ウェルスナビの評判【やめたほうがいい理由は?大儲けできる?】
ウェルスナビは、長期・積立・分散投資を全自動ではじめられる資産運用サービスです。テレビCMなどで目にして、ご存知の方も多いかと思います。このページでは、「ウェルスナビの評判」や「やめたほうがいいと言われる理由」などについて、ステマのような忖度はせず明快に解説しています。
このページのもくじ
ウェルスナビの概要(評判は?大儲けできる?)
手数料 | 年率1.1%(税込)※ |
---|---|
平均的な利回り | 年6.60~11.71%程度 |
最低投資額 | 1万円 |
自動積立 | 月1万円~ |
新NISA | ○ 利用可能 (おまかせNISA) |
投資対象銘柄 (課税口座) |
VTI・VEA・VWO・ AGG・IAU・IYR |
投資対象銘柄 (つみたて投資枠) |
IVV |
投資対象銘柄 (成長投資枠) |
VTI・VEA・VWO・ IAGG・IAU・IYR |
※現金部分を除く預かり資産への手数料。3,000万円を超える部分は年率0.55%(税込)。
ウェルスナビには、さまざまな口コミがあります。「ウェルスナビは便利!おすすめ!」という評価から「ウェルスナビなんてやめとけ!手数料が高すぎる!CMがうざい!」などと悪い評判まであります。
結論を先に言ってしまうと、ウェルスナビはベストな選択肢ではないですが、全財産を銀行に預けたままにしておくより良いです。
銀行に預けたままにしておくより良い理由
資産形成では預金と投資をバランス良くしていくことが大切だからです。銀行預金は元本保証がある代わりに利回りが低いです。対して、投資は元本保証がない代わりにそれ相応の利回りが期待できます。
ウェルスナビは、投資初心者でもかんたんに全自動で世界約50か国12,000銘柄に国際分散投資できる便利なサービスです。世界中の株式・債券・金・不動産に最適な配分で幅広く投資できます。大儲けはできませんが、リスクを抑えながら、世界経済の成長の恩恵を得られます。
ウェルスナビの平均的な利回りは、以下のとおりです。
資産運用プラン | 利回り(年率) |
---|---|
リスク許容度1 | 6.60% |
リスク許容度2 | 8.58% |
リスク許容度3 | 9.98% |
リスク許容度4 | 11.24% |
リスク許容度5 | 11.71% |
利回りの根拠は、ウェルスナビが公開している「運用パフォーマンス(円建て)」を年率換算した数値です。サービス開始日2016年1月19日~2024年2月29日のCAGR(年平均成長率)により算出しました。
(参考ページ:CAGR|やさしい株のはじめ方)
(参考ページ:運用データ|ウェルスナビ)
なお、直近は上げ相場が続いていましたので、あくまでも参考としてご覧ください。過去の実績は、将来の成果を保証するものではありません。
「やめたほうがいい」と言われる理由
ウェルスナビが「やめたほうがいい」と言われる理由は、手数料が割高だからです。
ウェルスナビのコンセプトは長期・積立・分散投資です。この長期・積立・分散投資は、どのようなサービス・金融商品を使ったとしても、運用手腕による差は出にくいです。よって、手数料・コストが低ければ低いほど儲かる傾向が強く、いかに低コストのものを選ぶかが重要となります。
ウェルスナビを使う主なメリットは次の3つです。
- リスク許容度の診断
- 最適な資産の組み合わせを構築してもらえる
- 「自動リバランス」と「自動税金最適化」
しかし、これらのメリットは他のサービスでも代用できます。
リスク許容度の診断
松井証券の投信工房、三菱UFJアセットマネジメントのPORTSTAR(ポートスター)など無料のサービスで代用できます。
最適な資産の組み合わせを構築してもらえる
三菱UFJアセットマネジメントのeMAXIS最適化バランスシリーズで代用できます。このシリーズはウェルスナビと同じような方針で運用される投資信託です。先にご紹介したポートスターにて、リスク許容度に見合ったものを提案してもらえます。
銘柄名 | 目標リスク水準 | 信託報酬 |
---|---|---|
eMAXIS最適化バランス (マイストライカー) |
20%程度 | 0.55% |
eMAXIS最適化バランス (マイフォワード) |
16%程度 | 0.55% |
eMAXIS最適化バランス (マイミッドフィルダー) |
12%程度 | 0.55% |
eMAXIS最適化バランス (マイディフェンダー) |
9%程度 | 0.55% |
eMAXIS最適化バランス (マイゴールキーパー) |
6%程度 | 0.55% |
ウェルスナビでは、ウェルスナビへのコストとして1.1%※、ウェルスナビを介して投資するETFの保有コストとして0.08~0.13%がかかります。eMAXIS最適化バランスシリーズの倍以上のコストです。
※毎月初めの営業日に、前月分が引き落とされます。なお、預かり資産の時価は変動するため日々計算されます。(3,000万円を超える部分は0.55%)
「自動リバランス」と「自動税金最適化」
「自動リバランス」は、バランスファンドで代用できます。
「自動税金最適化」も、バランスファンドを使えば問題ありません。むしろ、バランスファンドのほうが良いです。
自動税金最適化とは、“税金を払うタイミング”を遅らせることによって、投資効率を良くするウェルスナビの機能です。ウェルスナビでは条件を満たさないと遅らせられません。しかし、バランスファンドを使えば確実にタイミングを遅らせられます。
このようなことから「ウェルスナビのサービスは、あえて割高なコストを負担してまで利用すべきものではない」、「もったいない、おかしい」と言われています。
しかし、他のサービスを使おうとすると、さまざまな選択肢があるので迷ってしまう方も多いかと思います。
