業界最低水準の手数料を目指す『eMaxis Slim』にバランス型登場
eMAXIS Slimは、インデックスファンドシリーズの1つです。このeMAXIS Slimシリーズは、『業界最低水準の運用コストを目指し続ける』ことを売りにしたシリーズで、現在株式型・債券型などシリーズ4本が設定されています。
そこに、17年5月よりバランス型の商品『eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)』が設定されることが発表されました!当ページでは、eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)がどのような商品なのか、他のバランス型商品と比較してどのように違うのかをチェックしてみます。
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の詳細
eMAXIS Slimは現在国内株・国内債券・先進国株式・先進国債券に投資する4本が設定されています。それぞれ業界最低水準の運用管理費用(信託報酬)が設定されており、SBI・auカブコム・松井・マネックス・楽天の5社で取り扱いがあります。
そこに登場するのが『eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)』です。国内株・債券、・先進国株・債券、新興国株・債券、国内REIT・先進国REITの8資産に均等に投資する商品です。
投資対象 | 国内株式・債券、・先進国株式・債券、新興国株式・債券、 国内REIT・先進国REITの8資産に均等に投資 |
---|---|
設定開始日 | 5月9日 |
購入時手数料 | なし |
運用管理費用 (信託報酬) |
年0.2376% |
信託財産留保額 | なし |
収益分配 | 年1回(分配金再投資も可能) |
他の8資産バランス型ファンドと比較
eMAXISバランス (8資産均等型) | iFree8資産バランス | NEWeMAXIS Slimバランス (8資産均等型) | |
---|---|---|---|
設定日 | 2011年10月31日 | 2016月9月8日 | 2017年5月9日 |
投資対象 | 国内株式・債券、・先進国株式・債券、新興国株式・債券、 国内REIT・先進国REITの8資産に均等に投資 |
||
純資産総額 | 212億円 | 27億円 | - 億円 |
購入時手数料 | なし | ||
運用管理費用 (信託報酬) |
0.54%以内 | 0.2484% | 0.2376% |
信託財産留保額 | 0.15% | なし | なし |
トータルリターン (1か月/6か月/1年) |
-0.07% / 9.10% / 5.22% | -0.47% / 9.55% / - | - / - / - |
純資産増減額 (1か月/6か月/1年) (単位:百万円) |
+308 / +1,541 / +3,195 | +548 / +2,543 / - | - / - / - |
この中では一番運用歴が長いのがeMAXISバランス(8資産均等型)です。純資産総額が212億円と群を抜いています。しかし、手数料が低く設定されたiFree8資産バランスが登場し、直近1か月から6か月ではeMAXISバランスを超える純資産の増え方を見せています。そこに設定されるeMAXIS Slimバランスが、順調に資金を集めていくのかどうかが気になるところです。
投資信託は投資家から集められた資金が運用の原資となりますので、純資産の増加が欠かせません。純資産総額が集まらないと、途中で償還されてしまうこともあります。運用にかかるコストを気にする方にとっては、このような商品が気になると思いますが、まずは投資信託が順調に純資産を増やしていくかどうかをチェックしたいですね。
取り扱われる証券会社をチェック
さて、このeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)ですが、5月9日より設定開始です。販売窓口として当初に設定されたのはSBI証券、楽天証券、マネックス証券、※auカブコム証券です(※auカブコム証券のみ5月22日より取り扱い開始)。その他のeMAXIS Slimシリーズが松井証券でも取り扱いを開始したことを考えると、近いうちに松井さんでも取り扱い・・・なんて流れになるかもしれませんね。
この記事の執筆者
やさしい投資信託のはじめ方編集部
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