ファンド・オブ・ファンズ方式とファミリーファンド方式の違い

カテゴリー:投資信託
最終更新日 : 2019年10月16日
『ファンド・オブ・ファンズ』と『ファミリーファンド方式』

投資信託は、投資家から集めた資金を元に、株や債券などに投資し、運用をおこなう商品です。そして、この運用方式は2つに分類されます。1つはファンド・オブ・ファンズ方式、もう1つはファミリーファンド方式です。ここでは2つの運用方式の特徴やその違いを見ていきます。

ファンド・オブ・ファンズ方式とは?

ファンド・オブ・ファンズ方式とは、直接的に株式や債券に投資するのではなく、また“別”の投資信託を通じて間接的に株式や債券に投資している投資信託のことです。例えば、セゾン投信のセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは、米国バンガード社のインデックスファンドに投資するために、ファンド・オブ・ファンズ方式を取っています。

個人投資家が投資しにくい商品にへの投資を楽にできるようにするための仕組みが、このファンド・オブ・ファンズ方式です。上記のセゾン投信がファンド・オブ・ファンズ方式で投資する商品は、複数の海外ETFなので、個人で投資しようとすると、外国株式口座開設の開設などの手間が必要になってきます。このような手間を省けるのが、ファンド・オブ・ファンズ方式の長所と言えます。

ただ、このファンド・オブ・ファンズ方式ですが、名前の通り投資信託の中に投資信託があり、「購入時手数料」や「運用管理費用」などの各種コストを二重に負担することになりますので、次に紹介する『ファミリーファンド方式』と比較すると、手数料が高くなる傾向があります。

ファンド・オブ・ファンズ方式
ファンド・オブ・ファンズのイメージ

ファミリーファンド方式とは?

ファンド・オブ・ファンズ方式に対して、複数の投資信託(ベビーファンド)の運用を一手に引き受ける投資信託(マザーファンド)を通じて、株式や債券に投資している投資信託をファミリーファンド方式と言います。

『ファンド・オブ・ファンズ方式』では、投資信託の中に、別会社の投資信託が入っているので、双方の手数料を支払う必要がありますが、ファミリーファンド方式のベビーファンドとファミリーファンドは、同じ運用会社で設定されており、運用形態をシンプルにすることでコスト化を実現しています。

ファミリーファンド方式
マザーファンド方式

ネット証券がまだ普及していない時代は、ファンド・オブ・ファンズ方式にも存在価値があったと思います。しかし、ネット証券が普及し、誰でも手軽に世界の投資信託を購入できるようになった今、その存在価値は急速に失われています(ファンド・オブ・ファンズが購入している投資信託を自分で購入することで、コストの削減が可能になります)。

また、投資信託が乱立している現在、ファンド・オブ・ファンズ方式がおこなっている運用と似たような運用をおこなう、マザーファンド方式の投資信託が少なからず存在しますので、そちらを選ぶ方が効率的と言えるでしょう。

この記事の執筆者

やさしい投資信託のはじめ方編集部
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