ニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズ

<購入・
換金手数料なし>シリーズ

ニッセイの<購入・換金手数料なし>シリーズの投資信託をご存知ですか?日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)などの投資指標と連動するように作られた、インデックスファンドシリーズの1つです。

インデックスファンドは数多くありますが、どの銘柄よりも信託報酬(運用管理費用)の引き下げに積極的であることなどが評価されています。投信ブロガーが選ぶファンドオブザイヤーでは、同シリーズの外国株式インデックスファンドが2014年から2016年まで3年連続1位を獲得するという快挙を成し遂げました。

インデックスファンドの中でも多くの支持を集める<購入・換金手数料なし>シリーズの魅力を紹介します。

手数料の引き下げに積極的

もともと低い信託報酬が魅力の当シリーズ。ライバルのインデックスファンドと競うように、手数料の引き下げを実施しています。直近では、2023年6月14日より、シリーズ4ファンドが信託報酬を引き下げます。

ニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズ一覧

(2023年5月時点)

<購入・換金手数料なし>シリーズの何が魅力か?

他にも低コストなインデックスファンドシリーズはいくつかありますが、この<購入・換金手数料なし>シリーズにはどのような良さがあるのでしょうか。さらに詳しく見ていきます。

運用にかかる手数料が低い

ネーミングの通りではありますが、購入時にかかる手数料と、換金時にかかる手数料無料です。購入時の手数料があるということは、投資信託を購入した時点から手数料分のマイナスを背負って運用を開始するということです。利益を出すには、少なくとも手数料分を上回る成果が必要なのです。なるべくなら、そうしたハンデはなくしたいですよね。

純資産総額が増加傾向にある

いくら良い投資信託があったとしても、投資家からの資金が集まらなければ運用が困難になり、途中で運用が停止(繰上償還)されてしまうこともあります。市場の波に左右されることもありますが、基本的には純資産総額が増えていく投資信託が、長い運用をする上では望ましいです。この後の表に記載していますが、<購入・換金手数料なし>シリーズは着実に純資産を増やしている投資信託シリーズの1つです。

銘柄のラインアップがシンプル

投資信託は、「株・債券・リート(不動産に投資する商品)」など、さまざまな投資先があります。投資信託によっては、さまざまな投資先の銘柄をあらかじめ作って「◯◯シリーズ」という感じで愛称をつけ、認知度のアップや資産額の増加を図るところもあります。

<主要なインデックスファンドシリーズ一覧(2020年7月時点)>
シリーズ名 銘柄数 シリーズ合計純資産
ニッセイ:<購入・換金手数料なし> 13 2,000億円
大和:iFree(アイフリー) 19 900億円
UFJ:eMAXIS(イーマクシス) 59 6,900億円
三井住友:SMT(スマート)インデックス 37 2,700億円
One:たわらノーロード 34 1,800億円

この表を見ていると、どちらかと言えば「ニッセイのラインアップは少なめ」です。数多くの銘柄をそろえているところは、投資できる地域を細かく分けた銘柄があったり、さまざまな資産を組み合わせて、自分に合ったリスクを取れるよう設計された銘柄もあります。選択肢の多さは、投資家が求めるさまざまなニーズに、きめ細やかに対応していることのあらわれとも言えます。

しかし、<購入・換金手数料なし>シリーズが目指しているのは、手数料に徹底的にこだわったインデックスファンドです。投資信託の中には、複雑な仕組みを使って、利益にこだわる銘柄もありますが、仕組みが複雑になれば、そこにかかるコストは大きくなり、投資信託を買うときの手数料として返ってきます。

投資信託を運用しているときにかかる手数料を抑えたいという、運用会社の姿勢がこの手数料や銘柄数にあらわれていると言ってもいいのかもしれません。「運用にかかる手数料は極力抑えたい」、「自分で資産配分を考えて投資をしたい」。こんな方には、<購入・換金手数料なし>シリーズが選択肢に入ってくるのではないでしょうか?