積立投資の基礎1 - 積立投資ってなに?

60代以上ではじめる投資信託

60代は多くの方々が退職後の余生に入っていく年代です。ゆとりのある生活を送るため、手元のお金をどのように運用するか考えている人も多いのではないでしょうか?

このページでは「60代で投資している人」、「定年後のポートフォリオ」などを解説しています。

60代で投資している人の割合は?

60代で投資信託に投資している人は25.4%です。およそ4人に1人くらいの割合となっています。これは投資信託協会が2020年11月に調査したアンケートの結果です。

<60代の投資信託保有状況>
回答 割合
現在保有している 25.4%
以前保有していたが、
現在は保有していない
14.6%
今まで保有したことがない 60.0%

また、「今まで保有したことがない」と回答した60代の人のうち、購入していない理由として一番多かったのは「そもそも興味がない」という回答です。

<投資信託を購入していない理由(60代)>
回答 割合
そもそも興味がない 44.6%
投資の知識がない 33.0%
損をしそうで怖い 27.5%
元本保証がない 27.3%
まとまった資金がない 20.6%

ちなみに、50代以下はどの年代でも「投資の知識がない」が一番多い回答でした。興味はあるけれど「知識がないからできない」と思っている方々が一定数いるようです。

一方で、60代はそもそも興味すらない人が特に多い年代です。もし、このページをご覧になっている人で60代の方がいらっしゃいましたら、それは投資信託に興味を持っているということであり、それだけでも少し自信を持っていただいて良いかと思います。

60代の方は老後の生活に入っていく年代なので、できるだけリスクを抑えることには注意が必要です。ゆとりのある余生を送るため、手堅い運用を目指しましょう。

老後の安全な資産運用

結論から言うと、老後の安全な資産運用は「預貯金をベースにしつつ、物価上昇に負けない程度の投資をする」という方法です。

預貯金は、元本を保証されていてほとんどリスクがありません。しかし、預貯金だけでの運用が一番安全な方法かと聞かれれば、必ずしもそうとは言えません。なぜなら、物価の上昇によって預貯金の価値が目減りするかもしれないからです。

たとえば、以前は1,000円で買えていたものが物価上昇によって1,500円でないと買えなくなった場合、「物価上昇前の1,000円」と「物価上昇後の1,000円」では同じ1,000円でも価値が違ってきます。

項目 物価上昇前 物価上昇後
物価 1,000円 1,500円
貨幣の金額 1,000円 1,000円
買える? ちょうど買える 500円足りない

現在、大手銀行の普通預金金利は年0.001%となっており、ほとんど増えません。一方で、日本銀行は物価上昇率について前年比2%を目標と定め、これをできるだけ早期に実現する宣言しています。よって、これから物価上昇によって預貯金の価値が目減りしていく可能性は十分あります。

投資信託などで最低限のリスクをとって、物価上昇に備えておくことも検討しましょう。

預貯金と投資の割合はどうする?

投資に回す割合として「100-年齢」というパーセンテージがあります。60歳の場合「100-60」で40%が目安となります。投資部分の運用利回りを5%として考えると、資産全体から見た運用利回りは40%×5%=2%となり、日銀の物価上昇目標である2%とつり合うため、ある程度は妥当と言える数字でしょう。

ただし、この「100-年齢」はあくまでも目安にすぎないため注意しましょう。退職後は取り崩しながらの運用となります。医療費など急を要する出費が発生して預貯金だけで対応できなくなると、意図していなかったタイミングで投資信託を売らなければならなりません。

不本意な投資信託の売却と、相場が悪いタイミングが重なってしまうと、60代からではもう挽回する時間が残されていません。すぐに使えるようにしておくべきお金を慎重に見積もり、投資に回す割合は余裕を持って決めましょう

定年後からはじめるNISAのポートフォリオ

60代以上の方は運用期間を長くとれず、資産を取り崩しながらの運用となるため、ポートフォリオを守り型として、リスクを抑えて運用することをおすすめします。
※銘柄の組み合わせのこと

資産形成制度については、iDeCoの新規加入はできませんが、NISAはまだ間に合います。NISAは「一般NISA」と「つみたてNISA」のいずれかを選んで使うことになりますが、どちらかというと「一般NISA」のほうがおすすめです。

<一般NISAとつみたてNISAの違い>
項目 一般NISA つみたてNISA
【非課税投資枠】
年間で投資できる金額
120万円 40万円
【非課税期間】
1つの投資枠につき
運用できる期間
20年間 5年間
ロールオーバー 可能 不可

※満了した非課税投資枠の金融商品を、新たな枠へ移すこと

つみたてNISAは、非課税期間が20年間と長いところが魅力ではあります。しかし、非課税投資枠は年間40万円と小さいです。また、仮に60歳からはじめたとして、20年分の非課税枠を使い切るころには、もう80歳になってしまいます。

一方で、一般NISAは、年間の非課税投資枠が120万円と大きいため、運用期間を長くとれない60代以上の方に適しています。非課税期間は5年と短めですが、ロールオーバーを上手く活用すれば、長期にわたる運用が可能となります。

「おすすめ銘柄」と「各証券会社での取り扱い」

さいごに、60代以上の方におすすめの比較的リスクが低い銘柄をピックアップして紹介します。おすすめ証券会社での取り扱いもあわせて掲載しています。

以下のページでは、おすすめ証券会社の紹介をしています。投資家から選ばれる理由を徹底解説しているので、ぜひご覧ください!

SBI証券

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60代は多くの方々が退職後の余生に入っていく年代です。資産を取り崩しながらの運用となるため、リスクを抑えつつ、物価上昇に負けない程度の利回りを目指しましょう。