びたい場合、取り扱い本数に注目してみるのもひとつの手です。
ただし、1,000本以上の取り扱いがある証券会社であれば、どこも資産形成に必要な投資信託は十分そろっているので、お得度を比べられるように「運用時の還元率」も掲載しています。(表の上にあるタブで、本数順と還元率順を切り替えられます)
<投資信託をあつかう主なネット証券>
(2025年1月現在)
※1)特定の金融商品仲介業者経由のみで購入できるファンド、ラップサービス専用のファンドを除く
※2)投資信託の保有額に対する最大還元率(年率)
ポイントサービスを比較
証券各社では、投資信託の取引などでポイントが貯まるサービスを提供しています。主に、投資信託の運用時と保有時でポイントを貯められます。
運用時にもらえるポイントは、還元率が銘柄によって異なる証券会社もあります。銘柄ごとに一番お得な証券会社で取引することを目的に、複数の証券口座を持つのも良いでしょう。
投資信託運用時にたまるポイント
各証券会社では、投資信託を運用していると、保有額に応じてポイントを貯められます。松井証券では、最大1%のポイント還元が受けられ大変お得です。
下の表は、投資信託ごとのポイント還元率を表しています。なお、楽天証券は2022年4月から運用中の定期的なポイント還元を廃止したため、取り扱われている場合「還元率」の代わりに「○」を表示しています。
取り扱われている場合は「還元率」、取り扱われていない場合は「-」を表示。
銘柄名 | SBI | マネックス | 松井 | auカブコム | 楽天 |
---|---|---|---|---|---|
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 0.0175 | 0.0175 | 0.0175 | 0.005 | ○ |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 0.0326 | 0.03 | 0.0326 | 0.005 | ○ |
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) | 0.05 | 0.03 | 0.055 | 0.005 | ○ |
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) | 0.05 | 0.03 | 0.055 | 0.005 | ○ |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 0.0349 | 0.03 | 0.0349 | 0.005 | ○ |
つみたてS&P500 | - | 0.01 | - | - | - |
iFreeNEXT FANG+インデックス | 0.1※2 | 0.08 | 0.32 | 0.05※4 | ○ |
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス | 0.1※2 | 0.08 | 0.215 | 0.05※4 | ○ |
iFreeNEXT インド株インデックス※1 | 0.05 | 0.08 | 0.18 | 0.05※4 | ○ |
銘柄名 | SBI | マネックス | 松井 | auカブコム | 楽天 |
SBI・V・全世界株式 | 0.022 | - | 0.022 | 0.005 | - |
SBI・V・全米株式 | 0.022 | - | 0.022 | 0.005 | - |
SBI・V・S&P500 | 0.022 | 0 | 0.022 | 0.005 | - |
楽天・VXUS | - | 0.03 | 0.05 | 0.005 | ○ |
楽天・VT | 0.05 | 0.03 | 0.05 | 0.005 | ○ |
楽天・VTI | 0.05 | 0.03 | 0.05 | 0.005 | ○ |
My SMT 国内債券インデックス(ノーロード) | - | 0.03 | 0.04 | - | - |
My SMT ダウ・ジョーンズ・インデックス(ノーロード) | - | 0.03 | 0.034 | - | - |
iTrustインド株式 | 0.1※2 | 0.08 | 0.3 | 0.05※4 | ○ |
ひふみプラス | 0.1※2 | 0.08 | 0.355 | 0.05※4 | ○ |
サクっと日経225 | 0.022 | - | 0.022 | - | - |
銘柄名 | SBI | マネックス | 松井 | auカブコム | 楽天 |
日経平均高配当利回り株ファンド | 0.1※2 | 0.08 | 0.3 | 0.05※4 | ○ |
SBI・V・米国増配株式※1 | 0.022 | - | 0.022 | - | - |
サクっとインド株式※1 | 0.022 | - | - | - | - |
EXE-i グローバルサウス株式ファンド※1 | 0.05 | - | - | - | - |
※1)成長投資枠の対象銘柄。つみたて投資枠は対象外。
