投資のリスクを抑える「分散投資」とは何ですか?

読者からのお悩み
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投資信託で資産運用をはじめたいです。投資をするときには「分散投資」が重要と聞きます。分散投資とは何ですか?

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分散投資とは、投資する対象(資産、銘柄、通貨)、投資する地域、投資するタイミングなどを、1つに集中しない投資のことを指します。分散投資することで、投資におけるさまざまなリスクを抑えられます。ここでは、具体的な分散投資の例を3つ説明します。

地域分散

投資先を日本だけでなく、海外の先進国、新興国も含める形で、複数の地域に分散させて投資するのが地域分散です。

具体例として、アメリカ・中国・日本と3つの地域の株式に分散して投資をはじめた場合を考えてみましょう。もし、アメリカが不景気になり、アメリカの株式が値下がりしても、中国や日本の景気が悪くなければ、中国や日本の株式の値上がり分で、アメリカ株式の損失をカバーできます。

反対に、中国や日本が不景気になって、それぞれの株式が値下がりしても、他の国の景気が悪くなければ、損失をカバーできます。

このように、複数の地域に投資することで、価格変動などのリスクを抑えられます。

商品分散

投資する資産を複数の種類に分けることが商品分散です。代表的な商品分散は「株」と「債券」の分散です。株と債券は、景気が良いときと悪いときで異なる値動きをする傾向があります。

商品 景気が良いとき 景気が悪いとき
株式 値上がり 値下がり
債券 値下がり 値上がり

株と債券という異なる商品に分散投資することで、景気の良し悪しによる価格変動のリスクを抑えられます。

時間分散

投資するタイミングを分散させることです。例えば、株や債券などを値段が安いときに投資し、値段が高いときに売れば、大きな利益を出せます。しかし、株や債券はさまざまな要因で価格が変動するので、完全に値動きを予想することは難しいです。

投資するタイミングによっては、高値で買ってしまうおそれもあります。そこで、一度に投資するのではなく、投資するタイミングを分散させ、高値で買ってしまうことを避けるのが、時間分散の考え方です。

まとめ

分散投資のメリット投資にかかるリスクを減らせることです。資産運用では、どのような投資をしても、値上がりする時期と、値下がりする時期、両方が存在します。

すべての資金を、1つの資産に集中投資すると、値下がりしたときに、資産を大きく減らしてしまう恐れがあります。ですから、分散投資をすることはとても重要です。また、分散投資でリスクを抑えることで、心理的にも投資を続けやすくなります。

投資初心者の方でも、投資信託を使えば、手軽に分散投資を実践できます。資産運用に取り組むときには、分散投資を意識しましょう。