SBI証券vs.LINE証券【手数料など比較・移管についても解説】
SBI証券は、投資信託のラインナップが充実している証券会社です。LINE証券(ライン証券)は初心者でも手軽に投資を始められる証券会社です。このページでは、両社を徹底比較していきます。
このページのもくじ
投資信託や株は移管できる?【出庫手数料】
SBI証券とLINE証券の間での、移管できるかどうか・移管手数料は以下の通りです。
移管元 → 移管先 |
投資信託 | 株式 |
---|---|---|
LINE証券 → SBI証券 |
○ できる 3,300円※ |
○ できる 1,100円 |
SBI証券 → LINE証券 |
× できない | ○ できる 無料 |
※「投信お引越しプログラム」の利用で全額キャッシュバック
LINE証券から投資信託を出庫する場合、通常1銘柄3,300円の手数料がかかります。しかし、移管先のSBI証券には「投信お引越しプログラム」があるため、LINE証券へ支払った出庫手数料をSBI証券に全額負担してもらえます。

つまり、投資信託の移管にかかる手数料を実質無料にできるのです。
比較一覧表【どっちがいい?】
つみたてNISA(積立NISA)
つみたてNISAはSBI証券のほうがおすすめです。詳しく比較解説していきます。
投資信託の取扱

投資信託の取り扱いは、SBI証券のほうが充実しています。
SBI証券の投資信託ラインナップは、全証券会社の中でも群を抜いて充実しています。
世界最大級の運用会社であるバンガード社のETFに超低コストで投資できる「SBI・Vシリーズ」や、業界最低水準の運用コストを目指し続けるインデックスファンドシリーズ「eMAXIS Slim」などに投資できます。
比較項目 | SBI証券 | LINE証券 |
---|---|---|
つみたてNISA対象商品本数 | 183本 | 9本 |
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | ○ | - |
SBI・V・全米株式インデックス・ファンド | ○ | - |
SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド | ○ | - |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | ○ | ○ |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | ○ | ○ |
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) | ○ | - |
クレカ積立

SBI証券には、三井住友カードの発行するクレジットカードで投資信託を積み立てられるサービス「クレカ積立」があります。ポイント還元を受けられるため、ふつうに積み立てるより断然お得です。
なお、LINE証券に、クレカ積立のような購入時にポイント還元を受けられるサービスはありません。
比較項目 | SBI証券 | LINE証券 | |
---|---|---|---|
ポイント 還元率 |
通常 | 0.5% | - |
ゴールド | 1.0% | - | |
プラチナ※ | 2.0% | - | |
プラチナプリファード | 5.0% | - | |
クレジットカード | 三井住友 カード |
- | |
貯まるポイント | Vポイント | - |
※プラチナプリファード以外
ポイント還元

SBI証券では、投資信託の保有金額に応じてポイントが貯まります。貯めるポイントは「Tポイント」、「Pontaポイント」、「dポイント」、「JALのマイル」から選べます。ただし、「JALのマイル」を選んだ方は通常の0.5倍の付与率となるため、ご注意ください。
銘柄名 | SBI証券 | LINE証券 |
---|---|---|
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | 0.022% | 取扱なし |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 0.042% | 還元なし |
ひふみプラス | 0.15%※ | 還元なし |
※ひふみプラスは、月間平均保有金額が1,000万円以上の場合「0.25%」となります。
iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)
SBI証券のiDeCoは、人気のインデックスファンド「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」や人気のアクティブファンド「農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね」などがラインナップされています。
対して、LINE証券のiDeCoは、野村アセットマネジメントの投資信託を中心としたラインナップになっています。
以下のように、インデックスファンドはSBI証券のiDeCoのほうが低コストで豊富な商品ラインナップとなっています。
資産の種類 | SBI証券 | LINE証券 |
---|---|---|
国内株式(TOPIX) | 0.154% | 0.154% |
先進国株式 | 0.1023% | 0.1023% |
新興国株式 | 0.187% | 0.275% |
全世界株式(除く日本) | 0.1144% | 取扱なし |
米国株式(S&P500) | 0.0968% | 取扱なし |
ポイント投資
SBI証券では、TポイントまたはPontaポイントを「1ポイント=1円」として投資信託のスポット購入に利用できます。投資信託の購入は、手数料無料で100円から可能です。ポイントは購入代金のうち1ポイントから使えます。
対して、LINE証券では、LINEポイントを「1ポイント=1円」として投資信託の積立購入に利用できます。なお、積立金額は最低1,000円からです。
比較項目 | SBI証券 | LINE証券 |
---|---|---|
利用できるポイント | Tポイント Pontaポイント |
LINEポイント |
最低購入金額 | 100円 | 1,000円 |
注文方法 | スポット購入 | 積立購入 |
定期売却サービス

