基準価格が高い投資信託は割高ですか?

読者からのお悩み
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日経平均株価に連動する投資信託(インデックスファンド)を買おうと思います。投資信託の基準価格をチェックすると、同じような投資信託でも、基準価格が高いものと低いものがあります。この場合、基準価格が低いものを選んだほうが割安に投資信託を買えるのでしょうか?

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投資信託は、基準価格が安いから割安・高いから割高という判断はできません。わかりやすく説明しますので、具体例を見ていきましょう。

例えば、日経平均株価に連動する投資信託AとBがあったとします。Aの基準価格は10,000円、Bの基準価格が20,000円です。この投資信託をそれぞれ100,000円購入します。

投資信託の基準価格は、通常10,000口当たりの価格であることが多いのですが、今回はわかりやすく1口当たりの価格として説明します。この場合、Aは10口、Bは5口買えることになります。
(投資信託は1口、2口と数えます)

<100,000円で何口買える?>
投資信託 基準価格 買えた口数
(100,000円÷基準価格)
A 10,000円 10口
B 20,000円 5口

その後、日経平均株価が10%値上がりした場合、AとBの投資信託の基準価格はそれぞれ10%ずつ高くなります。

  • A:10,000円×1.1=11,000円
  • B:20,000円×1.1=22,000円

この時点でAとBの投資信託を売却します。どちらにも手数料などの費用がかからなかったとすると、売却額はどちらも110,000円。利益はどちらも10,000円と変わらないのです。
(売却額110,000円-購入額100,000円=利益10,000円)

<A,Bどちらも利益は10,000円>
投資信託 基準価格
(10%値上がり後)
買えた口数 売却額
(値上がり後の基準価格×買えた口数)
A 11,000円 10口 110,000円
B 22,000円 5口 110,000円

このように、投資信託の基準価格が低いから割安、高いから割高とはならないのです。