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【ダメな理由とは!?】eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の評価

emaxis slim バランス(8資産均等型)の組み合わせ

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は、国内外の株式・債券・リートに投資できるバランスファンドです。
※「eMAXIS Slim」はイーマクシススリムと読みます。

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」では、設定されてからすべての回でTOP20に入賞し続けているように、多くの投資家から高く評価されています。一方で「8資産均等型なんてダメだ」、「頭の悪い資産配分だ」と酷評する方もいます。

そんな賛否両論の評判が渦巻くeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)について徹底解説していきます。

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概要(評価・評判など)

<eMAXIS Slim 8資産均等型の概要>
評価・おすすめ度 ★★★★★ (5/5)
運用会社 三菱UFJアセットマネジメント
連動対象 合成ベンチマーク
(8資産均等)
ファンド設定日 2017年5月9日
分類 バランス型インデックス
販売手数料
(購入時手数料)
無料
信託報酬
(運用管理費用)
0.143%以内
信託財産留保額 なし
平均的な利回り 5.91%

最新のチャートをご覧いただけます。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は、低コストで世界中の株式・債券・リートに分散投資できるおすすめの投資信託です。リートとは、比較的少ない金額で不動産に投資できる株のような金融商品です。

連動対象の合成ベンチマーク(8資産均等)は、eMAXIS Slimの場合、以下8つの指数をそれぞれ1/8ずつ組み合わせて作られています。

<8資産均等の合成ベンチマーク内訳>
投資対象 指数
国内株式 TOPIX(東証株価指数)
先進国株式 MSCIコクサイ・インデックス
新興国株式 MSCIエマージング・マーケット・インデックス
国内債券 NOMURA-BPI総合
先進国債券 FTSE世界国債インデックス
(除く日本)
新興国債券 JPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイド
国内リート 東証REIT指数
先進国リート S&P先進国REITインデックス
(除く日本)

8つの投資対象に均等に配分するのは、常に割安な資産へお金を投じていくことを意味します。

割安な資産への機械的な投資

たとえば、国内株式が値下がりして割安になった場合、ファンド内の国内株式の配分が1/8より低くなります。すると、その配分を高めるために国内株式を購入していきます。これは、安くなったタイミングで機械的に投資していくことを意味します。

割高なときは自然と利益を確定

逆に、値上がりして割高になった場合は、配分が1/8より高くなるので、その配分を低くするために売っていきます。これは自然と利益を確定させていることになります。

このようにeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は、投資対象がそれぞれ違う値動きとなることを利用して、自動的に割安な資産への投資をしてくれるのです。

また、この銘柄はeMAXIS Slimシリーズのひとつです。このシリーズは、業界最低水準の運用コストを目指し続けます。つまり、eMAXIS Slimは、常に最もお得に運用できる銘柄であり続けるということです。

さらに、eMAXIS Slimには受益者還元型信託報酬という仕組みがあります。

<受益者還元型信託報酬>
純資産総額 信託報酬
2,500億円未満の部分 0.143%
2,500億円以上
5,000億円未満の部分
0.14289%
5,000億円以上の部分 0.14278%

上の表のように純資産総額(投資信託の運用資金)が増えれば増えるほど、運用にかかるコストが安くなります。ただでさえ、業界最低水準のコストなのに、よりお得になるのです。投資家の方々から評判が良いのも納得です。

【頭悪い配分!?】8資産均等がダメな理由・デメリットとは

ここまで書いてきたとおり、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)はとても魅力的な投資信託なのですが、「8資産均等なんて頭の悪い配分だ!」と言う方もいます。

8資産均等配分がダメだと言われる大きな理由は、「リート」や「新興国債券」のような市場規模が小さい投資対象を、「先進国株式」や「先進国債券」のような市場規模が大きい投資対象と同じ割合で組み入れているためです。

