VYMはおすすめしない?やめとけ?デメリットを徹底解説
VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)は、米国の高配当株にまとめて投資できるETFです。このページでは、VYMのデメリットを中心に、「VYMはおすすめしない」、「VYMはやめとけ」と言われる理由を解説しています。
少ない資金で手軽にVYMに投資する方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
VYMとは(概要・構成銘柄など)
評価・おすすめ度 | ★★★★★(5/5) |
---|---|
連動対象 | FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス |
設定日 | 2006年11月16日 |
分類 | 海外ETF |
経費率 (信託報酬) |
0.06% |
分配金 | 年4回(3月・6月・9月・12月) |
直近配当利回り | 2.73% |
(2025年5月現在)
最新の株価チャートをご覧いただけます。
VYMは、米国の高配当株に投資できる海外ETFです。構成銘柄は400銘柄と、他の高配当ETFに比べて銘柄が分散されているのが特徴です。
また高配当ETFとして有名なSPYD、HDVよりも経費率が低く、低コストで投資ができます。
VYMの組み入れ銘柄は次のとおりです。主に、高配当の大型株で構成されています。
順位 | 銘柄名 | 組入比率 |
---|---|---|
1 | ブロードコム | 4.00% |
2 | JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー | 3.58% |
3 | エクソンモービル | 2.72% |
4 | ユナイテッドヘルス・グループ | 2.51% |
5 | プロクター・アンド・ギャンブル | 2.09% |
6 | ジョンソン・エンド・ジョンソン | 2.08% |
7 | ウォルマート | 1.98% |
8 | アッヴィ | 1.93% |
9 | ホーム・デポ | 1.89% |
10 | コカ・コーラ | 1.45% |
(2025年5月現在)
VYMを保有していると、年に4回(3月・6月・9月・12月)分配金を受け取れます。直近の分配金は0.85ドルでした。利回りは2.73%です。
VYMはおすすめしない、やめとけは本当?デメリットを解説
VYMは、高配当の大型株が多く含まれていることから、安定した運用が期待できます。
しかし、VYMには「おすすめしない、やめとけ」という声があるのも事実です。おすすめしないと言われる理由には、次の3つのデメリットがあるためです。
- 株価の上昇局面には不向き
- NISA口座でも税金は引かれる
- 購入にまとまった資金が必要
株価の上昇局面には不向き
VYMは、株価が上昇している局面では、上昇分を享受しにくい特徴があります。
VYMは、生活必需品やヘルスケアなど、一定の需要があり業績が景気動向に左右されにくい「ディフェンシブ銘柄」や、すでに成熟した企業が多く含まれています。
これらの企業は、業績が安定していて、景気が悪いときにも配当を出し続ける力があります。
しかし、今後成長が期待されているハイテク株などは含まれていません。ハイテク株主導で株価が上昇しても、その成長分を享受できないのです。
また、VYMのリターンは、長期でみると、米国全体に投資するよりも限定的となる傾向があります。下の図は、VYMと米国株全体に投資できる「VTI」の約15年間の値動きを比較した表です。

