投資信託💹今(2025年)は買い時か!?どんどん下がる一方?買い増しのタイミングを解説

トランプ大統領が発表した新たな関税措置により、2025年に入ってから株式市場は大きな影響を受けています。景気悪化の懸念が強まり、米国の主要指数であるS&P500やNASDAQ100は、2025年2月から下落が続いています。
こんな状況ですから、投資信託の買い時は、いつも以上にむずかしそうですよね。実は、一切迷わずに買い時を判断できる方法があります。このページでは、投資信託をいつ買えばよいか迷わない考え方についてご紹介します!
このページのもくじ
買うべきタイミングは常に「今」
投資信託での投資を始めるタイミングは、できる限り早いほうがいいです。つまり、そのタイミングは常に「今」なのです。
投資信託や株といった金融商品は「安い時に買って、高い時に売る」のが理想です。しかし、安い時がいつなのかを正確に見極めることは、投資のプロでもむずかしいことです。
そこで有効な投資方法として有名なのが、一定の金額で定期的に投資していく「積立投資」です。積立投資をしていくと、安い時に多く買い、高い時に少なく買えることになります。
たとえば、リンゴを3,000円分買うことを考えてみましょう。
リンゴ1個の値段 | 買える個数 | 比較 |
---|---|---|
50円 | 60個 | 安い時は多い |
100円 | 30個 | 中ぐらい |
150円 | 20個 | 高い時は少ない |
このリンゴの例えは、投資信託でも同じです。
できる限り早いうちに積立投資をはじめることで、安いタイミングを逃さないことが大切です。
どんどん下がる一方?
早くはじめることが大切だと分かっていても、どんどん下がっていく基準価格を見ると、ハラハラしてしまう気持ちもわかります。
次のグラフは、eMAXIS NYダウインデックスの直近の基準価格チャートです。(2025年1月~2024年4月)
年初来から、右肩下がりとなっています。

次のグラフは、eMAXIS NYダウインデックスの全期間の基準価格チャートです。(2013年8月~2025年4月)

全期間で見てみれば、右肩上がりだということがわかります。直近の基準価格の動きが小さく思えてきますね。一度大きく下落しているのがみえますが、これは2020年のコロナショックです。大きな下落をした後でも、きちんと回復していることがわかります。
世の中では、いつも誰かが働いてモノやサービスを生み出しています。こうして、経済は常に成長しています。そこにお金を投じるわけですから、積立投資をはじめるなら、早ければ早いほどよいでしょう。
買い増しのタイミングはある?
先の内容は、投資をはじめようとしている人向けでした。ここからは、すでに投資をしていて、買い増しのタイミングを知りたい人向けとなります。
買い増しのタイミングは、投資信託の基準価格が下がった時です。下落したタイミングで買い直すことで、平均取得単価を下げられるためです。基準価格が回復すれば、上昇した分だけ恩恵を受けられるでしょう。
ただし、どこが一番安いのか見極めるのは非常に困難です。eMAXIS NYダウインデックスの直近の基準価格のチャートを見ていると、上がったり下がったりを繰り返しながら、下がっているのがわかります。

ここが一番安いと思っていても、もっと下がる可能性は十分に考えられます。関税政策による経済的不確実性が背景にある今、株価がどう動くのかは誰にもわかりません。
一度に大きな金額を買い増しするのではなく、下落傾向にある期間だけ、毎月の積立金額を増やしてみる戦略もアリでしょう。
このページでは、「投資初心者の方」、「投資経験者の方」に分けて、投資信託の買い時についてご紹介しました。
経済は、長期で見れば右肩上がりに成長することをおさえておけば、投資信託の買い時がいつなのか迷うことはありませんね。投資信託での積立投資は、「ベスト」ではなく「ベター」を意識していきましょう!
この記事の執筆者

やさしい投資信託のはじめ方編集部
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