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ティー・ロウ・プライス米国成長株式ファンドの評判と組み入れ銘柄

ティー・ロウ・プライス米国成長株式ファンド(愛称:アメリカン・ロイヤルロード)

「ティー・ロウ・プライス米国成長株式ファンド(愛称:アメリカン・ロイヤルロード)」という投資信託が凄まじい勢いで売れています。アメリカの株式に投資するアクティブファンドです。純資産総額は4,000億円を超えました。

しかし、売れ筋のファンドだという評判だけで、投資するかどうかを判断してはいけません。このページでは、「組み入れ銘柄」や「そもそもティー・ロウ・プライスとはなにか」まで徹底解説します。

基礎データ(評価・評判など)

評価・おすすめ度 ★★☆☆☆ (2/5)
販売会社 みずほ証券、みずほ銀行
ファンド設定日 2019年12月27日
分類 外国株式型アクティブ
販売手数料
(購入時手数料)
最大3.3%
信託報酬
(運用管理費用)
1.463%
信託財産留保額 なし

ティー・ロウ・プライス米国成長株式ファンドは、あまりおすすめしません。なぜなら、販売会社が限られていて、購入時に手数料がかかってしまうためです。最大3.3%も払ってまで買う必要はありません。

米国株式型のアクティブファンドには「アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)」という優秀な投資信託があります。こちらは、投資信託の販売手数料が完全無料となっているSBI証券松井証券で取り扱いがあります。

アライアンス・バーンスタインとの比較

以下のグラフと表は、ティー・ロウ・プライスとアライアンス・バーンスタインの運用成績を比較したものです。2020年1月に10,000円投資した場合で比べています。

ティー・ロウ・プライスとアライアンス・バーンスタインの比較
銘柄名 価格
5月末
時点
10月末
時点
ティー・ロウ・プライス米国成長株式ファンド 10,281円 11,700円
アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信 10,788円 11,531円

5月末時点ではアライアンス・バーンスタインのほうがリードしていましたが、10月末時点ではティー・ロウ・プライスが巻き返しているように、ほとんど互角の運用成績となっています。このようにティー・ロウ・プライス自体は優秀なアクティブファンドです。評判が良いのも、うなずけます。

しかし、思い出してください!
ティー・ロウ・プライスの難点は、販売手数料(最大3.3%)がかかってしまうことにあります。アライアンス・バーンスタインであれば、SBI証券松井証券などを使って販売手数料無料で投資できます。

販売手数料も加味した場合の比較

そこで、今度は販売手数料も加味して比較してみます。2020年1月から10,330円分の資金を運用したと仮定して比べています。

<初期投資額の差>
銘柄名 支払い
金額
投資額 販売
手数料
ティー・ロウ・プライス米国成長株式ファンド 10,330円 10,000円 330円
アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信 10,330円 10,330円 無料

以下のグラフと表をご覧ください。

ティー・ロウ・プライスとアライアンス・バーンスタインの比較
銘柄名 価格
5月末
時点
10月末
時点
ティー・ロウ・プライス米国成長株式ファンド 10,281円 11,700円
アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信 11,144円 11,911円

このように販売手数料による初期投資額の差が響いて、終始アライアンス・バーンスタインのほうがリードしたままでした。比較期間の後半は、ティー・ロウ・プライスの組み入れ銘柄に大きく追い風が吹いたにも関わらず追い越せませんでした。

この先、どちらの投資信託が良い運用成績を収めるか100%断言できる人は誰一人としていません。それならば、販売手数料がかからないアライアンス・バーンスタインに投資するのがベターでしょう。

松井証券はアライアンス・バーンスタイン米国成長株投信に販売手数料無料で投資できるうえ、年率0.45%の現金還元を受けられるため、極めてお得です。

松井証券

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組み入れ銘柄

ティー・ロウ・プライス米国成長株式ファンドの組み入れ銘柄は、以下のようになっています。

<組み入れ銘柄(上位10)>
順位 銘柄名 組入比率
1 マイクロソフト アメリカ 8.8%
2 アルファベット(Google) アメリカ 8.8%
3 アマゾン・ドット・コム アメリカ 8.8%
4 メタ・プラットフォームズ
(旧 フェイスブック)
アメリカ 5.6%
5 アップル アメリカ 5.6%
6 テスラ アメリカ 3.5%
7 インテュイット アメリカ 2.8%
8 シー シンガポール 2.4%
9 エヌビディア アメリカ 2.2%
10 ネットフリックス アメリカ 2.2%

(2021年11月30日時点)

組入比率2位のアルファベット(Google)は、議決権が有り無しで異なる種類の株式を発行されていますが、これらを合わせて計算しています。

「米国成長株式ファンド(アメリカン・ロイヤルロード)」という名前のとおり、アメリカの会社を中心に投資しています。ただし、アメリカ以外の会社にも投資する場合があります。たとえば組入比率8位には、シンガポールの会社であるシーが入っています。

ティー・ロウ・プライス米国成長株式ファンドの目論見書
ティー・ロウ・プライス米国成長株式ファンドの
目論見書より引用

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ティー・ロウ・プライスとは?

ティー・ロウ・プライスは、1937年にアメリカで設立された独立系の運用会社です。アクティブ運用で世界屈指の実績を上げ、投資のプロから個人投資家まで幅広い層から高い評価を得ています。

世界各国の厳選された優秀なアクティブファンドを通じて世界中に投資する「セゾン資産形成の達人ファンド」にも、かつてティー・ロウ・プライスのファンドが選出されていました。
※2021年12月現在は組み入れられていません。

セゾン資産形成の達人ファンドの運用報告書
セゾン資産形成の達人ファンドの
運用報告書(2016年12月)より引用

傘下の日本法人ティー・ロウ・プライス・ジャパンが運用しているファンド一覧は、以下のとおりです。

<ティー・ロウ・プライスのファンド一覧>
銘柄名 販売会社
米国成長株式ファンド
(愛称:アメリカン・ロイヤルロード)
みずほ証券
みずほ銀行
世界厳選成長株式ファンド
Aコース(資産成長型・為替ヘッジあり)
野村證券
世界厳選成長株式ファンド
Bコース(資産成長型・為替ヘッジなし)
世界厳選成長株式ファンド
Cコース(分配重視型・為替ヘッジあり)
世界厳選成長株式ファンド
Dコース(分配重視型・為替ヘッジなし)
グローバル・テクノロジー株式ファンド
Aコース(為替ヘッジあり)
グローバル・テクノロジー株式ファンド
Bコース(為替ヘッジなし)
米国割安優良株式ファンド
Aコース(為替ヘッジあり)
米国割安優良株式ファンド
Bコース(為替ヘッジなし)

運用会社は優秀なのですが、販売手数料を払わなければならない大手証券に販売会社が限られているので、投資を検討する必要はないでしょう。

ティー・ロウ・プライス米国成長株式ファンド(アメリカン・ロイヤルロード)は、販売手数料がかかってしまうため、おすすめできません。米国株式型のアクティブファンドに投資するなら、アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)のほうが良いでしょう。

この記事の執筆者

やさしい投資信託のはじめ方編集部

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