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VIGの構成銘柄と配当利回り【VYM・VOOと比較・おすすめしない?】

vig

VIG(バンガード・米国増配株式ETF)は、10年以上連続で一貫して増配する方針がとられている米国株(約250銘柄)を投資対象とする海外ETFです。

このページでは、「構成銘柄や分配金の利回り」、「代用できる投資信託はあるか」など徹底解説しています。

2024年2月28日、「SBI・V・米国増配株式(分配重視型)」が新規設定されます。

VIGとは【構成銘柄・おすすめしない?】

<VIGの概要>
評価・おすすめ度 ★★★★★(5/5)
連動対象 S&P U.S. ディビデンド・グロワーズ・インデックス
設定日 2006年4月21日
分類 海外ETF
経費率
(信託報酬)
0.06%
直近配当利回り 2.12%

(2024年1月現在)

最新の株価チャートをご覧いただけます。

VIGとは、S&P U.S. ディビデンド・グロワーズ・インデックスへの連動を目指す海外ETFのことです。連続増配を続ける米国株にまとめて投資したい方におすすめです。
※2021年9月19日まではNASDAQ USディビデンド・アチーバーズ・セレクト・インデックスを連動対象としていました。

S&P U.S. ディビデンド・グロワーズ・インデックスとは

10年以上連続で毎年一貫して増配する方針をとっている米国企業から構成される指数です。なお、上位25%の高利回り企業は除外されています。

このように、VIGはあくまでも「増配株」に投資する銘柄です。「高配当株」に投資する銘柄でないことには注意しましょう。この特徴に魅力を感じない人にはおすすめしない銘柄です。

VIGは「増配し続ける方針が株価を押し上げていく要因となること」に期待する方が投資すべきETFなのです。利回り上位25%が除外されているのも、過度な配当金を出していて将来性の乏しい企業を組み入れないためなのでしょう。

VIGの組入比率上位10銘柄は以下のとおりです。

<VIGの構成銘柄(上位10)>
順位 銘柄名 組入比率
1 マイクロソフト 5.31%
2 アップル 4.44%
3 JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー 3.25%
4 ユナイテッドヘルス・グループ 3.22%
5 ブロードコム 3.14%
6 エクソン・モービル 2.65%
7 ビザ 2.63%
8 ジョンソン&ジョンソン 2.49%
9 マスターカード 2.35%
10 ホーム・デポ 2.30%

(2024年1月現在)

分配金(配当金)の利回り・増配率

VIGの直近の分配金(配当金)は1株あたり0.9156ドルでした。利回りは2.12%です。

VIGの分配金は3か月ごとに支払われます。直近の配当実績は、以下のとおりです。

<VIGの配当実績(直近6回)>
配当落ち日 支払日 1株あたりの配当
2023年
12月21日
2023年
12月27日
0.9156ドル
2023年
9月28日
2023年
10月3日
0.7705ドル
2023年
6月29日
2023年
7月5日
0.7731ドル
2023年
3月24日
2023年
3月29日
0.7489ドル
2022年
12月20日
2022年
12月23日
0.8687ドル
2022年
9月19日
2022年
9月22日
0.7150ドル

※配当をもらうためには、配当落ち日の前日までに購入する必要があります。
(参考ページ:
【SBI証券】海外ETFの買い方・購入方法|やさしい株のはじめ方

米国株投資アプリ「moomoo」を使うと、過去の配当実績を確認できます。

vigの分配金(配当金)
出典:moomoo
vigの分配金(配当金)
出典:moomoo

メールアドレスでも登録できます。

また、VIGの直近10年の増配率は、以下のとおりです。

<VIGの増配率(直近10年)>
年間の配当 増配率
2023 3.2081ドル 7.93%
2022 2.9725ドル 11.74%
2021 2.6601ドル 15.83%
2020 2.2965ドル 7.62%
2019 2.1339ドル 4.72%
2018 2.0377ドル 6.18%
2017 1.9191ドル 5.10%
2016 1.8260ドル 0.38%
2015 1.8190ドル 14.76%
2014 1.5850ドル 14.19%

分配金を再投資したい方には、マネックス証券がおすすめです。マネックス証券では、登録した銘柄から分配金が支払われると、同じ銘柄を自動的に買付できるサービスを利用できるためです。

