アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信の評判【今後の見通しは悪い?】

アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信

アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信は、アメリカの株式に投資するアクティブファンドです。厳選した銘柄に投資することで、インデックスファンドを上回る運用成績を目指します。

このページでは、「評価や評判」、「すべての組み入れ銘柄」など、徹底的に詳しく紹介しています。

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概要(評価・評判など)

評価・おすすめ度 ★★★★☆ (4/5)
運用会社 アライアンス・バーンスタイン
分類 外国株式型アクティブ
販売手数料
(購入時手数料)
最大3.3%
松井証券SBI証券なら無料)
信託報酬
(運用管理費用)
1.727%
信託財産留保額 なし

最新のチャートをご覧いただけます。

アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信は、おすすめできるアクティブファンドのひとつです。この投資信託は、成長性の高いアメリカの株式に投資し、長期的に安定したリターンの提供を目指しています。「持続的な成長企業への厳選投資」を掲げており、買い時を選ばない長期にわたる資産形成に利用できる銘柄だと言えるでしょう。

S&P500指数を目安とし、それを超えるパフォーマンスを目指してアライアンス・バーンスタイン米国成長株投信は運用されます。S&P500指数は、アメリカの代表的な企業500社から構成される有名な株価指数です。

以下の表は、S&P500指数に連動させるインデックスファンドとリターンを比較したものです。運用期間の長い「iFree S&P500インデックス」と比べています。また、アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信は4種類ありますが、条件を合わせるためにBコースで比べています。

<インデックスファンドとの比較>
銘柄名 トータルリターン
3年 5年
アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信Bコース為替ヘッジなし 16.78% 15.53%
iFree S&P500インデックス 18.13% 14.78%

(2022年12月現在)
※年率換算

直近は、成長株にとって向かい風の投資環境となっているため、インデックスファンドを下回る運用成績となっています。しかしながら、根強い人気で投資家からの評判も良く、純資産総額は4コース合計で2兆円を突破しています。

<4コースの純資産総額>
銘柄名 純資産総額
Aコース為替ヘッジあり 1,282億円
Bコース為替ヘッジなし 6,485億円
Cコース毎月決算型(為替ヘッジあり)
予想分配金提示型
3,722億円
Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)
予想分配金提示型
1兆6,789億円
合計 2兆8,278億円

(2022年12月現在)

CコースとDコースは毎月分配型なので、積立投資にはおすすめしません。運用益から分配金が支払われた場合に税金がかかったり、NISA口座(非課税口座)を使う場合に貴重な非課税枠を効率良く利用できなかったり、というデメリットがあるからです。投資家の間でも、毎月分配型の投資信託については評判が悪いです。

AコースとBコースの違いは、為替の影響を受けるかどうかです。為替ヘッジありのAコースは為替の影響をほとんど受けません。一方、為替ヘッジなしのBコースは為替の影響を受けます。
(参考ページ:投資信託の為替ヘッジとは

為替の変動による影響を受けたくない方は、Aコースと相性が良いです。ただ、せっかく投資をするのであれば、預貯金も含めた資産全体でのバランスを考えて、通貨の分散を図れるBコースがおすすめです。

なぜなら、安全資産である「預貯金」は円ベースの資産なので、運用資産である「投資信託」は外貨ベースの資産として持っておいたほうが、将来の円安に備えられるからです。

組み入れ銘柄【今後の見通し】

アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信は、投資先がすべて公開されている投資信託です。このファンドが投資をする「アライアンス・バーンスタイン・米国大型グロース株マザーファンド」の保有銘柄について、まずは組み入れ上位10銘柄をご紹介します。

今後の見通しの参考にご覧ください。

<組み入れ銘柄(上位10)>
順位 銘柄名 組入比率
1 マイクロソフト 9.20%
2 アルファベット(Google) 6.37%
3 VISA 6.35%
4 ユナイテッドヘルス・グループ 5.92%
5 バーテックス・ファーマシューティカルズ 4.48%
6 ゾエティス 3.66%
7 ホーム・デポ 3.51%
8 コストコ・ホールセール 3.50%
9 アマゾン・ドット・コム 3.48%
10 クアルコム 3.36%