たとえば、ポートスターを使ってeMAXIS最適化バランスシリーズに投資するにしても、購入する窓口は「投信工房が便利な松井証券にする?それともネット証券最大手のSBI証券にする?」と選ばなければなりません。
迷ってしまって投資をはじめられないのでは元も子もないので、まずはすべてのプロセスをまとめておまかせできるウェルスナビではじめてみるのも良いでしょう。
怪しい嘘の儲け話なの?【実態】
ウェルスナビは怪しい詐欺まがいのサービスではないですし、嘘の儲け話でもありません。
預かり資産・運用者数
ウェルスナビは、預かり資産が1兆3,000億円超※1、運用者数が38万人超※2となっており、多くの人に利用されています。
※1)2024年7月5日時点
※2)2023年9月30日時点
提携パートナー
ウェルスナビはWealthNavi for 〇〇として、住信SBIネット銀行や三菱UFJ銀行など有名な金融機関と提携しているサービスです。
ただ、もし利用されるなら、提携サービスよりも本家のウェルスナビをおすすめします。本家のウェルスナビには長期割という手数料が値下げされる割引特典や、タイアップキャンペーンがあるからです。
上場企業
ウェルスナビは東証グロースに株式を上場している企業です。株式を上場するには、厳しい基準をクリアする必要があります。つまり、ウェルスナビは、株式を上場できるくらい社会的な信頼のある企業なのです。
株価暴落で大損・失敗して借金する可能性
株価暴落でウェルスナビの運用成績がどれだけ悪くなり大損したとしても、投資した金額以上の損失が出ることはありません。最悪なタイミングで解約するという失敗をしてしまった場合でも、借金を負う可能性はないので安心してください。
借金を負う可能性はない
借金を負う可能性があるのは、株の信用取引やFXのような、自分が持っているお金以上の取引ができる投資方法です。ウェルスナビは預けた分だけのお金を運用してもらうサービスなので、問題ありません。
預けたお金がゼロになる場合とは?
ウェルスナビは世界中の約12,000銘柄に分散投資しているので、預けたお金がゼロになることは、まずありません。
預けたお金がゼロになる場合とは、アップル、アマゾン、トヨタ、ソフトバンクなどがすべて倒産し、アメリカも日本も財政が破綻し、安全資産と言われている純金(ゴールド)がなんの価値もなくなるケースです。そんなことは、まずありません。
ウェルスナビが破綻した場合
ウェルスナビが破綻しても、預けたお金は守られます。ウェルスナビは自社の資産と、顧客の資産を分けて管理しています。これは分別管理と言って、金融商品取引法によって義務付けられているルールです。
また、まずありえないトラブルですが、仮にウェルスナビが分別管理を十分にしていなかったとしても、日本投資者保護基金から一人当たり1,000万円まで補償してもらえます。
このように、ウェルスナビでの資産運用に過度な心配は必要ありません。
手数料負けで損失になる?運用実績はどう?
「やめたほうがいい」と言われる理由で解説したとおり、ウェルスナビの手数料が低コストの投資信託より高いことは事実です。しかし、利益をすべて食いつぶして手数料負けとなってしまうほどではありません。十分、利益が出る水準です。
サービス開始当初2016年1月19日~2024年2月29日までのパフォーマンスは以下のとおりです。
(参考ページ:運用データ|ウェルスナビ)
<リスク許容度1のパフォーマンス>
手堅さ重視で一番リターンが低いリスク許容度1の運用でも、元手を上回るパフォーマンスを上げています。
<リスク許容度5のパフォーマンス>
リターン重視でリスク許容度5の運用を選んでいた場合、資産が約1.9倍にまで成長していたことになります。
このように、手数料負けして損失となってしまうことはありませんし、1万円から積み立てできるので、お試し感覚ではじめてみるのも良いでしょう。
管理人も2018年にスタートして、運用実績の変化を追跡しているので、ぜひ参考にしてみてください!
(参考:ウェルスナビでの運用実績を公開!|やさしい株のはじめ方)
さいごに『やさしい投資信託のはじめ方』タイアップ特典をご紹介します。キャンペーンを使って、お得に始めましょう!
ウェルスナビのキャンペーン
ウェルスナビのタイアップ特典
- ウェルスナビにこちらのページから新規口座開設する。
- 口座開設日の翌々月末までに新規で資産運用を開始する。
- 口座開設日の翌々月末時点で10万円以上の残高がある。
- 資産運用を開始した日から、その翌々月末まで1度も出金依頼をしない。
- タイアップ特典として、もれなく現金1,000円プレゼント!
詳細のキャンペーン条件は、ウェルスナビ公式サイトで必ずご確認ください。
積立開始キャンペーン
- ウェルスナビに口座開設する。
- 公式サイトでキャンペーンのエントリーをする。(初回積立を1か月目とした3か月目の末日まで)
- 3か月連続で自動積立をする。
- 初回積立を1か月目とした4か月目の末日まで1度も出金依頼をしない。
- 積立額に応じて、もれなく最大15,000円がプレゼントされます。
新規ご利用プログラム
- ウェルスナビに口座開設する。
- キャンペーンのエントリーをする。
- 新規で資産運用を開始する。
- 口座へ合計50万円以上の入金をする。
- 対象期間中に1度も出金依頼をしない。
- 入金額とNISA口座の利用状況に応じて、もれなく最大5,000円がプレゼントされます。
※対象期間:初めて入金した日から6か月目の末日まで
ウェルスナビの評判は、良い評価から批判的な意見まであります。ウェルスナビはベストな選択肢ではないですが、銀行に預けたままにしておくより良いので、検討してみる価値のあるサービスです。
この記事の執筆者
やさしい投資信託のはじめ方編集部
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