【銀行株ETF・投資信託】日本のメガバンク・地方銀行に投資できるおすすめ銘柄を紹介
最終更新日:2026年3月26日
金利の上昇を背景に、日本の銀行株に注目が集まっています。特にメガバンクの業績は好調で、3年連続で過去最高益を更新しています。
「銀行株に投資をしたい!」と考えていても、個別株は銘柄選びや買い時の判断がむずかしく、ハードルが高いと感じる人も多いのではないでしょうか。
さらに、銀行は信用が重視される業種です。行員が顧客預金を着服するといった不祥事に巻き込まれ、株価が急落してしまうリスクもあります。
そこで活用したいのが、手軽に分散投資ができるETFや投資信託です。銘柄を1本に絞るリスクを抑えながら、利上げの恩恵を受けられます。
このページでは、日本のメガバンクやネット銀行、地方銀行に分散投資できるおすすめのETFを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
このページのもくじ
日本の銀行株の動向
日本の銀行は、長く続いた低金利の影響で業績が伸びにくい状況が続いていました。しかし、金融政策の転換により、金利が引き上げられたことで、収益環境に変化が生まれています。
金利の推移を表すグラフを見てみると、直近2年で大幅に金利が引き上げられていることがわかります。
金利が上がると、銀行は「貸出金利」を引き上げます。これにより、融資先の個人や企業からもらえる利息が増えます。お金を預けてくれた人に支払う「預金金利」も上がりますが、貸出金利の上げ幅の方が大きいため、収益を上げやすいのが特徴です。
また、金利が上がると、国債の利回りも高くなります。新しく国債を保有する場合、利息収入の増加も期待できます。
一方で、金利が上がると債券価格が下がります。そのため、すでに保有する国債が含み損となってしまうことには注意が必要です。
| 項目 | 影響 | 銀行への影響 |
|---|---|---|
| 貸出金利 | 個人・企業への貸出金利が上昇 | 収入増加 (↑↑↑) |
| 預金金利 (調達金利) |
顧客への支払い利息が増加 | コスト増加 (↓) |
| 国債 (新規) |
新たに運用する国債の利回りが上昇 | 運用収益が増加 (↑↑) |
| 国債 (既存) |
保有している債券価格が下落 | 含み損が 発生 (↓↓) |
銀行は、お金を貸すことで収益を上げていることがわかりますね。収益拡大には、融資先に資金を貸し出す原資となる「個人預金」の獲得が重要となります。
メガバンクの動向
メガバンクである「三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)(三菱UFJ銀行)」、「三井住友フィナンシャルグループ(8316)(三井住友銀行)」、「みずほフィナンシャルグループ(8411)(みずほ銀行)」は、貸出残高が大きいため、数百億円規模の増益が期待されています。
各銀行、国債の含み損は増加傾向ですが、それを相殺できるほどの余力があり、業績への影響はそれほどないと言って良いでしょう。
さらなる収益獲得のため、三菱UFJFGは「エムット」、三井住友FGは「Olive」といった金融サービスを展開し、顧客獲得を図っています。みずほFGは、楽天グループ(4755)と提携して、デジタル面でのサービスを強化していることも話題になっています。
ネット銀行の動向
ネット銀行は実店舗を持たない分、コストを抑えられるのが利点です。その分、預金金利を高く設定したり、魅力的な住宅ローン金利を提示したりと、利用者に還元している銀行が多いのが特徴です。
楽天銀行(5838)では、楽天証券や楽天カードなどの自社サービスとの連携特典を提供するなど、顧客の囲い込みを強化しています。2026年1月時点には、預金残高総額が13兆円を突破し、多くの顧客を獲得していることがわかります。
地方銀行の動向
地方銀行とは、各都道府県に本店があり、地方を中心に展開している銀行のことです。
資産規模の大きい「千葉銀行(8331)」や「しずおかフィナンシャルグループ(5831)(静岡銀行)」、「横浜フィナンシャルグループ(7186)(横浜銀行)」では、貸出金利の引き上げによる増益が見込まれています。
ただし、地方銀行では国債の含み損が膨らみ、貸出金利の引き上げによる増益と相殺できないケースもあります。紹介した銀行では、国債を売却したり、株式の売却益を国債の含み損に充てたりなどして、債券価格の下落を対処しています。
銀行株ETF
銀行株に投資できるETFは次の3つです。紹介しているETFは、NISAの成長投資枠の対象です(つみたて投資枠は対象外)。
| 銘柄名 | 信託報酬 | 最低購入金額 (3月23日終値) |
純資産 総額 |
|---|---|---|---|
| ★おすすめ NEXT FUNDS 東証銀行業株価指数連動型上場投信 (1615)NF・銀行業(東証33)ETF (1615) | 0.242% | 5,515円 | 2,930億円 |
| NEXT FUNDS 銀行(TOPIX-17)上場投信 (1631)NF・銀行(TPX17)ETF (1631) | 0.352% | 29,500円 | 224億円 |