※2)月間平均保有金額が1,000万円以上の場合「0.2%」
※3)月間平均保有金額が1,000万円以上の場合「0.25%」
※4)月間平均保有金額が100万円以上3,000万円未満の場合「0.12%」、3,000万円以上の場合「0.24%」
楽天証券では、月末時点の残高が初めて基準残高に到達した場合に、ポイントが付与されます。
基準残高 | ポイント付与 |
---|---|
10万円 | 10ポイント |
30万円 | 30ポイント |
50万円 | 50ポイント |
100万円 | 100ポイント |
200万円 | 100ポイント |
300万円 | 100ポイント |
400万円 | 100ポイント |
500万円 | 100ポイント |
1,000万円 | 500ポイント |
1,500万円 | 500ポイント |
2,000万円 | 500ポイント |
投資信託買付時にたまるポイント
各証券会社では、クレジットカードによる投信積立ができます。ポイント付与を受けられるため、ふつうに積み立てるより断然お得です。
※松井証券では、2025年5月よりクレカ積立のサービスを開始します。
下の表は、各証券会社ごとのクレカ積立によるポイント還元率を比較した表です。
比較項目 | 通常カード※1 還元率 |
最大還元率 | 貯まるポイント | クレジットカード |
---|---|---|---|---|
マネックス 証券 |
0.2%~1.1% | 最大2.1% | dポイント マネックスポイント |
dカード マネックスカード |
auカブコム 証券 |
0.5% | 最大3% | Pontaポイント | au PAYカード |
松井証券 (2025年5月~) |
0.3%~0.5%※2 | 最大7%※5 | Oki Dokiポイント | JCBオリジナルシリーズ |
楽天証券 | 0.5%※3 | 最大2% | 楽天ポイント | 楽天カード |
SBI証券 | 0%~0.5%※4 | 最大3% | Vポイント | 三井住友カード |
※1)プラチナ・ゴールドでない通常カードの場合
※2)ポイント交換先によって変動あり
※3)楽天証券の受け取る信託報酬が0.4%未満であるファンドを通常カードで積み立てる場合
※4)年間カード利用額が10万円未満だと、還元率は0%
※5)キャンペーン期間の還元率。キャンペーン適用分は、松井証券ポイントで還元
マネックス証券
マネックス証券のクレカ積立は、dカードを使うことができ、dポイントを貯められます。還元率は、5万円以下の部分は「1.1%」、5万円超7万円以下の部分は「0.6%」、7万円超の部分は「0.2%」と積立額が増えるとポイント還元率が低くなります。
通常カードの場合は、マネックス証券が最高還元率です。
ドコモ回線の「eximo ポイ活」を契約し、NISA口座で「dカード GOLD」を使って積み立てた場合還元率は「2.1%」になります。
マネックス証券
auカブコム証券
auカブコム証券は、au PAYカードを使うことができます。還元率は、通常カードの場合で「0.5%」、ゴールドカードの場合で「1%」です。
また、auマネ活プランのクレカ積立特典で最大「3%」に還元率が上昇します。
auカブコム証券
松井証券
松井証券のクレカ積立でもらえる「Oki Dokiポイント」は、さまざまなポイントに交換できます。交換レートは「1ポイント=3~5円」でポイントの交換先によって、ポイント還元率が変動します。キャンペーン実施中は、ポイント還元率が「最大7%」まで上昇します。キャンペーンでもらえるポイントは「松井証券ポイント」でdポイントやPayPayポイントに交換できます。
松井証券
楽天証券
楽天証券の「楽天カードクレジット決済」は、ゴールドカードの場合「0.75%」、プレミアムカードの場合「1%」、ブラックカードの場合は、「2%」、にポイント還元率が上昇します。また、「楽天キャッシュ決済」も併用できます。
楽天証券
SBI証券
SBI証券のクレカ積立は、ゴールドカードの場合「1%」、プラチナカード※の場合「2%」、プラチナプリファードの場合「3%」にポイント還元率が上昇します。ただし、年間利用額の条件があり、一定以上のカード利用がないとポイント還元を受けられない場合があります。
SBI証券
※プラチナプリファード以外
各社のポイントサービスを紹介
マネックス証券
マネックス証券では、「dポイント」や「マネックスポイント」が貯められます。マネックスポイントは、VポイントやAmazonギフトカードに交換できます。
auカブコム証券
auカブコム証券では、「Pontaポイント」をためられます。Pontaポイントは、ポイント投資やクレジットカードでの支払い金額の充当に使えます。
松井証券
松井証券では、投資信託買付時は、「Oki Dokiポイント」、投資信託運用時は、dポイントやPayPayポイントなどに交換できる「松井証券ポイント」で還元されます。
SBI証券
SBI証券では、「Vポイント」を貯められます。Vポイントはポイント投資、クレジットカードでの支払い金額の充当に使えます。
