配当金を月2万もらうにはいくら必要?国内・米国ETFのポートフォリオ例を紹介
最終更新日:2026年2月20日
配当金を月2万円もらうためには、配当利回り3%の場合で約800万円の資金が必要です。
ただし、必要な資金は、投資先の配当利回りによって変わってきます。配当利回りによって、どれくらい必要金額が変わるのかチェックしておきましょう。
このページでは、国内ETFや米国ETFを例として、分配利回りと過去の分配実績を紹介しています。また、月2万円もらうためのポートフォリオ例も掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
月2万円もらうにはいくら必要?
月2万円の配当ということは、年間で考えると24万円の配当が必要になります。配当利回りは年率なので、年間でもらえる配当金に対して必要な金額を計算すると、下の表のとおりになります。
| 配当利回り | 必要金額 |
|---|---|
| 1% | 2,400万円 |
| 2% | 1,200万円 |
| 3% | 800万円 |
| 4% | 600万円 |
| 5% | 480万円 |
配当利回りが高いほど、必要資金は少なくなる計算です。
ただし、配当利回りは高ければ良いという訳ではありません。「配当利回りが高い=配当金をたくさん出している」とは限らないためです。
配当利回りが上がる要因は、「株価(基準価額)が下がる」か、「配当金が上がる」かの2パターン考えられます。配当利回りを求める式を見るとわかりやすいですね。
配当利回りの計算
配当利回り(%)=1株あたりの配当(年間)÷株価×100
そのため、配当金額は変わっていないのに、株価が下がって配当利回りが高くなる場合が考えられます。配当利回りだけで銘柄を選んでしまうと、どんどん株価が下がる銘柄に投資してしまうかもしれません。
個別株に投資する方は、投資先がこれからも配当を出し続けてくれる状況か、確認するようにしましょう。グループサイトでは、高配当株を選ぶ時に見るべき数字を解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
分配利回りと過去の分配実績
国内ETFの場合は、(1月・4月・7月・10月)、(2月・5月・8月・11月)に分配金を支払うのが一般的です。米国ETFの場合は、(3月・6月・9月・12月)が多いため、国内ETFと米国ETFを組み合わせることで、分配金がもらえるポートフォリオを組みやすくなります。
米国ETFの中には、毎月分配金を出す商品もあるので、こちらを中心にポートフォリオを組み合わせるのもアリです。
まずは、分配を出すことを主としたETFを中心に、分配利回りと過去の分配実績を見ていきましょう。
ETFの場合、もらえるお金は、配当金ではなく分配金と呼ばれます。ETFは、企業からもらえる配当金を投資家に分配するためです。
そのため、ETFの場合は、配当利回りではなく「分配利回り」が正しいです。分配利回りは、過去1年間の分配金の累計額を直近の基準価額で割ることで求められます。
国内ETF
まずは、1月・4月・7月・10月に決算があり、高配当株を投資対象とするETFを紹介します。
| 銘柄名 | 分配利回り | 特徴 |
|---|---|---|
| NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信NF・日経高配当50 ETF(1489) | 3.07% | 日経平均構成銘柄のうち、予想配当利回りの高い50銘柄で構成されるETF。 |
| NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信NF・日本株高配当70 ETF(1577) | 2.87% | 国内の上場株式のうち、予想配当利回りが高い70銘柄から構成されるETF。 |
| One ETF 高配当日本株 (1494) | 2.70% | 東証株価指数(TOPIX)の構成銘柄のうち、10年以上「毎年増配」または「安定した配当」を維持している40銘柄へ投資。 ※決算月は4月、10月のみ |
| 上場インデックスファンド 日本高配当(東証配当フォーカス100)上場高配当(東証配当フォーカス100)(1698) | 2.83% | TOPIX1000と東証REIT指数の構成銘柄のうち、時価総額と予想配当利回りが高い100銘柄から構成。 |
| NEXT FUNDS 株主還元70連動型上場投信NF・株主還元70 ETF(2529) | 2.47% | 配当や自社株買いなど、株主還元重視の70銘柄に投資。 |
| Global X MSCI スーパーディビィデンド-日本株式 ETF (2564) | 3.83% | 配当利回りを重視する「MSCIジャパン・高配当セレクト25指数」の構成銘柄へ投資。 |
