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投資信託の基礎2 - 投資信託の種類

ETF(上場投資信託)とは?

2020年5月14日追記

資産運用会社の1つ、三菱UFJ国際投信が世界全体の株式に投資できるETF「MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)」、2020年1月より開始しました。

信託報酬(運用管理費用)は年0.0858%と、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の年0.1144%を下回ります。

ETFは投資信託の一種

ETFとは、Exchange-Traded Fund の略で、“上場投資信託” ともよばれます。インデックスファンドと同じように、日経平均株価などの指数と連動する成績を目指すファンドで、株式投資と同じように取引ができます。連動対象となる指数は、日経平均株価などの株価指数や債券指数、リート(不動産)指数、石油などの商品指数です。また、国内の指数に連動するETFだけでなく、海外の指数に連動するETFもあります。

<代表的なETF>
連動指数 銘柄名 信託報酬
日経平均株価 ダイワ上場投信 - 日経225(1320) 0.17%
iシェアーズ・コア日経225ETF(1329) 0.11%
NZAM上場投信日経225(2525) 0.14%
TOPIX MAXIS トピックス上場投信(1348) 0.08%
iシェアーズ・コアTOPIXETF(1475) 0.06%
NZAM上場投信TOPIX(2524) 0.08%

※小数点第3位四捨五入

ETFのメリットとデメリット

メリット1 運用にかかるコストが低い

ETFは投資信託と同様、保有期間中にかかるコスト「信託報酬」を支払う必要があります。ETFはこの信託報酬が、投資信託よりもおおむね低く設定されています。資産運用会社「アセットマネジメントOne」の調べによると、信託報酬の平均はETFが0.36%、投資信託は1.12%です。

<ETFと投資信託の運用コスト比較>
ETF 投資信託
0.36% 1.12%

※2019年2月時点

下の表は、個別の「ETF」と「投資信託」の信託報酬を比較したものです。

このように、ETFは投資信託よりも低いコストで運用できるメリットがあります。

メリット2 株のように機動的に売買できる

ETFは「株と投資信託のしくみを合わせ持った商品」です。そのため、株式市場が開いている時間は、ETFは株と同じように価格が変動し、その時々の価格で取引が行われます。

そのため、1日の中で価格が低いところを狙って売買するような機動的な取引ができます。また、株と同じように値段を指定して売買する「指値注文」もできます。こうした投資信託よりも売買の自由度が高い点が、投資信託にないメリットです。

デメリット 少額投資に不向き

「じゃあ投資信託でなく、はじめからETFを買えばいいのでは?」と思いますよね。しかし、ETFは投資信託のような少額投資に不向きなのです。

投資信託はネット証券を中心に最少100円から投資ができます。また、金額を指定し、定期的に投資信託を買い付ける積立投資もできるため、少額からの資産形成に向いています。

一方、ETFは投資金額が最低でも数千円~数万円かかります。また、投資信託の積み立てのように買うこともできますが、自分で注文を出す必要があり、手間がかかります。ですから、ETFを使った投資は、ある程度まとまった資金を一括で投資する場合に向いています。

<投資信託とETFの違い>
比較項目 ETF 投資信託
購入窓口 主に証券会社 証券会社・銀行
売買金額の決まり方 市場の取引時間中は常に変動 1日1回基準価格が決まる
最低投資金額 1万円前後 100円
信用取引 できる できない
手数料 証券会社ごとに異なる ファンドごと・販売会社ごとに異なる
信託報酬 投資信託より低い ETFより高い
分配金の再投資 できない できる

投資信託の運用額が大きくなったら、「リレー投資」を使おう

インデックスファンドを積み立てで買い、ある程度の額になったら同類のETFに買い換える投資法をリレー投資といいます。リレー投資は、投資信託に比べ信託報酬が低いETFのメリットを活かした投資法です。長期投資で資産を育てていくスタイルの方に向いています。リレー投資の詳しい説明については別ページで紹介します。

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