つみたてNISAを銀行で始めてしまったので、証券会社に口座変更したいです。
お悩み
つみたてNISAを銀行で始めてしまったのですが、証券会社にNISA口座を変更したいです。
銀行は投資信託の商品が少なく、買いたいものが見つかりません。
株も買えず残念です。
証券会社なら、つみたてNISAが充実していると聞きました。
銀行から証券会社に口座変更したいです。
回答
銀行でNISA口座を開設すると、投資できる商品が限られてしまい不便ですよね。
銀行から証券会社へNISA口座を変更する手続きは、意外とかんたんなので、ぜひ年内におこなってください。2025年12月までに変更手続きが完了すると、2026年1月から証券会社でNISA口座が使えます。
なお、2026年1月を過ぎてから変更手続きをおこなう場合、2026年に1度でも銀行のNISA口座で購入すると、2026年内の変更はできません。
| 手続きの タイミング |
NISA使用済 の場合 |
NISA未使用 の場合 |
|---|---|---|
| 1月~9月 | ×変更できない | ○その年から 変更できる |
| 10月~12月 | ○翌年から変更できる | |
つみたてNISAと新NISA
つみたてNISAは、2023年12年の投資枠をもって新たに投資ができなくなった制度です。つみたてNISAに変わる制度として、2024年1月から新NISAがはじまりました。
銀行から証券会社に変更ができるのは、「新NISA」の制度上のNISA口座です。
銀行から証券会社へNISA口座の変更手続きは、たったの4ステップで完了します。
- 証券会社で総合口座を開設する
- NISA口座を開設している銀行へ行き、勘定廃止通知書の発行手続きをする
- 郵送にて勘定廃止通知書を受け取る
- 証券会社でNISA口座を開設する
NISA口座の変更に必要な「勘定廃止通知書」は、直接店舗に行き、手続きをすることで郵送される場合がほとんどです。店舗に行く際は、次の3点が必要です。
- 普通預金通帳
- お届け印
- 本人確認書類
ただし、金融機関や取引内容によって必要な手続きが異なる場合があります。あらかじめ店舗へ連絡しておくと安心でしょう。
乗り換え先として人気の高い証券会社は、SBI証券と楽天証券です。銀行からSBI証券や楽天証券に乗り換えることで、使えるサービスや購入できる商品が増えて、より便利でお得にNISAを活用できるようになります。
ゆうちょ銀行でNISA口座を開設している方は、次のページで変更手順を詳しく開設しているので、ぜひ参考にしてみてください。
その他、地方銀行からNISA口座を変更する方は、次のページを参考にしてみてください。
関連ページ
NISA口座を地方銀行から楽天証券へ変更する方法銀行では、投資信託しか取り扱われておらず、日本株や米国株を購入することができません。さらに、銀行で取り扱われている投資信託は、手数料が高く設定されている場合が多く、数も限られています。
銀行が、手数料が高い投資信託を取り扱うのは、対面販売によってかかるコストの採算を取るためです。
SBI証券や楽天証券へNISA口座を変更すると、投資信託の王道とも言われている、低コスト商品「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」や、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」に投資ができるようになります。
さらに、成長投資枠では、日本株や米国株を購入できます。
下の表は、多くの方にとって身近な「ゆうちょ銀行」と楽天証券、SBI証券の取り扱い商品を比べた表です。
| 比較項目 | ゆうちょ銀行 | 楽天証券 | SBI証券 | |
|---|---|---|---|---|
| つみたて投資枠の取扱本数 | 15本 |
277本 |
279本 |
|
| eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 取り扱いなし |
取り扱いあり |
取り扱いあり |
|
| eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 取り扱いなし |
取り扱いあり |
取り扱いあり |
|
| 成長投資枠 | 投資信託 | 68本 |
1,444本 |
1,480本 |
| 日本株 | 取り扱いなし |
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|
| 米国株 | 取り扱いなし |
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|
(2025年12月時点)
SBI証券や楽天証券にNISA口座を変更することで、購入できる商品が増えることがわかりますね。
また、SBI証券や楽天証券でNISA口座を開設すると、クレジットカード決済で投資信託を購入する、いわゆる「クレカ積立」ができ、投資額に応じてポイントを貯められます。
ゆうちょ銀行をはじめ、多くの銀行では、クレカ積立やポイントサービスは提供されていません。
| 比較項目 | ゆうちょ銀行 | 楽天証券 | SBI証券 | |
|---|---|---|---|---|
| クレカ積立 | 取り扱いなし |
楽天カード |
三井住友カード |
|
| 貯まるポイント | 取り扱いなし |
楽天ポイント | Vポイント | |
| ポイント投資 | 取り扱いなし |
楽天ポイント |
Vポイント・Pontaポイント |
|
SBI証券と楽天証券のどちらか迷う場合は、もらえるポイントや使えるクレジットカードを基準に選ぶと良いでしょう。特にこだわりがない方は、楽天証券がおすすめです。
楽天証券では楽天ポイントを「1ポイント=1円」として投資信託、国内株(ETF)、米国株(ETF)、単元未満株(かぶミニ®)の購入に利用できます。
楽天証券で貯めたポイントは楽天証券で使えるので、楽天ポイントの使い道に、こまることはありません。資産を増やすため、楽天ポイントにも働いてもらえます。
SBI証券や楽天証券では、「勘定廃止通知書」があれば、かんたんにNISA口座の変更手続きができます。
ただし、「勘定廃止通知書」の郵送には1週間ほど時間がかかるため、先に「総合口座」を開設して、初期設定を済ませておくことをおすすめします。
総合口座は下のボタンから開設できます。あとからNISA口座を申し込むので「NISAの選択」は、「今は非課税投資枠に申し込まない」にチェックを入れます。
しておくべき初期設定は、次のページで紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
NISA口座をゆうちょ銀行から別の証券会社に変更するには、「勘定廃止通知書」が必要です。2026年からNISA口座を変更する人は、2025年10月~12月の間に手続きを済ませましょう!変更方法はとてもかんたんですよ!









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