【徹底比較】SBI・バンガード・S&P500とeMAXIS Slimどっちがいい?

カテゴリー:投資信託
最終更新日 : 2021年04月12日
sbiバンガードs&p500とemaxis slim 米国株式

「SBI・バンガード・S&P500」と「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は、アメリカの株価指数であるS&P500に連動するように運用されるインデックスファンドです。どちらも低コストで米国株に分散投資できるので、人気のある投資信託です。

このページでは、信託報酬や実質コストなどで2つの投資信託を比較して、どっちがいいのか徹底解説していきます!

※このページでは、「SBIバンガード」はSBI・バンガード・S&P500、「eMAXIS Slim」はeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を意味します。

信託報酬・実質コストなどで比較

以下4つの項目で、それぞれSBIバンガードとeMAXIS Slimを比較していきます。

  • 信託報酬
  • 実質コスト
  • リターン
  • 純資産総額

各項目の比較一覧表

まず、4つの比較項目を1つにまとめた表をご覧ください。

<SBIバンガードとeMAXIS Slimの比較>
比較項目 SBI・バンガード
・S&P500
eMAXIS Slim
米国株式(S&P500)
信託報酬 0.0938% 0.0968%
実質コスト 0.1136% 0.1421%
リターン 6か月 25.02% 25.01%
1年 55.34% 55.49%
純資産総額 1,720億円 3,656億円

(2021年4月現在)

結論を先に言ってしまうと、どちらも優秀なインデックスファンドなので甲乙つけがたいですが、低コストであることを重視する方には「SBIバンガード」、これまでの実績を重視する方には「eMAXIS Slim」をおすすめします。

それでは各項目について詳しく見ていきましょう。

(1)信託報酬

信託報酬は、投資信託を持っている間、払い続けるコストです。あらかじめ決まっているパーセンテージで基準価格から引かれていきます。必ずかかる固定されたコストなので、インデックスファンドを使った投資では、低く抑えることがかなり重要です。

信託報酬は、eMAXIS SlimよりもSBIバンガードのほうが低いです。

<信託報酬の比較>
銘柄名 信託報酬
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド 0.0938%
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 0.0968%

※実質的な負担

eMAXIS Slimシリーズは業界最低水準の運用コストを目指し続けるインデックスファンドシリーズです。しかし、信託報酬の引き下げは”税抜き”を基準に行われているため、”税込み”ではSBIバンガードのほうが信託報酬は低くなります。

eMAXIS Slimはファンドが直接アメリカの株式に投資していますが、SBIバンガードは海外ETFを介しての間接的な投資をしているので、税金のかかり方に差が出るのです。今後eMAXIS SlimがSBIバンガードに対抗して信託報酬の引き下げを行う可能性はないでしょう。

(2)実質コスト

投資信託での運用にかかるコストは信託報酬(固定されたコスト)だけではありません。「隠れコスト」と呼ばれる信託報酬以外のコスト(変動するコスト)もかかってきます。これらを合わせた「実質コスト」を参考にすることもインデックスファンド選びでは大切です。

実質コストで比べてみても、eMAXIS SlimよりもSBIバンガードのほうが低く抑えられています

<実質コストの比較>
銘柄名 実質コスト
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド 0.1136%
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 0.1421%

(2021年4月最新情報)

隠れコストは、ファンドが株式などを取引するときにかかる費用や、それを保管しておくためにかかる費用なので、事前にどれくらい引かれるかはわかりません。ですので、実質コストは1年に1回出される運用報告書を確認して、計算する必要があります。

(3)リターン

ここまで信託報酬や実質コストを見てきましたが、コストが低ければ低いほど良いのは、最終的なリターンに大きく影響するからです。つまり、単純に考えれば、よりリターンが大きなインデックスファンドを選ぶと良いのです。

リターンの大きさで比べると、6か月ではSBIバンガード、1年ではeMAXIS Slim、と互角です。

<リターンの比較>
銘柄名 トータルリターン
6か月 1年
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド 25.02% 55.34%
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 25.01% 55.49%

(2021年4月現在)

1年のリターンでSBIバンガードの運用成績が劣っているのは、設定から期間が浅いことが原因の1つであると考えられます。運用資産が少ない状態で、一気に多額の資金が流入してきたことにより、なかなか難しい運用となったのでしょう。

ただ、SBIバンガードも運用規模が十分大きくなってきて6か月のリターンではeMAXIS Slimに勝っているので、これからの運用成績が楽しみですね。

(4)純資産総額

純資産総額とは、投資信託の運用資金のことです。純資産総額が大きいと安定した運用が期待できます。逆に少なすぎると、途中で運用が打ち切られ、換金されてしまうこともあります。(これを繰上償還といいます)

純資産総額で比べると、SBIバンガードよりもeMAXIS Slimのほうが大きくなっています

<純資産総額の比較>
銘柄名 純資産総額
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド 1,720億円
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 3,656億円

(2021年4月現在)

ただし、純資産総額はだいたい50億円以上あれば、それ以上大きくてもあまり大差はありません。よって、純資産総額の観点からすれば、SBIバンガードとeMAXIS Slimはどちらでも問題ないと言えるでしょう。

SBI・バンガード・S&P500とeMAXIS Slimの違い

SBIバンガードとeMAXIS Slimの最も大きな違いは運用形態です。

SBIバンガードは、S&P500に連動する海外ETFに投資することで、間接的にアメリカの株式に投資します。一方、eMAXIS Slimは、ファンドが直接アメリカの株式に投資します。

SBIバンガードの仕組み

sbiバンガードs&p500の目論見書
SBI・バンガード・S&P500の目論見書より引用

eMAXIS Slimの仕組み

emaxis slim 米国株式(s&p500)の目論見書
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の目論見書より引用

SBIバンガードの投資対象は、「バンガード・S&P500 ETF(VOO)」というバンガード社のETFです。バンガード社は、世界最大級の運用会社で、インデックスファンドの世界シェアNO.1を誇ります。

どっちにするか迷うなら両方買ってもいい

SBIバンガードもeMAXIS Slimも優秀なインデックスファンドなので「どっちにするか迷う」という方も多いかと思います。どうしても迷ってしまい決められない方は、いっそのこと投資するお金を半分ずつに分けて、両方買ってしまうのも良いでしょう。

SBIバンガードもeMAXIS SlimもS&P500に連動するインデックスファンドなので、分散投資としての意味はありません。しかし、後になって「やっぱりあっちを買っておけば良かったかな?」と思ってしまうのを防ぐことには効果的です。

SBIバンガードとeMAXIS Slimの両方に投資できる証券会社は、次の5社です。

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「SBI・バンガード・S&P500」と「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」は、どちらも低コストで運用できる米国株式型のインデックスファンドです。どっちにするか迷って決められない方は、両方買うのも良いでしょう。

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この記事の執筆者

やさしい投資信託のはじめ方編集部

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