(2022年10月31日時点)

繰り返しますが、上位10銘柄までしか公開されていない投資信託が多い中、アライアンス・バーンスタインはすべての組み入れ銘柄を公開しています!
これは極めて珍しい例です。そこで、下位の組み入れ銘柄もすべてご紹介します。

順位 銘柄名 組入比率
11 モンスター・ビバレッジ 3.33%
12 インテュイティブ・サージカル 2.93%
13 フォーティネット 2.46%
14 アリスタ・ネットワークス 2.20%
15 エドワーズ・ライフサイエンス 2.09%
16 エヌビディア 2.08%
17 コパート 2.01%
18 EPAMシステムズ 1.98%
19 アイデックス・ラボラトリーズ 1.87%
20 ヴィーバ・システムズ 1.85%

(2022年10月31日時点)

21位以降は、アライアンス・バーンスタイン公式サイトからの引用画像でご紹介します。
右から「銘柄名」、「数量」、「評価金額」、「組入比率」となっています。

アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信の組み入れ銘柄
アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信の組み入れ銘柄

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このように、アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信は、全52銘柄に厳選投資しています。

アライアンス・バーンスタインとは?

アライアンス・バーンスタインは、アメリカに本社がある世界有数の資産運用会社です。幅広い運用商品を通じ、世界中の投資家から高く評価されています。運用資産額は合計約90兆円です。

世界中から厳選した優秀なアクティブファンドを通じて投資する「セゾン資産形成の達人ファンド」にも、アライアンス・バーンスタインのファンドが選ばれています。

セゾン資産形成の達人ファンドの月次運用レポート
出典:セゾン資産形成の達人ファンド
月次運用レポート

日本拠点が運用している主な投資信託には、以下のようなものがあります。

新興国成長株投信や財産設計には際立って良い成績を収めているファンドがないので、投資を検討するなら、「米国成長株投信Bコース為替ヘッジなし」の一択で問題ないでしょう。

おすすめ証券会社の還元率比較

大手ネット証券には、投資信託を持っているだけで現金やポイントがもらえるサービスがあります。なんの特典もない金融機関で買うよりも間違いなくお得です。

銘柄によって還元率が異なる証券会社もあるので、銘柄ごとに最もお得なところで取引するために、各証券会社の口座を開いて使い分けるのも良いでしょう。

アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信Bコース為替ヘッジなしの各証券会社の還元率は、以下の表のようになっています。

<還元率の比較>
順位 証券会社 運用時の
還元率
詳細
ページ
1 松井証券 0.45% 詳細
2 SBI証券 0.15% 詳細
3 マネックス証券 0.08% 詳細
4 auカブコム証券 0.05% 詳細

※年率(1万円投資した場合)

なお、楽天証券は2022年4月から運用中の定期的なポイント還元を廃止しました。

また、松井証券の還元率は現金還元の場合を掲載しています。ポイント還元の場合は「0.495%」となります。

「アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信Bコース為替ヘッジなし」の場合、松井証券が最も還元率の高い証券会社です。
(Aコース、Cコース、Dコースも、松井証券が最も還元率の高い証券会社)

他の証券会社や銀行で購入した場合であっても、松井証券に移管すれば還元の対象となります。通常、投資信託の移管をするときは手数料を支払わなければなりませんが、松井証券には「移管手数料負担サービス」があるため、実質無料でお得な還元を受けられるようになります。
※他の証券会社・銀行から移管した投資信託は、現金での還元となります。

まだ口座がない方は、開設しておきましょう。

約5分で申込み完了します。

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アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信は、安定して優秀な成績を上げているアクティブファンドです。ただし、過去の実績は未来の成果を保証するものではありません。組み入れ銘柄に目を通し、目論見書を読んで、納得してから投資しましょう。

どれくらいのパフォーマンスを出していくか楽しみです。

この記事の執筆者

やさしい投資信託のはじめ方編集部

やさしい投資信託のはじめ方編集部

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