| 上場インデックスファンド日経銀行株トップ10 (540A)上場日経銀行株トップ10 (540A) | 0.165% | 1,463円 | 6億円 |
1615と1631の構成銘柄は同じで、約70銘柄が組み入れられています。時価総額が大きい銘柄の割合が高いため、メガバンクを中心としたポートフォリオですが、地方銀行もカバーしています。
1615と1631は、構成比率が多少異なるだけなので、ほぼ同じ値動きになります。どちらかを選ぶなら、信託報酬が低く設定されている1615がおすすめです。
540Aは、大型銀行株10銘柄に集中投資をするETFです。1615の連動指数である「東証銀行業株価指数」の構成銘柄と比較すると、メガバンクの構成比率が1~2%高いことがわかります。
地方銀行を含むか、含まないかが判断基準となりそうですね。ただし、540Aは2026年3月18日に上場したばかりの新しいファンドです。純資産総額が50億以上になるまでは、1615に軍配があがります。
純資産総額が少ないと、上場廃止となり、途中で運用が打ち切られるリスクが高まるためです。
銀行株に投資できる投資信託
日本の銀行株だけに投資できる投資信託は、残念ながら設定されていません。銀行株は、長らく低金利で厳しい経営状態続いていたため、あえて設定する運用会社がいなかったのかもしれません。
投資対象を「金融」に広げると「ダイワ金融新時代ファンド」があります。ダイワ金融新時代ファンドでは、メガバンクを中心に投資できます。ただし、保険業や証券も組み入れられているので、純粋に銀行株に投資したい方には向いていないでしょう。
| 銘柄名 | 業種 | 比率 |
|---|---|---|
| 三菱UFJフィナンシャルG(8306) | 銀行業 | 21.0% |
| 三井住友フィナンシャルG(8316) | 銀行業 | 14.8% |
| みずほフィナンシャルG(8411) | 銀行業 | 11.2% |
| 東京海上HD(8766) | 保険業 | 7.1% |
| 第一生命HD(8750) | 保険業 | 3.5% |
| MS&AD(8725) | 保険業 | 3.4% |
| SOMPOホールディングス(8630) | 保険業 | 3.1% |
| 野村ホールディングス(8604) | 証券 商品先物取引業 | 3.1% |
| りそなホールディングス(8308) | 銀行業 | 3.0% |
| 三井住友トラストグループ(8309) | 銀行業 | 2.5% |
(2026年3月時点)
おすすめ銘柄【投資信託とETFどっち?】
銀行株に投資をするなら、ETFの「NEXT FUNDS 東証銀行業株価指数連動型上場投信(1615)」がおすすめです。ETFをおすすめする理由は次の2つです。
- 投資信託だと銀行株だけに投資できない
- 売買タイミングが見極められる
前項目でも触れたように、ダイワ金融新時代ファンドは、銀行株だけに投資できません。金利上昇を追い風とする銀行株に絞って投資したい人には、やや向いてないと言えるでしょう。
また、投資信託の場合、当日の20時頃に基準価額が決まります。注文できるのは15時半までなので、注文した後に価額が決まることになります。つまり、今、上がってるのか下がってるのかを判断して売買ができないのです。
ETFはリアルタイムで価格を確認できるため、金利の影響をどれくらい受けているのか見極めて売買ができます。
おすすめ証券会社
国内ETFに投資をするなら、課税口座でも手数料無料で取引できる「SBI証券」か「楽天証券」がおすすめです。
| 比較項目 | NISA口座 | 課税口座 |
|---|---|---|
| 楽天証券 | 無料 | 無料 |
| SBI証券 | 無料 | 無料 |
| 松井証券 | 無料 | 無料※ |
| マネックス証券 | 無料 | 55円~ |
| 三菱UFJ eスマート証券 | 無料 | 55円~ |
※1日の約定代金が50万円まで
SBI証券は、書類を郵送から電子交付に切り替えると、国内ETFの取引手数料を無料にできます。
電子交付の設定は、SBI証券にログイン後、「口座管理」、「電子交付書面」の順にタップし、「電子交付サービス(電子交付書面閲覧サービス)」画面の下記画面赤枠内の「電子交付に変更」ボタンから申し込みできます。
楽天証券では、取引金額にかかわらず手数料が無料になる「ゼロコース」があり、これを選択すると取引手数料が一切かからないためです。
手数料コースの変更は、楽天証券のWEBサイトから、「各商品に関する設定」→「手数料コースの確認・変更」の画面からできます。「ゼロコース」は、楽天証券のSOR利用同意をするだけで選択できます。
日本の銀行株に投資できるETFと投資信託を紹介しました。銀行株に投資をするなら、メガバンクを中心に約70銘柄に分散投資できる「1615」がおすすめです。
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この記事の執筆者

やさしい投資信託のはじめ方編集部
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