投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2017表彰式に行ってきました

カテゴリー:ニュース・その他
最終更新日 : 2020年02月17日
ファンドオブザイヤー表彰式

2018年1月、昨年に引き続き投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2017の表彰式にお邪魔してきました。

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Yearとは?

投資信託に関して情報発信をしているブロガーさんが、『これは良いファンド』と思うものを、広く世の中に発信をしていこう・・・という取り組みから始まったのが、『投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year』です。

世の中に投資信託を表彰するアワードはいくつかありますが、投資家目線で良い商品を選んで発表をする取り組みはなかなかありません。

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」とは?

投資信託について一般投資家の目線でつねに考え、情報を集め、ブログを書いている投信ブロガーたち。投資信託の事情通である彼らが支持する投資信託はどれか?

証券会社の宣伝やうたい文句にまどわされず、自分たちにとって本当によいと思える投資信託を投信ブロガーたちが投票で選び、それを広めることで「自分たちの手でよりよい投資環境を作っていこう!」というイベントです。

引用:投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2016

2017年のファンドオブザイヤー

2017年のファンドオブザイヤーを振り返って

上位に並ぶファンド多くは、運用コストが低く設定されたインデックス型の投資信託です。6位の『ひふみ投信』はアクティブ型ですが、こちらもアクティブ型の商品の中では運用コストが低く抑えられています。

驚いたのが、上位にランクインした投資信託の運用期間です。上位10本のうち6本(1,3,4,5,7,10)が、発売から1年も経たない商品です。運用の実績はまだ少ないですが、どの商品も過去にランクインしていた同類の投資信託と比較して、コスト面で有利な商品ばかりでした。

これらの投資信託に投票した方は、長期で資産運用に取り組んでいる方が多いと思います。長期運用において、信託報酬は運用のパフォーマンスを下げますので、運用コストが低い商品に人気が集まるのでしょう。

また、eMAXIS Slimの商品が2つランクインしていたことも印象的でした。eMAXISシリーズは、業界最低水準の運用コストを目指し続けるという触れ込みで運用を始めた、比較的新しい投資信託です。

ライバルとなる投資信託がコストを引き下げれば、eMAXIS Slimもそれに追従してコストを引き下げる。そうすることで業界最低水準のコストを目指し続けるというしくみです。

実際、商品の設定時より数度にわたる信託報酬の引き下げが行われました。こうした運用会社の取り組みが、投資家の人気を集める理由でしょう。

eMAXIS Slimのイメージ
三菱UFJ国際投信公式サイトより

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2017の様子

今年の『投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year』は、例年と同じく内容盛りだくさんでした。最初にご紹介したランキングが第3部の『結果発表』で、1部はiDeCo/NISAアンケートでした。当ファンドオブザイヤーに投票した方を中心に『イデコやNISAに関するアンケート』が実施されました。

アンケートの内容には『現行NISAとつみたてNISA、あなたは切り替えましたか?そのままですか?』といった気になる内容も。今後NISAを活用したい方にとって、NISAを利用するか、つみたてNISAを利用するか迷いどころですね。

ファンドオブザイヤー表彰式
写真提供:投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year運営委員会

また、イデコやNISAでどんな商品を運用しているのか?といった内容も。上位には投資信託の中でも、比較的リスクの高い外国株型の投信が並びます。

イデコ・NISAは利益にかかる税金が非課税になるので、リスクを取ってでも非課税メリットの大きい外国株型の投信に人気が集まったのでしょう。

ファンドオブザイヤー表彰式
ファンドオブザイヤー表彰式
ファンドオブザイヤー表彰式
写真提供:投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year運営委員会

アンケートの結果の概要は投信ブロガーが選ぶFund of the Year 2017公式サイトで概要を見ることができます。

個人投資家の熱いコメント

第2部は『みんなの声を聞いてみよう!個人投資家が注目ファンドに寄せる熱いコメント一挙紹介』。ファンドオブザイヤーに投票した個人投資家が、運用する投資信託に対してどのような点が優れているのか、どんな点に魅力を感じているのか・・・その想いを込めた熱いコメントが紹介されました。

進行役は『投資信託にだまされるな!』などの著書を持つ竹川美奈子氏と、インデックス投資アドバイザーのカン・チュンド氏。お二人の軽妙なトークで会が進行します。

途中、とあるブロガーさんの素晴らしいコメントに舌を巻き、『来年からこちらに来ませんか?我々もいい年だし・・・』と言って会場の笑いを誘うような場面もありました。

ファンドオブザイヤー表彰式
ファンドオブザイヤー表彰式
写真提供:投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year運営委員会

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Yearの注目ポイント

ここでは、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」で注目したいポイントをピックアップして紹介します。

年を追うごとに参加者が増えている

このファンドオブザイヤーは、他のファンドオブザイヤーと比べると規模は小さいです。しかし、このイベントに注目する方は少しづつ増えているのではないかと思います。下の表は、ファンドオブザイヤーに投票したブログの数です。少しずつですが増加傾向にあります。

年度 2013 2014 2015 2016 2017
投票数 86 118 161 139 198

趣向を凝らした内容で楽しめる

このイベントはファンドオブザイヤーの選出だけでなく、その年ごとに異なる内容を盛り込み、会場を盛り上げます。

今年は、注目度が高まっているイデコ・NISAに関するアンケートが実施されましたが、昨年のイベントでは、NISAの旗振り役である金融庁長官からコメントが届いたり、豪華な登壇者が登場するという驚きのイベントがありました。これだけの内容が、毎年有志のボランティアによって運営されているという点に頭が下がります。

金融庁長官からのメッセージ
ファンドオブザイヤー司会陣
写真提供:投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year運営委員会

個人投資家と運用会社との貴重な交流の場

このファンドオブザイヤーは、個人投資家と運用会社が一同に介するイベントです。投資信託に対する忌憚なき個人投資家の声が、ダイレクトに運用会社に届くようになっています。

もしかすると、ここで発せられた投資家の声が、これからの投資信託をめぐる環境に影響を与えていくかもしれません。

ファンドオブザイヤー表彰式
ファンドオブザイヤー表彰式
写真提供:投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year運営委員会