米国株の成長をしっかり受け取りたい人は、VTIがおすすめです。
NISA口座でも税金は引かれる
VYMはNISA口座でも購入できます。
NISA口座で購入した場合、配当金にかかる税金は、国内では非課税となります。しかし、米国では課税されてしまうので注意が必要です。
通常、米国株・米国ETFの配当に対する税金は、米国で10%が引かれた後に、日本でも20.315%が源泉徴収されます。ただし、確定申告をすることにより外国税額控除を受けられます。
しかし、NISA口座で購入した場合、外国税額控除は適用できません。課税口座で購入しても、NISA口座で購入しても税金がかかってしまう点はデメリットといえます。
口座 | 日本 | 米国 | 合計 |
---|---|---|---|
課税口座 | 20.315% | 税額控除※ | 20.135% |
NISA口座 | 非課税 | 10% | 10% |
※確定申告をする必要あり
購入にまとまった資金が必要
VYMは1口購入するのに、約20,000円※の資金が必要です。
※2025年5月1日時点の為替と株価で計算
まとまった資金を用意する必要があるため、「ハードルが高い」と感じる人も多いのではないでしょうか。
また、「昨日より円高だから、少しだけ買い増ししたい!」など機動的に動きたいときはデメリットとなるでしょう。
【裏ワザ】少額からVYMに投資する方法
VYMのデメリットとして、「株価の上昇局面には不向き」であること紹介しました。しかし、株価の上昇分は狙わず、安定した配当収入を得たい人には、メリットの多いETFです。
少ない資金ではじめたい人は、次の2つの裏ワザを検討してみてください!
- 投資信託でVYMに投資
- moomoo証券で少額から取引
投資信託でVYMに投資
VYMに興味はあるけれど、「ETFへの投資はむずかしそう」という方は、投資信託を使った方法がおすすめです。投資信託は、100円から投資ができ、日本円で取引できます。
次の投資信託は、「VYM」に投資をする投資信託です。どちらも分配金を出す方針で運用されます。
銘柄名 | 信託報酬 | 販売会社 |
---|---|---|
SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド (年4回決算型) | 0.1238% | SBI証券のみ |
楽天・高配当株式・米国VYMファンド(四半期決算型) | 0.192% | 楽天証券のみ |
どちらも決算月がずれているので、分配金を重視する人は、両方保有しておくのもアリでしょう。
銘柄名 | 決算月 |
---|---|
SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド (年4回決算型) | 2月、5月、8月、11月 |
楽天・高配当株式・米国VYMファンド(四半期決算型) | 1月、4月、7月、10月 |
\現金2,500円プレゼントキャンペーン実施中!/
\現金2,000円プレゼントキャンペーン実施中!/
moomoo証券で少額から取引
ETFは、投資信託ではできない「リアルタイムで売買できる」点が特徴です。機動的に取引をしたい人は、moomoo証券で少額から取引する方法がおすすめです。
moomoo証券では、米国株の端株取引ができるサービス「micro米国株」が提供されています。端株とは、0.99株以下の株式のことです。
VYMは1口購入するのに、約20,000円※の資金が必要だと解説しました。
しかし、moomoo証券では端株取引ができるため、0.1口の場合は約2,000円※、0.01口の場合は、約200円※と少ない資金で取引できます。
※2025年5月1日時点の為替と株価で計算

ほかにも、moomoo証券では、過去の配当実績や組み入れ銘柄、業界分布などが一目で確認できるデータも無料で見れます!ぜひ、VYMの銘柄分析にご活用ください!

「アプリの使い方むずかしそうだな」、「使いこなせるかな」と感じた方もご安心ください!
米国株の決算情報についても、アプリでの見方を詳しく解説しているので、VYMの組み入れ銘柄への理解が深まること間違いなしです。
【当サイト限定】オリジナルレポートがもらえる!

メールアドレスでも登録できます。
VYMは、高配当の大型株に分散投資できるETFです。必要資金が大きいと感じる人は、投資信託かmoomoo証券での購入を検討してみましょう。moomoo証券では、10万円相当の株があたるキャンペーンが実施中です!
moomoo証券のキャンペーン

- moomoo証券に口座開設する。
- 口座開設後、2か月間の手数料無料が適用されます。
- 証券口座に1万円以上の入金をする。
- 入金額に応じてもれなく最大100,000円相当の株抽選券がプレゼントされます。
(入金・維持額が1万円以上で抽選券1枚、30万円以上で抽選券さらに3枚)
もらえる株は、米国株と日本株です。抽選券にハズレはないので、条件を達成すれば、もれなく次の株のいずれかが当たります!
メールアドレスでも登録できます。
銘柄 | 獲得金額 | |
---|---|---|
ドル | 円換算 | |
マグニフィセント・セブン全銘柄 | 490ドル分 (70ドル×7銘柄) |
73,010円 |
テスラ(TSLA) | 300ドル分 | 44,700円 |
エヌビディア(NVDA) | 200ドル分 | 29,800円 |
アップル(AAPL) | 100ドル分 | 14,900円 |
アルファベット クラスC(GOOG) | 50ドル分 | 7,450円 |
アマゾン(AMZN) | 30ドル分 | 4,470円 |
マイクロソフト(MSFT) | 10ドル分 | 1,490円 |
メタ・プラットフォームズ(META) | 10ドル分 | 1,490円 |
マグニフィセント・セブンのうち いずれか1銘柄 |
5ドル分 | 745円 |
(2025年5月1日時点の為替で計算)
当選結果!!
当サイトの管理人が、moomoo証券の口座に30万円入金して株抽選券4枚をもらいました!!
獲得した株は・・!!

「日産自動車」2株、「ラストワンマイル」1株、「東京電力ホールディングス」1株で、合計5,382円獲得できました!皆さんはどの銘柄を獲得できるでしょうか。
メールアドレスでも登録できます。
この記事の執筆者

やさしい投資信託のはじめ方編集部
Twitter「@toushikiso」でも情報発信中です!
「やさしい投資信託のはじめ方」は、これから投資をはじめたい!という方に投資信託を使った投資方法を紹介する、初心者向けのサイトです。口座開設から積立投資、新NISAやiDecoなど、将来の資産形成に役立つ情報を紹介しています。