たとえば、国内リートの市場規模は、先進国株式の”1/800”にも満たないです。さらに言えば、国内リートは60銘柄程度で構成されているのに対して、先進国株式は1,300程度の銘柄から構成されています。

国内リートと先進国株式を同じ割合の配分にすると、世界的大企業のアップルやマイクロソフトよりも、日本国内のリート銘柄(J-REIT)のほうが遥かに大きな比率で組み入れられることになってしまいます。

8資産均等配分には、このようなデメリットがあるのです。

納得していれば問題ない

以上の内容が、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)に投資する際、特に注意すべきことです。しかし、8資産均等は決して頭が悪い配分ではないですし、「ダメ」などということもありません。

そもそも8資産均等配分は、常に割安な資産へ機械的に投資していけることが大きなメリットです。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は、個々の銘柄単位で見ればイビツで不自然な配分に見えてしまいますが、割安な資産への機械的な投資としては合理的な配分なのです。

ご自身が納得してeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)に投資するのであれば、まったく問題ありません。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の利回り

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の平均的な利回りは、年利5.91%が目安です。

利回りの根拠は、合成ベンチマーク(8資産均等)の2003年~2022年のCAGR(年平均成長率)から、想定される運用コストを差し引いて算出した数値です。
(参考ページ:CAGR(年平均成長率)|やさしい株のはじめ方

※一部の期間は代替指数を利用

下のグラフは、過去20年分の値動きのイメージです。(2003年時点を10,000円としています)

emaxis slim バランス(8資産均等型)の利回り

なお、直近は上げ相場が続いています。あくまでも参考としてご覧ください。

個別でファンドを組み合わせた場合との比較

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の信託報酬は「0.143%」です。一方、各投資対象で最低水準のインデックスファンドを8つ組み合わせると、平均信託報酬は「約0.17%」となります。

一昔前まで、バランスファンドは「運用コストが高くなってしまうから良くない」と言われていました。しかし、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)を使えば、個別のインデックスファンドを組み合わせるよりもコストを安く抑えられるのです。

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)は、資産配分の調整を自動で行ってくれる上に、運用コストまでお得になってしまう便利な投資信託です。

8資産均等は「最強」なの?

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は、「最強」ではありません

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)には、債券が組み入れています。債券は株式よりも期待リターンが低いと言われています。よって、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)や、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)といった「株式100%」のファンドよりも長期的なパフォーマンスは劣るでしょう。

<平均的な利回りの比較>
銘柄名 平均的な
利回り
詳細
ページ
eMAXIS Slim バランス
(8資産均等型)
5.91% 当ページ
eMAXIS Slim 全世界株式
(オール・カントリー)
8.98% 詳細
eMAXIS Slim 米国株式
(S&P500)
10.17% 詳細

バランス型のインデックスファンドに過度な期待は禁物です。

おすすめ証券会社の還元率比較

大手ネット証券には、投資信託を持っているだけで現金やポイントがもらえるサービスがあります。なんの特典もない金融機関で買うよりも確実にお得です。

銘柄によって還元率が異なる証券会社もあるので、銘柄ごとに最もお得なところで取引できるように、各証券会社の口座を開いて使い分けるのも良いでしょう。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の各証券会社の還元率は以下の表のようになっています。

<還元率の比較>
順位 証券会社 運用時の
還元率
詳細
ページ
1 松井証券 0.055% 詳細
2 SBI証券 0.05% 詳細
3 マネックス証券 0.03% 詳細
4 auカブコム証券 0.005% 詳細

※年率(最大)

なお、楽天証券は2022年4月から運用中の定期的なポイント還元を廃止しました。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の場合、松井証券が最も還元率の高い証券会社です。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は、世界中の株式・債券・リートに低コストで投資できるバランスファンドです。ただし、リートや新興国債券に組入比率を大きく割いて投資することは、デメリットとなり得るので注意しましょう。

この記事の執筆者

やさしい投資信託のはじめ方編集部

やさしい投資信託のはじめ方編集部

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