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松井証券さん取材レポートその2～『投信工房』の詳細と松井証券さんの今後の展望～

前のページでは、松井証券さんが投資信託を取り扱うこととなった経緯と、新サービス『投信工房』の主な特徴について伺いました。ここからは、他社のサービスとの違いや、松井証券さんの今後の取り組みについて伺います。

投信工房と他社のロボアドバイザーとの違いを聞いてみました

——ロボアドバイザーと言っても、複数のタイプがあります。1つは質問に答えることで、ロボアドバイザーが自分に合ったファンドを紹介する。ただし、運用自体は投資家におまかせするもの（いわゆる『アドバイス型』）。

もう1つはファンドのアドバイスから運用まで一貫したサービスが提供されるもの（いわゆる『投資一任運用型』）。今回提供されるサービスはどのようなサービスでしょうか？

松井証券：佐々木様

松井証券の『投信工房』はいわゆる『アドバイス型』のサービスですが、運用開始後についてもサポートします。モデルポートフォリオは金融市場や経済情勢に合わせて適宜見直しを実施し、銘柄や資産配分比率を変更した場合は、そのモデルポートフォリオを目標に設定しているお客様へ、目標ポートフォリオの変更をご提案します。

▼投信工房が運用をトータルでサポート

また、リバランス（ポートフォリオの資産配分比率を元の比率に戻すこと）を一括で行える機能を搭載しているため、1年に1回程度リバランスを行うことで、適切なリスク水準で運用を行うことが可能です。

このように投資一任ではないですが、資産運用をトータルでサポートする機能を揃えています。これらの機能の利用料は無料です。

ファンドラップサービスと異なり、ポートフォリオをお客様自身で自由にカスタマイズできることも魅力の1つです。　銘柄や比率を自由に設定でき、運用開始後もいつでも自由に変更が可能です。自身のこだわりを反映したポートフォリオを作ることができます。

投信工房のおすすめポイント

ポートフォリオ一括購入

目標ポートフォリオに設定した銘柄と資産配分比率を基準として、一度の操作で複数の銘柄を一括購入することができます。

リバランス積立　※特許出願中

資産運用を行う際は、定期定額の積立投資を行うと様々なメリットを享受できます。リバランス積立は、積立日（毎月／毎週／毎日）と積立金額を指定するだけで、保有ポートフォリオの比率を目標ポートフォリオの比率に近づけるために必要な購入対象銘柄と金額を、ロボアドバイザーが自動計算して積立投資を実行する積立機能です。これを利用することにより、一般的な積立投資のメリットに加えて、リバランス効果を併せて享受しながら資産運用を行うことができます。

ファンドラップサービスのように、運用を全ておまかせできるサービスではないのですが、投信工房のサービスを利用することで、運用のメンテナンスが手軽にできてしまえる。しかも、運用にかかるコストは投資信託にかかる信託報酬のみ。これには驚きました！