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つみたてNISAの効率良い運用方法とは?ポートフォリオの例

積立NISAのイメージ

bybigbrand .

前のページでは、つみたてNISA対象投信からおすすめの投資信託をピックアップしました。続いては、つみたてNISAの税制上のメリットを活かした資産運用の方法について考えます。

  •  ・つみたてNISAのメリットを活かすなら、どんな運用をするのが良いのか?
  •  ・何か1本だけ運用するか?ポートフォリオを組むか?
  •  ・非課税口座と、通常の課税口座をどう使い分けるか?

このような、つみたてNISAを使った運用に関する疑問について考えてみましょう。

(1)NISAのメリットを最大限活かすなら、『リスクが大きい投資信託』を運用する

【つみたてNISA / NISA】は利益に対してかかる税金がかかりません。この『税制優遇』のメリットを活かすならば、リスクが大きい投資信託を運用するのがベターです。

投資信託のリスクとは?

投資信託のリスクは、運用する資産の値動きの幅のことです。投資信託が運用する資産によって、値動きの幅に違いがあります。一般的には株式を運用するものはリスクが大きく、債券を運用するものはリスクが小さいです。この幅が大きいほど、将来期待できる利益(または損失)は大きくなり、幅が小さければ、将来期待できる利益(損失)は小さいです。

騰落率

eMAXIS 投資信託説明書より

上の表は、過去の各資産の値動き『騰落率』をグラフ化したものです。各資産の騰落率は、その年その年によって異なるので一概には言えませんが、ある程度の傾向があります。一般的には株式のリスクは大きく、債券のリスクは小さいです。

【リスク大】 新興国株 > 先進国株 > 日本株
> 新興国債 > 先進国債 > 日本債 【リスク小】

以上より、NISAの非課税メリットを活かした資産運用をするには、リスクの大きい投資信託(例えば海外の株式に投資する投信)を運用することが必要です。極端な事を言えば、騰落率の大きい資産の投資信託1本に集中して投資すると、将来期待できる利益は大きくなります。

ただし、リスクが大きい投資信託は、利益が大きくなる可能性もありますが、大きな損失を被るリスクもあります。また、各資産の騰落率はいつも一定ではありません。日本株の値上がりが大きいときもあれば、先進国株の値上がりが大きいときもあります。このようなリスクを調整するにはどうすれば良いのか?その方法の1つは、複数資産への分散投資です。

基本的には株や債券などの様々な資産タイプの商品に分散して投資をするのですが、非課税のメリットを活かすため、NISA口座にはリスクの大きい株型の投資信託を置き、通常の証券口座(課税口座)にリスクを小さくするための債券型の投資信託を置きます。

ここからさらにリスクを大きくするのならば、NISA口座内のリスクの大きい資産への投資比率を上げ、課税口座の債券型投資信託の比率を下げる。リスクを小さくするのならば、その逆をします。

(2)具体的な資産の組み合わせ<ポートフォリオ>の例

それでは、上記を踏まえて具体的な資産配分『ポートフォリオ』を考えてみます。

▼積極運用型

ポートフォリオ例

▼バランス運用型

ポートフォリオ例

▼安定運用型

ポートフォリオ例

(3)各資産別 具体的な投資信託の例

以下では、つみたてNISA対象商品の中から『運用コスト・純資産総額・パフォーマンス』の観点から優れたものを、各資産別にピックアップしました。(ここに掲載されていない商品はつみたてNISAで投資できる商品一覧で紹介しています。)

投資対象:国内株

三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンドの画像

三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド

TOPIXに連動するよう作られたインデックス型の商品です。TOPIX連動型の商品の中でも信託報酬が0.173%と低く、純資産総額も100億を超えています。

ひふみプラス画像

ひふみプラス

日本株に投資するアクティブ型の商品です。アクティブ型の商品の中でも低い運用コストと、インデックス型商品にない高いパフォーマンスが評価されています。

投資対象:先進国

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド画像

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

日本を除く主要先進国に投資できます。同様の商品の中でも特に信託報酬が低く、純資産総額が700億円を超えています。

投資対象:新興国

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス画像

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス

新興国株式の指数と連動するように作られたファンドです。同種の商品の中でも信託報酬が特に低く、先進国型のインデックスファンドと同レベルの0.2%台まで信託報酬を引き下げています。

投資対象:国内債券

ひふみ投信画像

たわらノーロード 国内債券

日本の債券の値動きと連動することを目指す投資信託です。運用にかかるコストも低く、投資家からの資金も順調に集まっています。

投資対象:先進国債券

三井住友・DC外国債券インデックスファンド画像

三井住友・DC外国債券インデックスファンド

日本を除く世界の主要国債券に投資できます。このカテゴリの投資信託中でも純資産が500億円超と大きく、安定した運用を期待できます。

投資対象:新興国債券

iFree 新興国債券インデックス画像

iFree 新興国債券インデックス

新興国債券に投資するインデックス型の投資信託。信託報酬0.23%台と低い水準にあります。

(4)手間なく投資するならバランス型投信を使う

ここではNISAのような非課税口座と通常の課税口座を使い分ける方法を書きましたが、『もっと手間をかけずに運用したい』というケースもあると思います。その場合は、『バランス型』の投資信託を使うのも1つの手です。

非課税口座でバランスファンドを使うメリット・デメリット

■メリット

  • ・複数の口座を管理する手間がなくなる
  • ・運用によって崩れた各資産の配分を調整するリバランスの手間がなくなる
  • ・・・など

■デメリット

  • ・非課税口座内で、リスクの小さい債券も運用する場合、運用効率は下がる
  • ・『株型』『債券型』と個別に投資信託を運用するより、運用管理費用(信託報酬)が高い場合もある
  • ・・・など

また、バランスファンドと言えども資産配分は様々です。株式の投資比率が高くてリスクが大きいものから、債券の投資比率が高く、リスクが小さいものまで様々です。バランスファンドを活用する場合は、以上のようなメリット・デメリットがあることを考慮しておきましょう。

バランスファンド

DCニッセイワールドセレクトファンド(株式重視型)画像

DCニッセイワールドセレクトファンド(株式重視型)

国内株式と外国株式の投資比率が70%のバランスファンド。純資産総額は100億超。信託報酬0.23%台と低い水準にあります。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)画像

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

日本・先進国・新興国の株と債券、日本と先進国のREITに均等に投資できる商品。常に業界最低水準の信託報酬を目指すというeMAXIS Slimシリーズの1つです。


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証券会社の口座開設から、投資信託の取引や積み立て投資を始めるところまで、画像などを使いながら、初心者の方でもわかるように解説しています。

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