楽天証券
楽天証券では、楽天ポイントを貯められます。楽天ポイントはポイント投資、マクドナルドやミスタードーナツなどの支払いに使えます。
新NISAを比較
新NISAは、投資で得られた利益にかかる税金がゼロになるお得な制度です。非課税は無期限となっています。
以下の表は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を月5万円・5年間積み立てた場合に、受けられるポイント還元のランキングです。
【ランキングの前提条件】
※便宜上、購入日は毎月1日、手数料等は考慮せず価格変動がなかったものとする。
・SBI証券:プラチナ・ゴールドでない通常カードを使用し、年間カード利用額は10万円以上とする。
・マネックス証券:期間限定のポイント還元率UPを考慮しない
・auカブコム証券:auマネ活プランを利用しない
・松井証券:期間限定のキャンペーンを利用しない
・大和コネクト証券:セゾンプラチナAMEXでない通常カードを使用
もっと見る
マネックス証券で月5万円「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を積み立てると、35,000ポイント近く獲得できます。SBI証券や楽天証券でもらえる2倍のポイントがもらえるのでかなりお得です。マネックス証券は、NTTドコモグループの証券会社で、dポイントを貯められます。
以下の表は、取扱商品・積立回数の2項目で比較したものです。
松井証券では、当サイトのイチオシ銘柄「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」のほか、極めて低コストで米国株に投資できる「SBI・V・S&P500」、アメリカ以外の全世界株式へ投資できる「楽天・VXUS」に投資できます。
SBI証券や楽天証券では、クレジットカード決済で投資信託を積み立てられます。資産運用しながらポイントが貯められるお得な積立方法です。特に、楽天証券は買付額の最大1%分の還元があるためお得です。
米国ETF投資で比較
米国ETFは、アメリカの証券取引所で売買されているETF(上場投資信託)です。各社の取引手数料は「約定代金×0.495%」で横並びとなっています。
なお、証券会社によっては、優遇対象として指定する米国ETFの買付手数料を無料としている場合があります。買付手数料無料の米国ETF銘柄数は、マネックス証券が主要ネット証券最多です。
iDeCoを比較
iDeCoでは、投資で得られた利益にかかる税金をゼロにできます。さらに、掛け金の全額が所得控除となり、年末調整で天引きされていた税金を取り戻せるため、極めて節税効果が高い制度です。
なお、iDeCoは、取扱商品数の上限が定められています。よって、iDeCoの証券会社選びでは、商品ラインナップが特に重要となります。以下の表は、投資家から人気のある投資信託について、各社iDeCoでの取扱有無を比較したものです。
積み立てたい商品の取り扱いがある証券会社を選びましょう。
主要ネット証券の特徴
大手ネット証券の特徴をかんたんにまとめました。各社とも店舗型の証券会社にはない豊富な銘柄のラインナップと、独自のサービスを提供しています。各社のwebサイトや詳細ページをチェックし、ご自身に合った証券会社を探してみてください。
松井証券
- 投資信託を持っているだけで、最大年率1%分のポイントバックあり
- 投資信託の販売手数料(購入時手数料)が無料
- 1日の株、ETFの取引手数料が50万円まで取引手数料無料
- 資産配分の提案から、運用開始後のフォローまで、すべて無料で使える「投信工房」あり
マネックス証券
- すべての投資信託の販売手数料が無料
- 資産設計のアドバイスツール「MONEX VISION β」が無料で使えます
- iDeCoでeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に投資できる証券会社
楽天証券
- 銘柄のラインナップは業界トップクラス
- 楽天グループとの親和性が高く、各種取引でポイントが貯まります
- 楽天銀行の口座開設+楽天証券との連携で、もれなく現金がもらえるキャンペーン実施中
SBI証券
- 銘柄のラインナップは業界トップクラス
- 投信積立をサポートする「かんたん積立アプリ」が使えます
- SBIグループのネット銀行「住信SBIネット銀行」との連携で2,500円がもらえるキャンペーン実施中
証券会社のキャンペーンを活用しよう
証券会社各社では口座開設や取引などで、キャッシュバックやポイントがもらえるキャンペーン開催されています。中には、岡三オンラインのように入金5万円だけで3,000円がもらえるという会社もあります。
気になる証券会社が複数ある場合、それぞれ開設して使い勝手などを比較してみてはいかがでしょうか。口座の開設や維持にかかる費用は無料なので、複数口座を持っていても損はありません。
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