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積立投資の基礎2 - 積立投資のはじめ方

目標設定をする

積み立て投資をはじめる前に、まずは目標金額(ゴール)の設定をしましょう。「いつまで(期限)」に「いくら(目標金額)」を貯める必要があるのか? ざっくりとで結構なので、運用計画を立ててみてください!じっくりと考える機会があまりないと思いますので、この機会を活かしてみてはいかがでしょうか!?

みなさん、それぞれの事情でリタイヤ後の必要資金は変わってくると思いますが、ここでは一般的な家庭をモデルケースとして、計算しました。目標設定をする際に、1つの資料として参考にしていただければと思います。

今回のモデルケースでは、男性が65歳から「厚生年金(19万円)」を受給して、女性が「国民年金(6.6万円)」を受給することにします。2人合わせて毎月20.5万円収入となります(本来は、夫婦合わせて25.6万円となるのですが、ここから所得税や保険料が引かれるので、実質8割程度の約20.5万円として考えます)。

次に支出ですが、65歳から70歳までの平均生活費は28.5万円、70歳以降は23.8万円となっています(出典:総務省統計局)。これらをもとにして、90歳までに不足する金額を計算すると、

  • 【65〜69歳まで】 (28.5万円−20.5万円)×12か月×5年=480万円
  • 【70〜90歳まで】 (23.8万円−20.5万円)×12か月×20年=792万円

合計すると、1,272万円になりました。

よって、このケースでは「65歳の時点で1,300万円ほどのお金が準備してあれば、90歳まで平均的な生活ができる」という試算となりました。これは私が計算した結果ですが、実はこの数字には大きな不安を持っています。…というのも、ここで出した結果は、「これまでの社会が継続し、同じような生活がこれからも続けられる」ことを前提に考えたからです。

みなさんご存知のように、日本はこれからますます少子高齢化が進みますし、国の借金もどんどん増え続けています。とても変化の激しい時代です。今は実感しにくいですが、これから少しずつ私たちの生活に影響が出てくるものと思います。

具体的には、これまでと同じようなペースで国の財政が悪化するようなことになれば、年金の減額支給年齢の引き上げが検討されることでしょう。実現すればリタイヤ後の収入が確実に減ってしまいます。

他にも、消費税をはじめとした税金の引き上げや、健康保険料の負担率も上がるかもしれません。こうして考えると、「65歳時に1,300万円で足りる」と、私はとても言い切れません。そこで、将来的にどんなことが起きるのかわからないので、最低でも「65歳のときに2,000万円」くらいは、みておきたいと考えています。

ここで私がいいたいことは、将来に対する不安をあおることではなく、将来なんらかの変化があったときは、それに対応していただきたいということです。今すべてを予測することはむずかしいので、ざっくりと目標設定をして、将来に備えていただければと思います。


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