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SBIハイブリッド預金とは【メリットとデメリット・金利改悪の推移】

最終更新日：2025年12月5日

SBIハイブリッド預金とは、SBI証券と住信SBIネット銀行を連携させると使える円預金のことです。SBIハイブリッド預金の残高は、SBI証券口座の残高へ自動的に反映される仕組みになっているため、SBI証券口座に入金することなく取引できるようになります。

このページでは、SBIハイブリッド預金のメリットとデメリット、「改悪なのでは？」と言われている金利について、推移を掲載しています。

SBIハイブリッド預金の開設には、SBI証券の口座が必要です。SBI証券口座を持っていない方は、SBI証券の口座開設からはじめましょう！SBI証券の口座開設ボタンから、住信SBIネット銀行も同時に開設できます。

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Contents

【メリット】SBIハイブリッド預金とは

SBIハイブリッド預金とは、SBI証券と連携させて利用できる「住信SBIネット銀行の円預金」です。次のようなメリットがあります。

SBI証券に入金する手間を省ける

SBIハイブリッド預金の預金残高は、SBI証券の買付余力に自動的に反映されます。つまり、SBI証券の口座へ入金することなく投資信託や株の取引に使えるのです。

通常、証券会社で取引する際は、「リアルタイム入金」、「即時入金」、「銀行振込」などのサービスを使って、銀行から証券口座に資金を入金する手続きをします。

しかし、SBIハイブリッド預金を利用すれば、証券口座への入金手続きは必要なくなります。SBI証券ユーザーには、うれしいサービスですね。

普通預金よりも金利が高く、毎月利払い

住信SBIネット銀行の普通預金金利は0.2％ですが、SBIハイブリッド預金の金利は0.21％と金利が高く設定されています。

利息は毎月払いです。毎月第3土曜日に計算され、その翌日に入金されます。

ATM・振込手数料の無料回数を増やせる

住信SBIネット銀行には「スマプロランク」というATM・振込手数料無料回数の優遇があり、SBIハイブリッド預金はそのランクアップ条件の対象となっています。

詳しくは以下のページで解説しています。

SBIハイブリッド預金のデメリットは次の2点です。

直接ATMから入出金できない

SBIハイブリッド預金は、直接ATMから入出金ができません。通常、ATMで入出金ができるのは、代表口座の円普通預金のみのためです。

SBIハイブリッド預金の残高を出金するときは、代表口座の円普通預金に振替する必要があります。SBIハイブリッド預金へ入金をするときも、いったん普通預金に入金してからSBIハイブリッド預金に振替します。

また、SBIハイブリッド預金は、クレジットカードや公共料金などの引落口座に設定することもできません。生活資金ではなく、投資用の資金の置き場所として使うのが向いているでしょう。

金利が低い

証券会社と銀行の口座連携サービスには、楽天証券と楽天銀行の「マネーブリッジ」や三菱UFJ eスマート証券（旧auカブコム証券）とauじぶん銀行の「auマネーコネクト」があります。

SBIハイブリッド預金の金利は、他社の優遇金利と比較すると低く設定されています。

＜口座連携の比較＞
比較項目	SBI	楽天	三菱UFJ eスマート
連携する預金	SBIハイブリッド預金	普通預金	普通預金
優遇金利	0.21％	0.28％^※1	0.51％^※2

※1）残高300万円を超える部分は0.22％

※2）auPay・auPAYカードとの連携、auマネ活プランの加入特典・ゴールドカード特典の利用もした場合

実は、SBIハイブリッド預金の金利は、これまで徐々に改悪されてきました。2012年12月10日の改定（0.11％→0.10％）により、楽天のマネーブリッジと同じ水準となり、2015年4月6日の改定（0.10％→0.08％）にてマネーブリッジの金利を下回る水準となりました。

2025年現在、SBIハイブリッド預金の金利は0.21％です。2025年3月3日に、0.11％から0.21％に引き上げられました。