SBI証券のiDeCo、取り扱いファンドが減少!買い替え候補の商品をまとめました
2018年5月にiDeCo(個人型確定拠出型年金)に関する法改正があり、1つの金融機関で用意できるiDeCo対象商品の上限数が35本以下と決められました。
それにともない、SBI証券は全67本あるiDeCo対象商品を、2023年までに35本以下に減らすことを発表しました。その他の金融機関は、iDeCo対象商品が35本以下なので変更はありません。
このページでは、SBI証券の今後の対応の流れと、自分が保有している商品がiDeCoの対象外になってしまった場合の対策についてまとめました。
商品除外までの流れ
SBI証券では、すでに今後iDeCoの対象商品から除外予定の投資信託や定期預金、保険商品が発表しています。
これらの商品は、iDeCoで該当する商品の運用している投資家から3分の2以上の同意が集まると、正式に除外が決定します。ただし、3分の2以上の同意が集まらないものは除外案から外され、かわりに他の商品が除外予定の商品となります。
除外に関するスケジュールは詳細が決まり次第、SBI証券の公式サイトより発表されます。
除外対象商品を持っている場合はどうなる?
除外が決定した商品は、いつまでに購入したかで除外決定後の取り扱いが変わります。
購入日 | 今後の扱い |
---|---|
18年4月30日までに 購入したもの |
引き続き保有・運用できる |
18年5月1日以降 購入したもの |
除外が決定すると現金化される |
なお、除外候補の商品は除外が正式決定するまで引き続き購入できます。ただし、除外決定後は現金化されてしまいますので、今のうちに他の商品への買い替え(スイッチング)を検討しておきましょう。
『除外予定商品』と『スイッチング候補商品』をまとめました!
下の表、左側は除外予定の商品です。その右側には、スイッチング候補になる類似商品をのせていますので参考にしてください。スイッチングはSBI証券のiDeCo加入者サイトから手続きができます。
SBI証券のiDeCoは投資できる商品数が減りますが、今後も残る商品は、除外予定商品より運用コストが低く設定されています。また、積極的に利益を求めるタイプの投資信託アクティブファンドもiDeCo対象商品に残っていますので、SBI証券のiDeCoの魅力は今後も変わらないでしょう。
この記事の執筆者
やさしい投資信託のはじめ方編集部
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