| 上場インデックスファンド MSCI 日本株高配当低ボラティリティ上場高配当低ボラティリティ(βヘッジ)(1490) | 2.34% | 高配当+低ボラティリティ戦略のもと運用されるETF。 |
| MAXIS 日本株高配当70マーケットニュートラル上場投信 (1499) | 3.28% | 高配当70銘柄にしつつ、国内株式市場全般の動きを抑える戦略型ETF。 |
| NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブETFNF・日本高配当株アクティブETF(2084) | 2.40% | 流動性、銘柄分散、今後の株価上昇の可能性を考慮して銘柄を選定。 |
次に、2月・5月・8月・11月に決算があり、高配当株を投資対象とするETFを紹介します。
米国ETF
続いて、3月・6月・9月・12月に決算がある高配当ETFを紹介します。
毎月分配金を出す米国ETFも紹介します。
毎月分配金を出すETFは、カバードコール戦略で運用されるETFが多いです。「株式の保有」と「コールオプションの売り」を同時に行い、「値上がり益」と「プレミアム収益」の獲得を目指す戦略のもと運用されます。
| 銘柄名 | 分配利回り | 特徴 |
|---|---|---|
| JPモルガン・米国株式・プレミアム・インカムETF (JEPI) |
8.06% | カバードコール戦略で運用されるETF。 |
| JPモルガン・ナスダック米国株式・プレミアム・インカムETF (JEPQ) |
10.30% | NASDAQ100指数を対象としたカバードコール戦略で運用されるETF。 | グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF (QYLD) |
11.42% | NASDAQ100指数を対象とするカバードコール戦略で運用されるETF。 |
| グローバルX・S&P500・カバード・コール・ETF) (XYLD) |
10.46% | S&P500指数を対象とするカバードコール戦略で運用される海外ETF |
月2万円のポートフォリオ例
当サイトの管理人としては、月2万もらえるように、ポートフォリオを組むのではなく、年間24万円を目指すポートフォリオを組むのがおすすめです。
「2月・5月・8月・11月」に分配金のがもらえる銘柄が魅力的ではない場合、無理に投資する必要はないためです。
ただし、「毎月分配金がもらえる方が嬉しい」と感じる方も多いでしょう。一例として月2万円もらえるポートフォリオを考えてみました。
投資対象は次の銘柄です。
日本の高配当株に投資をするETFは、鉄鋼、商社などの「景気敏感株」や、銀行などの「金利敏感株」が組み込まれやすい傾向にあります。
そのため、活必需品やヘルスケアなどの景気動向に左右されにくい「ディフェンシブ株」が多く含まれる「VYM」に投資することで、業種の分散を意識したポートフォリオにしています。
各月の分配金は次のとおりです。分配金は2026年2月時点の分配利回りと為替をもとに計算しています。必ずこの金額がもらえるわけではないので、あくまでも目安として確認いただければ幸いです。
| 月 | 銘柄名 | 分配金 | 合計額 |
|---|---|---|---|
| 1月 | NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信NF・日経高配当50 ETF(1489) | 3,452円 | 3,452円 |
| 2月 | iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF (1478) | 20,072円 | 21,920円 |
| iFreeETF TOPIX高配当40指数 (1651) | 1,848円 | ||
| 3月 | バンガード・米国高配当株式ETF (VYM) | 21,450円 | 21,450円 |
| 4月 | NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信NF・日経高配当50 ETF(1489) | 34,520円 | 34,520円 |
| 5月 | iFreeETF TOPIX高配当40指数 (1651) | 27,720円 | 27,720円 |
| 6月 | バンガード・米国高配当株式ETF (VYM) | 21,450円 | 21,450円 |
| 7月 | NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信NF・日経高配当50 ETF(1489) | 3,452円 | 3,452円 |
| 8月 | iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF (1478) | 20,072円 | 21,920円 |
