投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020表彰式を観覧しました

カテゴリー:ニュース・その他
最終更新日 : 2021年01月18日
投信ブロガーが選ぶ! ファンドオブザイヤー2020

2021年1月16日(土)に開催された「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020表彰式」を観覧しました。今年は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、初のオンライン開催となりました。(※以下、ファンドオブザイヤー)

ファンドオブザイヤーは、投信ブロガーの方々が自分たちにとって本当に良いと思える投資信託を投票で選ぶことで、より良い投資環境を作っていくためのイベントです。投資初心者の方にとって、とても参考になる内容となっています。

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020の結果

ファンドオブザイヤーは、投票者1人につき5ポイントが持ち点となり、1~5つの投資信託に振り分けて投票されます。2020年のTOP10は以下のとおりでした!

<ファンドオブザイヤー2020(TOP10)>
順位 ファンド名/カテゴリ 獲得ポイント 投票者数 最新
価格
1 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
/全世界株式
159P 49名 詳細
2 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
/先進国株式
80P 25名 詳細
3 バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
/海外ETF
60P 15名 詳細
4 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
/バランス
40P 14名 詳細
5 ひふみ投信
/国内株式
33P 14名 詳細
6 eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
/バランス
33P 11名 詳細
7 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
/先進国株式
31P 11名 詳細
8 eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
/全世界株式
29P 7名 詳細
9 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
/米国株式
28P 12名 詳細
10 農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね
/米国株式
27P 8名 詳細

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が圧倒的な支持を集めて、ファンドオブザイヤー2020に選ばれました。

昨年は、TOP5のうち4つをeMAXIS Slimシリーズが占める結果となりましたが、今年のTOP5はすべて違う運用会社のファンドでした。しかも、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドとひふみ投信、独立系運用会社のファンドが2つもランクインしたのには驚きました。

11位~20位は以下のとおりでした。

<ファンドオブザイヤー2020(11位~20位)>
順位 ファンド名/カテゴリ 獲得ポイント 投票者数 最新
価格
11 楽天・全米株式インデックスファンド
/米国株式
20P 8名 詳細
12 iFreeレバレッジNASDAQ100
/ブル・ベア
20P 6名 詳細
13 MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信
/国内ETF
17P 8名 詳細
14 たわらノーロード先進国株式
/先進国株式
17P 5名 詳細
15 グローバル5.5倍バランスファンド(1年決算型)
/レバレッジバランス
16P 5名 詳細
16 結い2101
/国内株式
15P 10名
17 グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)
/レバレッジバランス
14P 5名 詳細
18 eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)
/全世界株式
14P 4名 詳細
18 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
/全世界株式
14P 4名 詳細
20 バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)
/海外ETF
12P 4名 詳細

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総括すると、ファンドオブザイヤー2020はこれまで根強い人気で支持されてきたファンドが再評価されたラインナップでした。

さて、ここからはTOP5のファンドが選ばれた理由について考察していきます。

【第1位】eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、この1本で全世界の株式にまるごと投資できてしまう極めて優秀なインデックスファンドです。投票したブロガーの方々からは、インデックス投資家にとっての「最適解」「ファイナルアンサー」といった絶賛するコメントが寄せられました。

三菱UFJ国際投信の代田常務は受賞時のビデオメッセージにて「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、つみたてNISAがはじまって3年間で300万人から選ばれてきた」ということを語っていました。

『やさしい投資信託のはじめ方』でもイチオシの銘柄として紹介しているので、詳しくは以下のページをご覧ください。

【第2位】<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドは、低コストで先進国株式に投資できるインデックスファンドです。昨年の4位から見事2位まで上昇しました。支持を集めた背景には1つのキーワードがあります。

「誰ひとり取り残さない」

これは昨年ファンドオブザイヤー2019でニッセイアセットマネジメントの上原常務が力強く放った言葉です。インデックスファンドの低コスト競争で新規ファンドを設定するのではなく、既存ファンドの信託報酬を引き下げることで投資家の期待に応えていく、ということを意味します。

新規ファンドの設定によって低コスト競争をされてしまうと、既存ファンドに投資していた人は新規ファンドに乗り換える必要があります。しかし、既存ファンドに含み益がある場合に乗り換えを行ってしまうと、そこで税金がかかってしまい複利効果が薄れてしまいます。

よって、乗り換えを我慢しなければならないという問題がありました。これが「取り残される」という状況です。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドは、既存ファンドが信託報酬を引き下げていくことのパイオニアとも言える投資信託です。昨年の上原常務の熱いスピーチを聞いて心動かされたブロガーの方も多かったのでしょう。

【第3位】バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)

バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)は、大型株から小型株まで全世界の株式にこの1本で投資できる海外ETFです。運用会社はインデックスファンドの世界シェアNO.1を誇るバンガード社です。

2020年、衝撃的なニュースがありました。バンガード社が「日本支社の閉鎖」、「日本からの事業撤退」を発表したのです。ファンドオブザイヤー2020では、日本から去っていくバンガード社に対して、これまでの感謝の意を表して投票したブロガーも多かったでしょう。

バンガード社は個人投資家向けに初めてインデックスファンドを販売しはじめたアメリカの運用会社です。私たちは当たり前のように、低コストのインデックスファンドに投資できます。しかし、バンガード社という存在がなければ、このような恵まれた投資環境はあり得なかったことなのです。

【第4位】セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは、国内外の株式・債券に分散投資できるバランスファンドです。独立系の運用会社であるセゾン投信が運用しています。投資家のことを大切にするセゾン投信の姿勢が高く評価され、多くのポイントを獲得しました。

2020年、セゾン投信は新たな体制となりました。14年間社長を務めてきた中野晴啓さんは会長となり、新たに園部鷹博さんが社長に就任したのです。

責任者が変わるというのは、独立系投信やアクティブファンドへ投資するにあたって、重大な懸念材料となることです。しかし、セゾン投信は新体制で進んでいくことをしっかりと投資家に納得してもらえるよう真摯に向き合い、不安を取り除くことに注力しました。

その結果として、運用する側と投資する側の関係性は、より強固なものとなりファンドオブザイヤー2020第4位という輝かしい結果につながったのです。

【第5位】ひふみ投信

ひふみ投信は、国内株式を中心に運用されるアクティブファンドです。2020年は新型コロナウイルス感染拡大などの影響により大きく株価が下がる局面がありましたが、ひふみ投信はこのタイミングでうまく立ち回ることに成功して、優秀な運用成績を収めました。こういった運用が特に評価され、多くのポイントを獲得しました。

株式型の投資信託は運用資産をすべて株式投資へ充てるのが普通ですが、ひふみ投信は機動的に株式と現金の比率を調整するというユニークな特徴を持っています。2020年1月31日時点では0.7%しかなかった現金比率を、2月28日時点には31.2%まで高めました。

これにより、株価下落が特に激しかった3月での値下がりを抑え、その後、割安になった株を買い集めることによってリターンを伸ばすことに成功しました。

ひふみ投信は、独立系運用会社であるレオス・キャピタルワークスが直接販売する投資信託です。姉妹ファンドに、各証券会社や銀行でも購入できるひふみプラスもあります。詳しくは、以下のページをご覧ください。

ファンドオブザイヤーは、投信ブロガーの方々が投資家目線でファンドを選んでいるので、投資初心者の方にとって参考になる内容です。2021年現在、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が圧倒的な支持を集めているという結果となりました!

この記事の執筆者

やさしい投資信託のはじめ方編集部

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