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投資家から選ばれる理由を解説しています。

VYM・VOOとの比較【組み合わせる選択肢も】

VIGは世界最大級の運用会社であるバンガード社が運用しているETFです。他にバンガード社が運用している代表的なETFには、VYMVOOなどがあります。以下の表は、これら3銘柄を比較したものです。

<VIG・VYM・VOOの比較表>
銘柄名 経費率 直近配当
利回り
投資対象
VIG 0.06% 2.12% 連続で増配を続ける米国株
VYM 0.06% 3.89% 高配当利回りの米国株
VOO 0.03% 1.61% アメリカの主要な500社

(2024年1月現在)

連続で増配を続けることに優位性があると思う方は「VIG」、高配当の利回りとなっていることに優位性があると思う方は「VYM」、主要な米国株に分散投資したい方は「VOO」がおすすめです。

以下の表はVIG・VYM・VOOの構成銘柄を上位10銘柄で比較したものです。

<VIG・VYM・VOOの構成銘柄比較>
順位 VIG VYM VOO
1 マイクロソフト JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー アップル
2 アップル ブロードコム マイクロソフト
3 JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー エクソン・モービル アマゾン・ドット・コム
4 ユナイテッドヘルス・グループ ジョンソン&ジョンソン エヌビディア
5 ブロードコム ホーム・デポ アルファベット(議決権あり)
6 エクソン・モービル プロクター・アンド・ギャンブル(P&G) メタ・プラットフォームズ
7 ビザ メルク アルファベット(議決権なし)
8 ジョンソン&ジョンソン アッヴィ テスラ
9 マスターカード シェブロン バークシャー・ハサウェイ
10 ホーム・デポ ペプシコ JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー

(2024年1月現在)

それぞれの特徴を抑え、VIG・VYM・VOO、各銘柄を組み合わせて投資するのも良いでしょう。

代用できる投資信託はあるの?

VIGの場合

VIG(バンガード・米国増配株式ETF)は、以下のファンドで代用できます。

<VIGを投資対象とする投資信託>
銘柄名 信託報酬 純資産総額
SBI・V・米国増配株式インデックス・ファンド 0.1238% 65億円

(2024年1月現在)

vigを投資対象とする投資信託
出典:SBI・V・米国増配株式の目論見書

VYMの場合

VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)の場合、以下の2銘柄が代用できる投資信託です。

<VYMを投資対象とする投資信託>
銘柄名 信託報酬 純資産総額
SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド 0.1238% 249億円
楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド 0.192% 152億円

(2024年1月現在)

vymを投資対象とする投資信託
出典:SBI・V・米国高配当株式の目論見書

VOOの場合

また、VOO(バンガード・S&P500ETF)の場合、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドが代用できる投資信託となります。

<VOOを投資対象とする投資信託>
銘柄名 信託報酬 純資産総額
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 0.0938% 1兆3,306億円

(2024年1月現在)

vooを投資対象とする投資信託
出典:SBI・V・S&P500の目論見書

このように、VIG・VYM・VOOには投資信託を介して投資できます。

新NISAつみたて投資枠で投資できる?

新NISAのつみたて投資枠を使ってVIGに投資することはできません。つみたて投資枠で投資できるのは、一定の要件を満たした国内投資信託(及び一部の国内ETF)に限られるため、海外ETFであるVIGには投資できないのです。

2023年6月8日、SBI・Vシリーズの拡充によって、VIGを投資対象とする投資信託「SBI・V・米国増配株式」が新規設定されましたが、この投資信託がすぐにつみたて投資枠で投資できるようになることはありません。

VIGの連動対象である「S&P U.S. ディビデンド・グロワーズ・インデックス」は、つみたて投資枠の指定インデックスに含まれていません。よって、アクティブファンドと同じ要件を満たさなければならず、この場合、少なくとも設定から5年以上の運用実績が必要となるのです。

VIGは、10年以上連続で一貫して増配する方針がとられている米国株に投資できる海外ETFです。連続増配を続ける米国株にまとめて投資したい方におすすめです。

この記事の執筆者

やさしい投資信託のはじめ方編集部

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