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楽天証券からSBI証券に移管するメリット・デメリットを教えてください。

お悩み

投資信託を楽天証券からSBI証券に移管しようと思っています。
移管にあたりメリット・デメリットとなる部分を教えてください。

回答

投資信託を楽天証券からSBI証券に移管するメリットとして「投資信託のポイント還元が充実する」、デメリットとして「SPUのポイント倍率が下がる」ことがあげられます。
※Super Point Up program(スーパーポイントアッププログラム)

NISA口座で運用している場合

楽天証券でNISA口座を開設している場合、手続きをすることで、SBI証券へNISA口座を乗り換えられます。ただし、NISA口座で持っている商品はSBI証券へ移管できません。楽天証券のNISA口座で持っている投資信託は、そのまま楽天証券で持ち続けることになります。

【メリット】投資信託のポイント還元が充実する

楽天証券よりもSBI証券のほうが、ポイント還元が充実しています。

たとえば、毎月3万円の積み立てを3年間した場合、ポイント還元の合計額は以下のようになります。
※便宜上、購入日は毎月1日、手数料等は考慮せず価格変動がなかったものとします。

<毎月3万円×3年間でのポイント還元>
銘柄名 楽天証券 SBI証券
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 190ポイント 274ポイント
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 190ポイント 548ポイント
楽天・全米株式インデックス・ファンド 190ポイント 819ポイント

楽天証券からSBI証券へ移管した投資信託もポイント還元サービスの対象になります。

【デメリット】SPUのポイント倍率が下がる

SPUとは、楽天の対象サービスを利用することで楽天市場におけるポイント還元率が上がるプログラムです。楽天証券で投資信託を「現金と楽天ポイント合わせて当月合計3万円以上」購入すると、楽天市場でのポイント還元率が0.5%アップします。

楽天証券からSBI証券へ投資信託を移管後、楽天証券で投資信託を購入しなくなると、この恩恵が受けられなくなります。楽天市場をよく利用する人にはデメリットとなるでしょう。

移管する際の注意点

移管する際に気をつけたいのが証券会社問わず「移管できない商品がある」、「移管手数料がかかる」点です。移管先に取り扱いのない投資信託は移管できません。また、投資信託の出庫には、手数料がかかります。楽天証券の場合は、通常1銘柄あたり3,300円の手数料がかかります。

SBI証券は取り扱い本数が多いので移管できない商品はごくわずかですが、事前に確認しておくと安心でしょう。また、SBI証券の「投信お引越しプログラム」に申し込めば、移管手数料を実質無料にできます。移管した後に申し込みを忘れないようにしましょう。
→楽天証券からSBI証券への移管手数料【投資信託・NISAの乗り換え】

投資信託を楽天証券からSBI証券に移管すると「投資信託のポイント還元率」の面でメリットがあり、反対に「SPUのポイント倍率が下がる」といったデメリットもあります。移管の際は、「移管先の取り扱いの有無」と「移管手数料」に注意しましょう。

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