毎月分配型投信のデメリット【意外と悪くない?儲かる?最強!?】

カテゴリー:投資信託
最終更新日 : 2022年07月01日
投資信託から分配金が支払われるイメージ

毎月分配型の投資信託は、1か月ごとに決算を行い、毎月分配金を支払います。「運用成果をこまめに受け取りたい」というニーズに応えるように作られた投資信託です。しかし、その仕組みは正しく理解しておく必要があります。

このページでは、「毎月分配型投信のデメリット」や「悪くない使い方」など解説しています。

【最強の生活!?】分配金だけで暮らしている人

投資初心者の方の中には、憧れの姿として「投資信託の分配金だけで暮らしている人」を挙げて「最強の生活では」とおっしゃる方がいます。しかし、これは憧れるポイントが少しずれています

「金融資産の運用だけで暮らしていけること」が”最強”なのであって、「投資信託の分配金」である必要はないのです。

分配金の仕組み

投資信託の分配金は、預貯金の利息とは異なり、もらった分だけ儲かっているわけではありません。分配金は、投資信託の資産から支払われます。その金額分、投資信託の価格が下がり、プラスマイナスゼロとなります。

つまり、投資信託の分配金は、投資したお金が払い戻されるだけの仕組みなのです。

分配金は、運用会社のさじ加減により決められてしまいます。金融資産を取り崩す場合は、ご自身で少しずつ売却したほうが資産を管理しやすいと言えるでしょう。

どれくらいの金融資産があれば生活していけるかについては、以下のページをご覧ください。

毎月分配型投資信託のデメリット

毎月分配型投信のデメリットは、投資効率が悪くなることです。

先に解説したとおり、分配金は「投資したお金が払い戻されるだけの仕組み」です。そして、毎月支払われる分配金には、その都度20.315%の税金がかかります。分配金を再投資に回すとき、再投資額が少なくなり投資効率が悪くなってしまうのです。

分配金を出さない投資信託であれば、運用で得られた成果が、税金を引かれないまま投資信託の資産としてプールされるため、効率が良いです。分配金の代わりに、投資信託の価格が上がることによって儲かる仕組みになっているのです。

以下のグラフは、毎月分配型投信の「ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)」と分配金が出されていないiFree J-REITインデックス」の価格推移を比較したものです。どちらも、大和アセットマネジメントによって運用され、東証REIT指数を連動対象とする投資信託です。

毎月分配型と無分配型の比較

このように、分配金が支払われなくても、値上がり益によって、運用成果は投資家に還元されるのです。

資産形成をする現役世代にとって、毎月分配型投信は利用する価値のない金融商品です。また、再投資をしないリタイア世代の方であっても、自分で少しずつ売ればいいだけなので、特別な理由がない限り利用する価値はありません。

ここまで、デメリットを解説してきましたが、次の章では「毎月分配型投信の有意義な使い方」を紹介します。

【意外と悪くない?】儲かる使い方

毎月分配型投信の「悪くない使い方・儲かる使い方」として、配当控除を受ける目的での利用があります。投資信託の分配金は、配当所得となるため、総合課税として確定申告することにより、配当控除を受けられるのです。

<収益分配金に対する配当控除の割合>
(タブで切り替えられます)

資産割合 外貨建資産割合
50%以下 50%超
75%以下
75%超
非株式
割合
50%以下 所得税:
5%
住民税:
1.4%
所得税:
2.5%
住民税:
0.7%
適用
なし
50%超
75%以下
所得税:
2.5%
住民税:
0.7%
所得税:
2.5%
住民税:
0.7%
適用
なし
75%超 適用
なし
適用
なし
適用
なし

しかし、配当控除を受けるにあたって注意すべきことがあります。所得金額によっては、配当控除を利用すると、逆に損をしてしまう場合があるのです。

たとえば、課税所得金額が900万円の人の税率は、所得税と住民税をあわせて「33%」です。配当控除を受けたとしても、配当金の源泉所得税の税率である「20.315%」より有利にはなりません

その他にも、以下のような注意点があります。

  • 国民健康保険料の負担が増える
  • 扶養控除の判定に影響がある
  • 配偶者控除の判定に影響がある
  • 医療費負担割合の判定に影響がある
  • 配当を損益通算に使えなくなる

このように、さまざまな要因と合わせて考えなければなりません。配当控除を受ける際は、慎重に検討しましょう。

分配金健全度ランキング

投資信託の分配金は、その頻度や金額が保証されているものではありません。また、元本を取り崩して支払われる場合もあります。よって、表面上の利回りだけでなく、分配金の健全度も考えなければなりません。

以下の表は、岡三オンラインに掲載されている「分配金健全度ランキング」です。岡三オンラインが取り扱っている毎月分配型投信の中で、分配金健全度が高い順にランキングされているため、参考にしてみてください。
※分配金がどれだけ運用益から支払われたかを「1~10」で示す評価値です。

<分配金健全度ランキング>
順位 銘柄名 分配金
利回り
分配金
健全度
1 DIAMワールドリートインカムOP(毎月) 3.47% 7.90
2 グローバル・リート・セレクション 2.28% 7.30
3 HSBCインドネシア債券オープン(毎月) 4.56% 7.30
4 ダイワグローバルREIT(毎月)「世界の街並み」 3.34% 6.90
5 アジア・パシフィック・ソブリンOP(毎月) 3.17% 6.70
6 PIMCOニューワールド円インカム(毎月) 3.12% 6.60
7 エマージングソブリンOP(毎月) 5.04% 6.50
8 米国ハイ・イールド債OP 円(毎月) 3.77% 6.40
9 米国ハイ・イールド債OP 米ドル(毎月) 5.87% 6.40
10 フィデリティ・USハイイールド・ファンド 8.05% 6.20

(2022年6月現在)

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毎月分配型投信のデメリットは、分配金が支払われる度に20.315%の税金がかかり、投資効率が落ちることです。悪くない使い方としては、配当控除を受ける目的での利用があります。

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この記事の執筆者

やさしい投資信託のはじめ方編集部

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