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SPYDはおすすめしない?HDV・VYMとの構成銘柄や配当利回りの違いを比較して紹介

SPYDはおすすめしない?HDV・VYMとの構成銘柄や配当利回りの違いを比較して紹介

SPYD(SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF)は、S&P500高配当指数への連動を目指す海外ETFです。このページでは、「SPYDはおすすめしない」と言われる理由や、同じ高配当ETFである「HDV・VYM」と構成銘柄や配当利回りを比較して紹介しています。

SPYDとは(概要・構成銘柄など)

<SPYDの概要>
評価・おすすめ度 ★★★★★(5/5)
連動対象 S&P500高配当指数
設定日 2015年10月21日
分類 海外ETF
経費率
(信託報酬)
0.07%
直近配当利回り 4.26%

(2026年7月現在)

最新の株価チャートをご覧いただけます。

SPYDは、アメリカの高配当株に分散投資できる海外ETFです。S&P500高配当指数に連動するように運用されます。低コストで高配当の米国株にまとめて投資できるため、おすすめの海外ETFの1つです。

S&P500高配当指数とは

アメリカの代表的な500銘柄の株式から構成される「S&P500」という指数があります。この指数に採用されている500銘柄のうち、配当利回りが高い80銘柄から構成されているのが、SPYDの連動対象である「S&P500高配当指数」です。

「S&P500」はアップルやアマゾンのように会社の規模が大きい銘柄ほど多い比率で組み入れられますが、「S&P500高配当指数」は規模の大小に関係なく80銘柄が均等配分で構成されています。

連動対象と同じように、SPYDの構成銘柄の比率もほとんど均等となっています。SPYDの組入比率上位10銘柄は、以下のとおりです。

<SPYDの組み入れ銘柄(上位10)>
順位銘柄名組入比率
1アイアン・マウンテン1.63%
2フランクリン・リソーシズ1.53%
3ホスト・ホテルズ・アンド・リゾーツ1.51%
4CVSヘルス1.50%
5ターゲット1.49%
6エジソン・インターナショナル1.47%
7ヴィアトリス1.46%
8アパッチ1.46%
9キムコ・リアルティ1.45%
10サイモン・プロパティー・グループ1.45%

(2026年7月現在)

SPYDはおすすめしないと言われる理由

SPYDは低コストで高配当の米国株にまとめて投資できるため、定期的にお金を受け取りたい人におすすめの海外ETFです。

しかし、SPYDには「おすすめしない」という声があるのも事実です。おすすめしないと言われる理由には、次の3つの理由があります。

  • 景気敏感株が多く含まれている
  • 減配リスクがある
  • NISA口座でも税金は引かれる

景気敏感株が多く含まれている

SPYDの構成銘柄のうち半分近くの業種が金融と不動産です。金融と不動産は景気動向によって業績が上がったり下がったりする「景気敏感株」に分類されます。特に金融と不動産は金利の動きに左右されやすい傾向にあります。

景気の動向に業績が左右されない「ディフェンシブ銘柄」の比重が少ない分、景気が悪くなると、大幅に価格を下げてしまう可能性も十分に考えられます。

SPYDの構成銘柄の業種比率
出典:moomoo証券のアプリ

減配リスクがある

SPYDは景気変動に左右されやすいファンドです。そのため景気が悪くなると、減配のリスクを伴います。過去、特にコロナ禍では、大幅に配当金が減らさた事例もあります。

ウィブル証券のアプリでは、過去の配当実績を確認できます。どれくらい幅があるのか確認しておくと良いかもしれません。

moomoo証券のアプリで確認できるspydの分配金(配当金)
出典:ウィブル証券

ウィブル証券のアプリは無料で使えるので、ぜひダウンロードしてみてください。

約5分で申込み完了します。

NISA口座でも税金は引かれる

SPYDはNISA口座でも購入できます

NISA口座で購入した場合、配当金にかかる税金は、国内では非課税となります。しかし、米国では課税されてしまうので注意が必要です。

通常、米国株・米国ETFの配当に対する税金は、米国で10%が引かれた後に、日本でも20.315%が源泉徴収されます。ただし、確定申告をすることにより外国税額控除を受けられます。

しかし、NISA口座で購入した場合、外国税額控除は適用できません。課税口座で購入しても、NISA口座で購入しても税金がかかってしまう点はデメリットといえます。

<米国株・米国ETFの配当金にかかる税金>
口座 日本 米国 合計
課税口座 20.315% 税額控除 20.135%
NISA口座 非課税 10% 10%

※確定申告をする必要あり

HDV・VYMとの比較

SPYDと同じようにアメリカの高配当株に投資できる海外ETFに、HDVVYMがあります。これらを組み合わせて投資している投資家も多くいます。それぞれ違った特徴を持っているため組み合わせて投資をするのもおすすめです。

SPYDの高い配当利回りの享受を受けつつ、SPYDの「景気敏感株が多く含まれている点」、「減配リスクがある点」をカバーする1つの手にもなるでしょう。

<SPYD・HDV・VYMの比較>
銘柄名
/経費率
直近配当利回り 組入数 特徴
SPYD
/0.07%
4.26% 79銘柄 会社の規模の大小に関係なく均等配分で構成されている。
HDV
/0.08%
2.87% 81銘柄 構成銘柄に財務健全性が考慮されている。
VYM
/0.06%
2.3% 約400
銘柄
組み入れ銘柄数が多い。

