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THEO(テオ)の評判【やめたほうがいい?運用実績は悪い?】

theo(テオ)

THEO(テオ)は、資産運用をすべておまかせできる金融サービスです。サービス名の由来は、画家ゴッホの弟である「テオ」です。生前、絵が売れなかったゴッホを経済的に支えたテオのように、お金を通じて人生のサポートをしたい。そういった想いが込められているサービスです。

このページでは、THEO(テオ)の評判や「やめたほうがいい?運用実績が悪い?」といった疑問について解説しています。

THEO(テオ)の概要【評判・手数料】

<THEO(テオ)の概要>
手数料 年率0.715%~1.10%
最低投資金額 10万円
積立 1万円~
資産運用会社 お金のデザイン

※時価評価額3,000万円を超えた分にかかる手数料は年率0.55%

THEOは、診断結果をもとに231通りのポートフォリオの中から、ご自身に合った最適なポートフォリオで運用が行われるサービスです。3つの機能ポートフォリオが組み合わされます。

  • グロース(株式)
  • インカム(債券)
  • インフレヘッジ(実物資産)
theo(テオ)の仕組み
出典:SMBC日興証券

最大30種類以上のETF(上場投資信託)でポートフォリオが構成され、約70の国と地域、20,000銘柄以上の投資対象へ分散投資します。

THEOの評判は「手軽におまかせできて便利!」という評価から「手数料が高いから、やめたほうがいい!」という意見まであります。

正直なことを書いてしまうと、これから投資を始められる方にはTHEOでの資産運用よりも、つみたてNISA(積立NISA)をおすすめします。理由は、次の章で解説します。

「やめたほうがいい」って本当?

THEOが「やめたほうがいい」と言われる理由は、手数料が高いからです。

たとえば、当サイト『やさしい投資信託のはじめ方』がイチオシ銘柄としている「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は年率0.05775%程度のコストで負担が済みます。

しかし、THEOは年率0.715%~1.10%程度なので、12倍~19倍ほどのコストを負担しなければなりません。

また、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、NISAを利用して投資できます。NISAには「つみたてNISA」と「一般NISA」がありますが、つみたてNISAには20年間もの非課税期間があり、この間の税金がゼロになります。

しかし、THEOはNISAに対応していません

投資対象 コスト NISA
THEO 0.715%
~1.10%
× 利用不可
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 0.05775% 利用可能

このように、THEOは必ず負担しなければならないコストや税金が大きいため、よほど運用が上手くいかないと、長期的につみたてNISAより利益を上げ続けることは難しいのです。よって、これから投資を始める方は、つみたてNISAでの運用を優先させて考えられることをおすすめします。

つみたてNISAの非課税投資枠を上限まで使い切っている人であれば、次の投資としてTHEOを検討するのも良いでしょう。

運用実績は良い?悪い?

THEOを利用するにあたって気になるのは「運用実績が良いか悪いか」ではないでしょうか?

THEOの運用実績は公表されていません。しかし、THEOを運用するお金のデザインは、iDeCo用のファンドである以下3銘柄の運用実績を公表しています。

  • THEOグロース・ファンド[MYDC]
    (世界の株式中心)
  • THEOインカム・ファンド[MYDC]
    (世界の債券中心)
  • THEOリアルアセット・ファンド[MYDC]
    (世界の実物資産中心)

これらがどの程度の運用実績となっているかを見ることにより、THEOの運用力をはかることができるでしょう。それぞれ、同じ種類のインデックスファンドとリターンを比較していきます。

株式の運用実績

<「THEO(株式)」の運用実績>
銘柄名 リターン
1年 3年
THEOグロース・ファンド[MYDC](世界の株式中心) 10.00% 19.00%
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 10.43% 20.56%

(2023年6月現在)

※年率

株式はインデックスファンドを下回るリターンとなっています。

債券の運用実績

<「THEO(債券)」の運用実績>
銘柄名 リターン
1年 3年
THEOインカム・ファンド[MYDC](世界の債券中心) 4.90% 4.90%
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス 2.56% 2.95%

(2023年6月現在)

※年率

債券はインデックスファンドを上回るリターンとなっています。

実物資産の運用実績

<「THEO(実物資産)」の運用実績>
銘柄名 リターン
1年 3年
THEOリアルアセット・ファンド[MYDC](世界の実物資産中心) 2.30% 16.50%
eMAXIS 米国リートインデックス -6.49% 15.91%
iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド(為替ヘッジなし) 14.31% 13.19%

(2023年6月現在)

※年率

米国不動産や純金(ゴールド)のほかさまざまな実物資産が組み入れられているため、単純には比べられませんが、まずまずの運用実績のようです。

このように、THEOの運用実績は、格別に良いとは言えませんが、決して悪いわけではありません。

お金のデザインとは【怪しい?】

株式会社お金のデザインは、THEOを提供している資産運用会社です。

2013年8月に設立され、2016年にTHEOをリリースしました。2023年1月31日時点で、THEOの運用金額は1,600億円、運用者数は12万人を超えています。

お金のデザインは、まだ設立から10年ほどの会社です。そのため、「怪しい会社なのでは?」と心配になる方もいらっしゃるようです。そこで、THEOに預けた資産がどのように管理されるかを解説します。

分別管理

THEOに預けた資産は、SMBC日興証券が管理します。
※THEO+[テオプラス]では提携金融機関が異なる
SMBC日興証券は「投資家から預かっている資産」と「自社の資産」を分けて管理しています。したがって、もしSMBC日興証券が破綻した場合でも、資産はすべて返還されるため、ご安心ください。
これは「分別管理」というルールで、金融商品取引法によって義務付けられています。

投資者保護基金

SMBC日興証券は、投資者保護基金に加入しています。先に解説した「分別管理」に、万が一不備があった場合でも、投資者保護基金から1人あたり1,000万円まで補償が行われます。

このように、THEOには資産を安心して預けられるための取り組みがあります。

なぜSMBC日興証券の口座が必要なのか

THEOで資産運用をするには、SMBC日興証券の口座開設が必要です。

お金のデザインは、証券業と運用業の両サービスを提供していました。しかし、2021年8月1日より、証券業部分をSMBC日興証券へ継承することになりました。よって、お金のデザインが提供するTHEOを利用するためには、SMBC日興証券の口座開設が必要となるのです。

THEOの始め方は、以下のとおりです。

(1)証券口座の開設

SMBC日興証券で口座開設します。

無料でポートフォリオ診断ができます。

↓

(2)ポートフォリオ診断(無料)

5つの質問に答えるだけで、ご自身に合った資産運用方針が設定されます。SMBC日興証券のページにある「THEOを申し込む」ボタンを押すと、診断ができます。
→SMBC日興証券公式サイト

↓

(3)新規申込

スマートフォンやパソコンで手軽にできます。24時間可能です。

↓

(4)運用スタート

すべて手続きを完了させれば、あとは入金するだけで運用をはじめられます。

THEOのキャンペーン

現在キャンペーンは
開催されていません。

無料でポートフォリオ診断ができます。

正直なことを書いてしまうと、これから投資を始められる方にはTHEOでの資産運用よりも、つみたてNISAをおすすめします。しかしながら、つみたてNISAの非課税投資枠を上限まで使い切っている人であれば、次の投資としてTHEOを検討するのも良いでしょう。

この記事の執筆者

やさしい投資信託のはじめ方編集部

やさしい投資信託のはじめ方編集部

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