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QQQの構成銘柄をVOO・VGTと徹底比較【このETFは買うべきか!?】

qqqの株価チャート

QQQ(インベスコQQQトラスト・シリーズ1 ETF)とは、NASDAQ100指数への連動を目指す海外ETFのことです。このページでは「QQQは買うべきか」、「他の海外ETF、投資信託との比較」など徹底解説しています。

米国ETFを買うとき、通常は「取引金額×0.495%」の手数料がかかります。しかし、SBI証券を利用すれば、QQQ手数料無料で買付できます!

概要(ETFの構成銘柄・信託報酬・配当利回りなど)

<QQQの概要>
評価・おすすめ度 ★★★★★ (5/5)
連動対象 NASDAQ100指数
設定日 1999年3月10日
分類 海外ETF
経費率
(信託報酬)
0.2%
直近配当利回り 0.64%

(2025年2月現在)

最新の株価チャートをご覧いただけます。

QQQの連動対象は、NASDAQ100指数です。NASDAQ100指数は、アメリカの株式市場であるナスダックに上場している会社の中で、主要な約100銘柄で構成されています。
※金融セクターを除く

構成銘柄は以下のとおりです。

<QQQの構成銘柄(上位10)>
順位 銘柄名 主なサービス
など
組入比率
1 アップル iPhone 9.01%
2 マイクロソフト Windows 7.79%
3 エヌビディア 半導体 7.42%
4 アマゾン・ドット・コム ネット
ショッピング
6.31%
5 ブロード・コム 半導体
デバイス
4.32%
6 メタ・プラットフォームズ Instagram、Facebook 3.79%
7 テスラ 電気自動車 3.71%
8 アルファベット
(議決権あり)
Google 3.01%
9 アルファベット
(議決権なし)
Google 2.87%
10 コストコホールセール 倉庫式総合スーパー 2.70%

(2025年2月現在)

QQQを使えば、上の表のようにアメリカの有名な企業に集中投資できます。

しかし、海外ETFでの投資は、投資信託と比べて手間がかかります。QQQへ投資する選択肢のほかに、NASDAQ100指数に連動させる投資信託へ投資するのも手です。

NASDAQ100指数に連動させる投資信託である「PayPay投信 NASDAQ100インデックス」や「eMAXIS NASDAQ100インデックス」が信託報酬の引き下げをおこない、QQQとほぼ変わらないコストで投資できるようになりました。

それでも、最低水準のコストで運用できるのはQQQです。多少手間をかけても、コストを最小限に抑えたい人は投資信託ではなくETFであるQQQが向いているでしょう。

QQQは買うべきか

QQQを買うべきかどうかは、この銘柄に興味を持ったキッカケによります。

「NASDAQ100銘柄に投資したい」、「GAFAMのようなアメリカの有名企業に投資したい」という考えを持っている方は、ぜひとも買うべきです。先に解説したように、QQQはこの上なく低コストで、アメリカの有名企業に集中投資できるからです。
※Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft

一方、「なんとなく儲かりそうだから投資したい」、「最近のパフォーマンスが良いから投資したい」ということなら買うべきではありません。右肩上がりのチャートだけを見て「コレは儲かるに違いない」と思った方は危険です。

<QQQ過去10年のチャート>

qqqの株価チャート
出典:SBI証券

過去の実績は、未来の成果を保証するものではありません。NASDAQ100指数はこれからも良いパフォーマンスを出し続けるとは限らないのです。明確な意思・理由を持たずに投資すれば、相場にもてあそばれ、高値づかみをして安く売ってしまうことでしょう。

QQQは極めて優良な海外ETFですが、使い方次第ということです。

VOO(S&P500)との比較

QQQと同じように、アメリカの株式に投資できる海外ETFに「VOO」があります。

VOO(バンガード・S&P500 ETF)は、S&P500指数への連動を目指す海外ETFです。S&P500はアメリカの主要な会社(約500銘柄)から構成されます。以下の表はQQQとVOOの構成銘柄を上位10銘柄で比較した表です。

<QQQとVOOの構成銘柄を比較>
順位 QQQ VOO
銘柄名 組入比率 銘柄名 組入比率
1 アップル 9.01% アップル 7.60%
2 マイクロソフト 7.79% エヌビディア 6.61%
3 エヌビディア 7.42% マイクロソフト 6.29%
4 アマゾン・ドット・コム 6.31% アマゾン・ドット・コム 4.12%
5 ブロードコム 4.32% メタ・プラットフォームズ 2.56%
6 メタ・プラットフォームズ 3.79% テスラ 2.26%
7 テスラ 3.71% アルファベット
(議決権あり)
2.22%
8 アルファベット
(議決権あり)
3.01% ブロードコム 2.17%
9 アルファベット
(議決権なし)
2.87% アルファベット
(議決権なし)
1.82%
10 コストコホールセール 2.70% バークシャー・ハサウェイ 1.67%

