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積立投資の基礎1 - 積立投資ってなに?

海外ETFを使ったリレー投資

※このページの“リレー投資”は上級編ですので、「難しくてよくわからない」、「手間がかかるのはイヤ」という方は、そのまま次のページへお進みください。

積立投資をはじめてしばらくは、資産の金額が少ないですが、順調に積み立てるうちにまとまった金額を運用することになります。
金額が増えて、そのままインデックスファンドを使って運用を続けてもいいのですが、いったんインデックスファンドを解約して、同じカテゴリーの海外ETFを買い直すことで、運用コストをさらに抑えられる場合があります。

<リレー投資の運用イメージ>

リレー投資の運用イメージ

長期保有で運用コストに差が出る

インデックスファンドをどんなETFへとリレーすればよいか、具体例を考えてみました。現在、インデックスファンドの低コスト化が進み、主要な指数に連動する最安水準のインデックスファンドは、税金面のことなども考えるとほとんどリレーするメリットがありません。

しかし、「NASDAQ100」のように、投資家から人気のある指数であるにもかかわらず、まだ低コスト化がされていないインデックスファンドも存在しています。
※「NASDAQ100」とは、アメリカの会社の中でも、特に代表的な約100銘柄で構成される指数です。

たとえば、このNASDAQ100であれば、インデックスファンドの「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」から、海外ETFの「インベスコQQQ 信託シリーズ1(QQQ)」へリレーできます。

それでは、リレー投資をすることで、どれくらいコストが安くなるのか、「インデックスファンド」と「海外ETF」の10年間の運用コストを、売買手数料も含めて比較してみましょう。ここでは違いを分かりやすくするために、投資金額は100万円、値段に変動はなかったものとします。

<投資金額100万円、10年間で生じるコストの差>
比較項目 投資信託 海外ETF
商品名 iFreeNEXT NASDAQ100インデックス インベスコQQQ 信託シリーズ1(QQQ)
購入手数料 無料 477円
運用コスト 49,500円
(年0.495%)
20,000円
(年0.2%)
売却手数料 無料 477円
合計コスト 49,500円 20,954円

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投資期間10年で、売却することまで考えた場合、インデックスファンド49,500円に対して、海外ETFは20,954円半分以下のコストです。運用コストを見ると、年間「0.495%」から半分以下となる「0.2%」となり、なんと毎年約0.295%も減らせます。

保有している間ずっとかかるコストを減らせるわけですから、1年あたり0.295%の差は大きく、20年~30年とさらに長期的な視点でみるとかなりの差になります。資産の管理をすることが面倒でない方は挑戦してみる価値があると思います。

リレー投資の注意点は?

リレー投資をするときに注意しておきたいことがあります。それは、利益が出ているインデックスファンドを売るときに税金がかかるということです。投資をするうえで、利益に対して税金を払うことはやむを得ないのですが、税金はできるだけ遅く払った方が有利です。(税の繰り延べ効果)

うまく税金を減らしたい場合は、利益が出ているファンドを売るときに、損が出ているファンドもいっしょに売ってください。これによりプラスとマイナスが相殺できるので節税できます。ただし、損が出ているファンドを売るといってもそれによって目標とする資産配分が崩れてしまっては意味がないので、バランスにも気を付けてください。

もう1つの注意点は、海外ETFには分配金があるということです。分配金に課税される分、運用効率が落ちてしまいます。インデックスファンドとETFを比べたときに、運用コストに大した差がなければ、リレー投資をする効果は少ないといえます。

海外ETFを使ったリレー投資は、多少手間がかかるものの、大きく運用コストを減らせる可能性があるので、かしこい投資方法です。投資に慣れてきたら、コスト削減のためにも挑戦してみましょう!

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