iDeCoの配分は「全米株式のみ」でもいいですか?

お悩み

iDeCoの配分を「全米株式のみ」にしようかと検討していますが、どう思われますか?

回答

米国株投資に対して強い確信があれば、iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)の配分を全米株式のみに特化させて運用しても良いでしょう。

しかし、個人的には全米株式に特化させるのは、あまりおすすめしません。なぜなら、長期での運用は、やはり分散投資が基本となるからです。数多くの投資対象がある中で、米国株だけにフォーカスして運用することは、分散が足りていない配分とも言えます。

全世界株式の構成 全世界株式の構成
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
の目論見書より引用

※2022年3月時点でロシアは除外されています。

今日の世界経済の主役が米国であることは間違いありません。世界の株式市場の6割程度は米国株式で構成されており、「iDeCoの配分で全米株式のみに特化しても問題ないのではないか」という考え方もあります。

しかし、逆に言うと、将来もずっと米国が世界経済の主役でありつづける保証はありませんし、現在の世界の株式市場の4割程度は米国株式以外で構成されている、ということになります。

米国株式だけの配分にすると、ヨーロッパや新興国の株式の成長が直接的には取り込めません。また、通貨に関しても、ユーロや英ポンドなど、米ドル以外の通貨には投資しないことになります。地域や通貨から見ても、米国株式だけに投資することは分散が足りない配分となってしまいます。

米国株投資に対してよほど強い確信がない限り、全米株式のみに特化して運用することはおすすめしません。