銀(シルバー)の投資信託はある?おすすめできるのか、楽天証券・SBI証券のNISAで買えるのか紹介
最終更新日:2026年2月25日
<銀の価格推移>
■田中貴金属参考小売価格 ■海外ドル建価格
近年では、インフレの影響もあり、コモディディ(商品)の代表ともいえる、金(ゴールド)の価格が上昇し続けています。その影響もあって、銀(シルバー)のような貴金属も金と同様に上昇しており、投資家の注目を集めています。
銀に投資する方法として、「投資信託」を使った方法を思いつくかもしれません。しかし残念ながら、2026年2月時点で銀に投資できる投資信託はありません。ETF(上場投資信託)のみ設定されています。
ただし、今後銀の投資信託が設定される可能性はゼロではありません。
このページでは、もし銀の投資信託が設定された場合、おすすめできるのか、想定される注意点をもとに解説します。銀に投資をする別の方法「銀積立」についても触れているので参考にしてみてください。
このページのもくじ
銀の投資信託はある?
先述したように、銀の投資信託は、国内では設定されていません。ETF(上場投資信託)が設定されています。
| ファンド名 | 信託報酬 | NISA |
|---|---|---|
| WisdomTree銀上場信託(1673) | 0.49% | 対象外 |
| 純銀上場信託(現物国内保管型)(1542) | 0.50% | 成長投資枠 |
どちらも、SBI証券と楽天証券で取り扱いがあります。ただし、NISA口座で投資できるのは、純銀上場信託(現物国内保管型)(1542)のみです。
1542は、その名のとおり国内で保管していいる銀を裏付けに発行されている金融商品です。NISA枠を使いたい方、国内保管である点に魅力を感じる方は、現時点での選択肢の1つとなるでしょう。
銀の投資信託はおすすめできる?
銀の投資信託が設定されたら、投資信託は、銀に投資をする手段としておすすめできる選択肢だといえます。100円から購入できるため、ETFに比べてポートフォリオに組みやすいです。
ETFの最低購入金額が高いと感じる方は、投資信託の登場まで、待つのも手でしょう。
ただし、銀の投資信託は、実物の銀を持つわけではなく、別の金融商品(ETFや海外の投資信託)を通じて、間接的に銀へ投資する仕組みで運用される可能性が高いです。
WisdomTree銀上場信託(1673)は、銀へ直接投資、純銀上場信託(現物国内保管型)(1542)は、国内で銀を保管しています。
投資信託は間に金融商品を挟むことにより、次の2点に注意が必要です。投資信託の登場まで待つべきか、ETFに投資するかの判断材料にしてみてくださいね。
- 間に挟む商品の需要により価格が変動する
- 保有中にかかる手数料の負担が大きくなる
①間に挟む商品の需要により価格が変動する
投資信託やETFは、その商品自体の需給によって価格変動が起きます。そのため、市場の銀価格と投資信託の基準価額にズレが生じることがあります。
WisdomTree銀上場信託(1673)と純銀上場信託(現物国内保管型)(1542)も商品自体の需給で価格変動が起きる点は同じです。ただし投資信託の場合は、投資信託と、間に挟む金融商品の需給も価格変動に影響します。2つの金融商品の需給が価格変動に影響するということは、銀価格とのズレが生じやすいということです。
仕組み上、間に金融商品を挟んでいないETFのほうが、銀価格に近い値動きが期待できるのです。
②保有中にかかる手数料の負担が大きくなる
投資信託とETFには、保有している間「信託報酬」と呼ばれるコストがかかります。信託報酬も、銀価格とズレを生じさせてしまう要因の1つです。せっかく銀価格が値上がりしても、信託報酬が高ければ、その分リターンは低くなってしまいます。
銀の投資信託は、ETFや海外の投資信託へ投資する可能性が高いため、投資先でかかる運用コストも信託報酬に含まれます。
たとえば、プラチナに投資できる投資信託「楽天・プラチナ・ファンド(為替ヘッジなし)」の信託報酬は、「0.864%」です。信託報酬には、表の金融商品の運用コストが含まれます。
| 楽天・プラチナ・ファンド(為替ヘッジなし)の投資対象 | 信託報酬 |
|---|---|
| アバディーン・フィジカル・プラチナ・シェアーズETF(PPLT) | 0.6% |
| iシェアーズ・フィジカル・プラチナETC(SPLT) | 0.2% |
WisdomTree銀上場信託(1673)と純銀上場信託(現物国内保管型)(1542)も信託報酬はかかりますが、どちらも間に金融商品を挟んでいません。そのため、投資信託が設定された場合、ETFより高い信託報酬になると思われます。
銀は、景気はもちろん工業需要にも左右されやすく、もともと価格変動も起きやすい商品です。この特徴を踏まえて、「100円から投資できる手軽さ」をとるか「より銀価格への連動しやすい仕組み」をとるかがが、投資信託とETFを選ぶ判断基準となりそうですね。
多くの証券会社では、課税口座で国内ETFを取引すると手数料がかかります。しかし、SBI証券は、書類を郵送から電子交付に切り替えると、国内ETFの取引手数料を無料にできます。楽天証券もSOR利用同意をするだけで、国内ETFの取引手数料を無料にできます。
NISA口座で投資できない1673を選ぶ場合は、いずれかの証券会社で取引するとお得です。
銀への投資方法は他にある?
銀の投資信託について「商品自体の需要」と「信託報酬」の2つの要因によって、銀価格と100%連動するとは限らない商品性となっていることを紹介しました。
銀価格と100%連動するとは限らない商品性は、ETFにも当てはまるので、この点に不安を感じる方は別の投資方法を検討するのが良いでしょう。
おすすめは、現物の銀を積み立てる「銀積立」です。
銀積立とは
銀積立とは、銀を毎月一定額積み立てる方法のことです。
ETFよりも少額から銀へ投資ができる点が魅力です。ただし、NISAは使えないので、売却時に利益があれば税金がかかります。
銀積立は、楽天証券やSBI証券で取り扱っています。手数料は一律「1.65%」で、1,000円積み立てたときは、16.5円が手数料です。売却時の手数料は無料となっているので、片道分の手数料だけと考えると、許容できる範囲といえます。
SBI証券では、積立額が一定の重量を超えると銀地銀(銀の現物)と交換できます。現物といつでも交換できるようにしたい方はSBI証券での積み立てがおすすめです。
約5分で申込み完了します。
楽天証券では、クレジットカード決済で銀積立ができます。積立額に応じて、0.5%の楽天ポイントを貯められるためお得に資産形成ができます。
約5分で申込み完了します。
銀に投資できる投資信託はありません。ETFのみが設定されています。少額から投資をしたい方は、投資信託の登場まで待つのも手です。銀積立もおすすめできる投資方法なのでぜひ検討してみてください。
この記事の執筆者

やさしい投資信託のはじめ方編集部
Twitter「@toushikiso」でも情報発信中です!
「やさしい投資信託のはじめ方」は、これから投資をはじめたい!という方に投資信託を使った投資方法を紹介する、初心者向けのサイトです。口座開設から積立投資、新NISAやiDecoなど、将来の資産形成に役立つ情報を紹介しています。




対象外
成長投資枠