SBI証券には、投資信託を定期売却できるサービスがあります。
リタイア後、運用を継続しながら少しずつ売却していく際に便利です。定期売却に対応していない証券会社では、その都度、売却の注文を入れる必要があります。
なお、LINE証券に、投資信託を定期売却できるサービスはありません。
設定 | SBI証券 | LINE証券 |
---|---|---|
毎月 | ○ | 対応なし |
奇数月 | ○ | |
偶数月 | ○ | |
ボーナス月 | ○ |
このように、SBI証券の定期売却サービスは「毎月」だけでなく、「奇数月」、「偶数月」も選択できます。さらに年2回まで「ボーナス月」として異なる金額を設定できます。
米国株・米国ETF

SBI証券では、米国株・米国ETFを現物で取引できます。
対して、LINE証券では米国株・米国ETFを現物で取引できません。
SBI証券 | LINE証券 |
---|---|
できる | できない |
国内株・国内ETF

国内株・国内ETFの取引手数料は、SBI証券のほうがお得です。SBI証券では、25歳以下の国内株・国内ETF取引手数料が完全無料です。
SBI証券には、2つの手数料コースがあります。1日の取引金額の合計で手数料が決まるコースと、1回の取引金額に応じて手数料が決まるコースです。
対して、LINE証券の手数料は、1回の取引金額に応じて決まります。
国内ETF取引手数料の優遇
SBI証券では115銘柄の国内ETFの取引手数料が無料となっています。
対して、LINE証券に国内ETF取引手数料の優遇はありません。
SBI証券※ | LINE証券 |
---|---|
115銘柄 | なし |
単元未満株

SBI証券とLINE証券には、単元未満株の取り扱いがあります。
通常、株の取引は100株※単位でしか行えません。しかし、SBI証券やLINE証券では、1株から取引できます。
※1単元=100株
SBI証券の単元未満株取引(S株)は、買付手数料が無料で24時間いつでも注文できます。
なお、LINE証券の単元未満株(いちかぶ)では、手数料相当額がスプレッドとして取引価格に含まれています。
比較項目 | SBI証券 | LINE証券 |
---|---|---|
買付手数料 | 無料 | 0.35~1.0% |
売却手数料 | 0.55% | 0.35~1.0% |
往復のコスト | 0.55% | 0.7~2.0% |
注文の受付 | 24時間 いつでも |
9:00~14:50※ 17:00~21:00 |
※11:20~11:30、12:20~12:30を除く
<LINE証券の単元未満株の取引コスト>

銀行との口座連携

SBI証券には、住信SBIネット銀行と口座連携できる「預り金自動スィープサービス」があります。住信SBIネット銀行の預金残高(SBIハイブリッド預金)を、SBI証券での投資信託や株の購入代金に充てられるサービスです。
住信SBIネット銀行の普通預金金利は0.001%ですが、SBIハイブリッド預金の金利は0.01%と優遇されています。
対して、LINE証券に、銀行との口座連携による金利の優遇はありません。
SBI証券 | LINE証券 |
---|---|
0.01% | なし |
キャンペーン
SBI証券との限定タイアッププログラム

- SBI証券に新規口座開設する。※1
(住信SBIネット銀行の口座がなければ、同時に申し込んでおきましょう) - 住信SBIネット銀行のSBIハイブリッド預金の利用申込を完了させる。※2
- SBI証券の口座に2万円以上入金して、住信SBIネット銀行のSBIハイブリッド預金に一括で自動振替する。※3
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※1 口座開設申し込み日の翌月20日までに、必要書類を提出して完了させる
※2 口座開設申し込み日の翌月最終営業日の前営業日まで
※3 口座開設申し込み日の翌月最終営業日まで
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※キャンペーン期間は「2023年1月1日~2月28日」です。
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SBI証券Twitter
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SBI証券公式サイト
※キャンペーン期間は「2023年1月18日~2023年2月28日」です。(上限に達成次第早期終了の可能性あり)
約5分で申込み完了します。
サービスに変更がある場合もあります。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。
各種取引の手数料は、SBI証券のほうがLINE証券よりも低く抑えられています。また、SBI証券には「投信お引越しプログラム」というサービスがあり、LINE証券へ支払った移管手数料をSBI証券に全額負担してもらえます。