(2026年7月現在)

HDV

HDV(iシェアーズ・コア米国高配当株ETF)は、モーニングスター配当フォーカス指数への連動を目指す海外ETFです。モーニングスター配当フォーカス指数は、財務状態が健全であり、高い配当金が支払われるアメリカの会社75銘柄から構成される指数です。

以下の表は、HDVの組み入れ上位10銘柄です。

<HDVの組み入れ銘柄(上位10)>
順位銘柄名組入比率
1エクソンモービル7.16%
1アッヴィ6.48%
1シェブロン5.45%
1ベライゾン・コミュニケーションズ5.39%
1ホームデポ4.88%
1プロクター・アンド・ギャンブル4.82%
1フィリップ モリス インターナショナル4.42%
1ファイザー4.32%
1メルク4.11%
1コカ・コーラ4.01%

(2026年7月現在)

HDVはSPYDより財務健全性が考慮されています。高配当株の中でも、より手堅い銘柄に投資しているため、減配リスクはSPYDよりも低いといえます。

VYM

VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)は、FTSEハイディビデンド・イールド・インデックスへの連動を目指す海外ETFです。アメリカの高配当株が対象とされていて、約400銘柄から構成されています。

以下の表は、VYMの組み入れ上位10銘柄です。

<VYMの組み入れ銘柄(上位10)>
順位銘柄名組入比率
1ブロードコム8.48%
2JPモルガン・チェース3.13%
3エクソンモービル2.52%
4ジョンソン・エンド・ジョンソン2.23%
5シスコシステムズ1.97%
6キャタピラー1.67%
7アッヴィ1.58%
8オラクル1.56%
9ユナイテッドヘルス・グループ1.42%
10シェブロン1.40%

(2026年7月現在)

VYMは、組み入れ銘柄数が約400銘柄と多いです。SPYDが79銘柄、HDVが81銘柄であることと比べると、その幅広さがわかりやすいかと思います。

また、VYMは、生活必需品やヘルスケアなど、一定の需要があり業績が景気動向に左右されにくい「ディフェンシブ銘柄」や、すでに成熟した企業が多く含まれています。

これらの企業は、業績が安定していて、景気が悪いときにも配当を出し続ける力があります。

SPYDの買い方

SPYDは、次の3ステップで完了します。

  • SPYDが取引できる証券会社の口座を開設する
  • 証券口座に入金する
  • 取引画面で、口数や注文方法などを指定して買い注文を出す

SPYDを取引する証券会社を決める際、注目したいのが「手数料」です。

米国ETFの取引には、「取引手数料」と、「為替手数料」が発生します。手数料の体系は証券会社によって異なるため、手数料の低い証券会社を選ぶのがお得です。

SPYDの購入にかかる各証券会社の手数料は次の表のとおりです。

<米国株手数料の比較>
証券会社 手数料
取引手数料 為替手数料
(1ドルあたり)
買付手数料 売却手数料 円→ドル ドル→円
ウィブル証券 無料 無料 15銭 15銭
SBI証券 無料 0.495% 無料 無料
楽天証券 無料 0.495% 無料 無料
マネックス証券 無料 0.495% 無料 25銭
松井証券 0.495% 0.495% 無料 無料
三菱UFJ eスマート証券 0.495% 0.495% 20銭 20銭

※楽天証券とSBI証券はリアルタイム為替取引

SBI証券、楽天証券、マネックス証券では、SPYDの買付時の取引手数料が無料となるプログラムが実施中です。さらに、為替手数料も無料なので、お得にSPYDを購入できます。

ただし、将来的な売却コストまで含めて考えるなら、米国株取引手数料が無料の「ウィブル証券」も有力候補です。

どれだけ手数料に差があるのか、SPYDを1口(8,140円)取引するのにかかる手数料を比べてみましょう。

<SPYD1口にかかる手数料>
証券会社名 買付手数料 売却手数料
ウィブル証券7円7円
SBI証券0円40円
楽天証券0円40円
マネックス証券0円53円
松井証券40円40円
三菱UFJ eスマート証券50円50円

2026年7月27日 時点の為替と株価で計算

同じ金額を投資するなら、手数料で消えてしまうお金は少ないほうが有利です。

ウィブル証券では、往復手数料を最も抑えられることがわかります。売却時も手数料を抑えられるのはうれしいですね。

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ウィブル証券では「1ドル」から購入できます

ウィブル証券では、1株未満の株式(端株)を取引できます。少ない金額でも取引できる点が強みで、たったの「1ドル」(約160円)という少ない金額から、SPYDを保有できます。

ウィブル証券の端株取引
出典:ウィブル証券

SBI証券、松井証券、マネックス証券では、端株取引はできず、1口から購入する必要があります。

「配当金を少しでも増やしたい!」、「昨日より円高だから、少しだけ買い増ししたい!」というときは、ウィブル証券を使ってお得に取引できますね。

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SPYDは、アメリカの高配当株に分散投資できる海外ETFです。低コストで高配当の米国株にまとめて投資できるため、おすすめの海外ETFの1つです。

この記事の執筆者

やさしい投資信託のはじめ方編集部

やさしい投資信託のはじめ方編集部

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