つみたてNISAのおすすめ口座はどこ?【積立は銀行か証券会社か】
このページでは、つみたてNISA(積立NISA)をはじめるなら”どこがいいのか”をご紹介します。口座を開く前にチェックしておきたいポイントもリストアップしています。おすすめ証券会社から、ご自身に合っているところを選びましょう!
以下のような疑問をお持ちの方は、前のページをご覧ください。
- つみたてNISAは、どのような制度か?
- 「つみたてNISA」と「NISA」の違いは?
- 2種類あるNISAはどちらを選ぶとよいのか?
このページのもくじ
銀行と証券会社どっちで積立投資する?
つみたてNISAは、銀行や証券会社ではじめられますが、以下のような理由で、銀行よりも証券会社(特にネット証券)のほうがおすすめです。
- 商品のラインナップが豊富
- 手軽に取引ができる
- 株の取引もできる
(1)商品のラインナップが豊富
金融機関 | 商品本数 | 積立回数 |
---|---|---|
SBI証券 | 174本 | 毎日・毎週・毎月 |
みずほ証券 | 3本 | 毎月 |
三井住友銀行 | 3本 | 毎月 |
(2021年6月現在)
店舗型の証券会社や銀行は、つみたてNISA対象の投資信託は多くても10~20本程度しかありません。対して、SBI証券のようなネット証券は、100本以上の対象商品を取りそろえています。また、投資信託を購入するタイミングを、1か月に複数回の設定ができるので、リスクをより分散させられます。
(2)手軽に取引できる
金融機関 | 最低積立金額 | 購入単位 |
---|---|---|
SBI証券 | 100円 | 1円単位 |
みずほ証券 | 1,000円 | 1,000円単位 |
三井住友銀行 | 10,000円 | 1,000円単位 |
(2021年6月現在)
店舗型の証券会社や銀行は、最低積立金額が1,000~10,000円となっています。対して、ネット証券では、たったの100円から積み立てができます。
また、ネット証券はわざわざ店頭に出向く手間を省けるのがメリットです。インターネットで口座の情報を確認できたり、取引できたりします。
店舗型の証券会社や銀行でも、インターネットで取引できるようになってきましたが「一部の商品はインターネットで取引できない」という制限を設けている場合があります。
(3)株の取引もできる
銀行では株を買えません。将来、ETFや株も購入してみたい方は、証券会社を選ぶと良いでしょう。
以上のことから、つみたてNISAをはじめるなら、ネット証券がおすすめです。
【どこがいい?】口座選びの比較ポイント
続いては、口座選びのポイントを見ていきます。注目すると良いポイントは以下の3つです。
- 商品ラインナップ
- 最低積立金額
- 積立回数
詳しく見ていく前に、覚えておきたい重要事項があります。
「つみたてNISA」や「NISA」といった税金が優遇される口座は、2つ以上の金融機関で、並行して開けません。通常の証券口座のように、一度に複数の口座を開設することはできないのです。ただし、1年ごとに金融機関の変更はできます。(たとえば、2021年はA証券、2022年はB証券といった使い方)
以上のことを踏まえて、口座選びのポイントを詳しく見ていきましょう。おすすめ証券会社5つをピックアップして比較しています。
(1)商品ラインナップ
つみたてNISAで運用できる商品は、全部で213本あります。(2022年7月現在)
ただし、コンビニやスーパーの品ぞろえが各店によって違うように、投資信託の商品ラインナップも金融機関によって違います。
取引本数が多いことに越したことはありませんが、ご自身が積み立てたい投資信託があるかどうかを重視することが一番大切です。事前に金融機関のサイトなどで、商品ラインナップを調べておきましょう。
(参考ページ:つみたてNISAのおすすめ銘柄・ファンドの組み合わせ【2022年最新】)
(2)最低積立金額
つみたてNISAの最低積立金額は、金融機関によって違います。100円から積み立てできる金融機関もあり、「少ない金額ではじめたい」という方におすすめです。ピックアップした5つの証券会社の比較表は以下のとおりです。
(3)積立回数
つみたてNISAでの積み立ては月1回が基本です。ところが、金融機関によっては、より積み立てるタイミングを分散できる「毎日積立」に対応しているところもあります。おすすめ証券会社5社は以下のようになっています。
「毎日積立」だと日数の違いで毎月の積立額を一定にできないという問題もあります。タイミングを分散させつつ、毎月の積立額を把握しやすくしたい方には、SBI証券の「毎週積立」がおすすめです。
おすすめ証券会社「つみたてNISA」の特徴
SBI証券

【特徴】
- 対象商品の取扱本数はネット証券でもトップクラス
- 投資信託の積み立て日を柔軟に設定できます
- NISAの投資可能枠を使い切る『NISA枠ぎりぎり注文』を利用できます
マネックス証券

【特徴】
- 積立頻度は毎日・毎月から選択できます
- 資産設計サポートツール『MONEX VISION β』を利用できます
楽天証券

【特徴】
- 対象商品の取扱本数はネット証券でもトップクラス
- 積立の頻度は毎日もしくは毎月から選べます

楽天証券では楽天カードクレジット決済で、投資信託の積立購入ができるようになります。楽天カードクレジット決済を利用すると、積立額の1%分の楽天スーパーポイントが付与されます。例えば毎月1万円積み立てすると、100ポイントずつ貯まるのです!(※毎月5万円まで)
貯まった楽天スーパーポイントは積立代金の一部としても利用できるので、無駄なくおトクに投資できますね。
さらに、楽天証券と楽天銀行の口座連携サービスマネーブリッジと楽天銀行のハッピープログラムに登録すると、投資信託の残高10万円ごとに毎月4ポイントがもらえます。
松井証券

【特徴】
- 対象投信取り扱いは150本超、主要な商品はカバー
- 投資信託の積み立て設定を毎日・毎週・毎月から選べます
- 資産管理アドバイスツール『投信工房』で資産管理をサポート
野村證券

【特徴】
- 信託報酬0円の「野村スリーゼロ先進国株式投信」を買えます(野村證券限定)
- 対象投信取り扱いは厳選された7本
ここまで、口座選びのポイントを見てきました。
次のページでは、つみたてNISAで運用できる商品をカテゴリ別でまとめています。