| iFreeETF TOPIX高配当40指数 (1651) | 1,848円 | ||
| 9月 | バンガード・米国高配当株式ETF (VYM) | 21,450円 | 21,450円 |
| 10月 | NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信NF・日経高配当50 ETF(1489) | 34,520円 | 34,520円 |
| 11月 | iFreeETF TOPIX高配当40指数 (1651) | 27,720円 | 27,720円 |
| 12月 | バンガード・米国高配当株式ETF (VYM) | 21,450円 | 21,450円 |
1489は、1月と7月にもらえる分配金の割合が少ないため、2万を大幅に切ってしまいますが、平均的には月2万円もらえるポートフォリオとなっています。
分配金管理に役立つツール集
月2万円の分配金を受け取ろうとすると、複数の銘柄を持つ必要があり「いつ、どこから、いくらもらえるのか」管理が大変です。また、米国ETFを組み合わせると、米ドルで受け取った分配金を出金するのを忘れていて放置してしまうこともありがちです。
楽天証券では、分配金情報を見える化するアプリや、証券口座に眠っている米ドルを自動で運用してもらえるサービスを提供しています。かなり便利なサービスなので、ぜひ詳細を確認してみてくださいね。
また、マネックス証券の日本株分析ツール「銘柄スカウター」もかなり使えます。「ETFに投資をするんだから、銘柄分析はいらない」と感じるかもしれませんが、ETFの投資対象を分析することで、新しい発見があるかもしれません。分配金が2万円に届かない月は、個別株に投資をして補填するのも良いでしょう。
楽天証券とマネックス証券のツールは、口座開設さえすれば誰でも無料で使えるので、ぜひ活用してみてください!
楽天証券「iGrow」
楽天証券では、資産管理アプリ「iGrow」(アイグロー)が提供されています。
iGrowでは、楽天証券で持っている株の配当金がいつ、どこから、いくらもらえるのかを把握できます。さらに、年間の配当予想額まで表示される、とんでもなく便利な機能を備えています。
直感的にわかりやすいデザインとなっているので、見やすさと管理のしやすさでは、間違いなく最強のアプリです。
ただし、管理できるのは楽天証券で持っている株や投資信託に限られてしまい、SBI証券を含む他の証券会社との連携はできません。
iGrowは、多くの種類の資産を管理できるので、債券だけ楽天証券で管理するといったやり方もアリでしょう。
iGrowで管理できる資産は次のとおりです。
- 国内株式の配当金
- 米国株式の配当金
- 中国株式の配当金
- アセアン株式の配当金
- 国内債券の利金
- 外国債券の利金
- 投資信託の分配金(受取額のみ)
加えてiGrowには、楽天証券の総合口座、iDeCo口座、楽天銀行の預金残高、楽天ポイントの保有残高など、楽天グループで持っている資産を一元管理できる機能も備えています。
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楽天証券「米ドル自動買付サービス」
楽天証券では、米国株式の配当金や売却代金で米ドルMMFを自動買付するサービスが2025年12月21日からはじまります。
米ドルMMFとは、ドル建ての国債や社債で運用される投資信託の一種です。債券を投資対象としているので、比較的安全性が高いのが特徴です。
自動で買付まで完了するので、配当金をプールしている時間を利用して、効率的に資産運用できます。さらに、買い付けた米ドルMMFは、そのまま米国株式の買付代金としても充当でき、売却する手間も省けます。
配当金を米ドルのまま持っておくより、効率的に利用したい方は、楽天証券で米国ETFを購入するのも良いでしょう。
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マネックス証券で最新情報をチェック
銘柄スカウターは、マネックス証券のユーザー限定の日本株分析ツールです。
銘柄分析に役立つさまざまな情報がわかりやすく集約されていて、初心者でもプロ並みの分析ができる機能が備わっています。
具体的には次のような情報が集約されています。
- 過去10年間の企業業績
- アナリストによる業績予想
- 目標株価のコンセンサス
- PER、PBR、配当利回りの過去推移
- ビジネスごとの業績がわかるセグメント業績
など
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この記事の執筆者

やさしい投資信託のはじめ方編集部
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