(2025年2月現在)

一見、同じような構成銘柄のようですが、組入比率が大きく異なります。たとえば、GAFAMの組入比率はVOOが32.32%なのに対して、QQQは23.06%となっています。これはVOOが約500銘柄に分散させているのに対して、QQQは約100銘柄に厳選しているためです。
※Google(アルファベット)、Amazon、Facebook(メタ・プラットフォームズ)、Apple、Microsoftの合計組入比率

幅広くアメリカ全体に投資したい方は「VOO」と相性が良いです。有名企業中心の厳選した銘柄に投資したい方には「QQQ」をおすすめします。

VGTとの比較

VGT(バンガード・米国情報技術セクターETF)は、MSCI USインベスタブル・マーケット情報技術セクター指数への連動を目指す海外ETFです。この指数は、アメリカの情報技術セクター銘柄(IT企業)のほぼ100%から構成されます。

QQQもVGTもIT企業を中心に投資できる海外ETFなので、比較されることが多いです。以下の表は、構成銘柄を上位10銘柄で比較した表です。

<QQQとVGTの構成銘柄を比較>
順位 QQQ VGT
銘柄名 組入比率 銘柄名 組入比率
1 アップル 9.01% アップル 17.05%
2 マイクロソフト 7.79% エヌビディア 14.95%
3 エヌビディア 7.42% マイクロソフト 12.97%
4 アマゾン・ドット・コム 6.31% ブロードコム 5.83%
5 ブロード・コム 4.32% セールスフォース 1.91%
6 メタ・プラットフォームズ 3.79% オラクル 1.66%
7 テスラ 3.71% シスコシステムズ 1.43%
8 アルファベット
(議決権あり)
3.01% アクセンチュア 1.33%
9 アルファベット
(議決権なし)
2.87% サービスナウ 1.33%
10 コストコホールセール 2.70% IBM 1.24%

(2025年2月現在)

VGTに組み入れられているのは、情報技術セクターの銘柄だけなので、QQQの構成銘柄と大きく異なります

たとえば、QQQに組み入れられている「メタ・プラットフォームズ(Facebook)」や「アルファベット(Google)」は通信サービスセクター、「アマゾン」は一般消費財セクターなので、VGTの構成銘柄にはありません。

純粋にアメリカの情報技術セクター銘柄に投資したい方は「VGT」、GAFAMのような有名企業に魅力を感じる方は「QQQ」がおすすめです。

投資信託(iFreeNEXT NASDAQ100インデックス)との比較

iFreeNEXT NASDAQ100インデックスは、NASDAQ100指数に連動させるインデックスファンドの中で、最もポピュラーで純資産総額の大きい投資信託です。QQQと同じく、NASDAQ100指数を連動対象としています。

以下の表は、QQQとiFreeNEXT NASDAQ100インデックスを比較したものです。

<QQQとiFreeNEXTの比較>
比較項目 QQQ iFreeNEXT NASDAQ100インデックス
売買手数料 売買代金の
0.495%
無料
最低
投資金額
約81,000円 100円~
運用コスト
(年率)
0.2% 0.495%
分配金 あり なし
(配当は再投資される)

(2025年2月現在)

SBI証券楽天証券の場合、買付手数料が無料です。

iFreeNEXT NASDAQ100インデックスは、100円から買えるので、お手軽に投資できます。一方、QQQは運用コストが低いので、期待できるリターンが大きいです。

まずはiFreeNEXT NASDAQ100で積立投資をはじめて、運用額が大きくなったらQQQに乗り換えるという方法もあります。詳しくは、以下のページをご覧ください。

QQQは、アメリカの有名なIT企業を中心に投資できる海外ETFです。運用コストが投資信託の半分以下なので、大幅にコスト削減できます。NASDAQ100指数に魅力を感じる方は、買うべき銘柄です。

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約5分で申込み完了します。

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また、SBI証券では、海外ETFを自動買付できたり、貸株できたりと独自のサービスを使えます。定期買付サービスでの買い方、貸株のやり方などは以下のページをご覧ください。

この記事の執筆者

やさしい投資信託のはじめ方編集部

やさしい投資信託のはじめ方編集部

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